2026/06/02

同時代的報道 2026年6月2日


狂気に逆らう反戦教師、拘束は誇り 国際通年企画「はたらく世界地図」(2)イスラエル編 見えぬ隣人、対話の心を|47NEWS(よんななニュース)

2026年05月31日 12時00分共同通信


政治的中立「違反」で現場は萎縮 専門家ら「明確なガイドラインを」:朝日新聞

2026年6月1日 20時30分


辺野古沖事故 国会議員・記者の乗船歴要求/国が行政目的逸脱の質問 | しんぶん赤旗|日本共産党

2026年5月31日

外国人のマンション取得、規制は当面見送り…自衛隊基地周辺など「重要な土地」は国籍問わず強化へ : 読売新聞
2026/06/01 15:00

以下、関連記事と併せて全文を記録(改行位置や無駄なスペース文字を一部修正)。

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狂気に逆らう反戦教師、拘束は誇り 国際通年企画「はたらく世界地図」(2)イスラエル編 見えぬ隣人、対話の心を|47NEWS(よんななニュース)

2026年05月31日 12時00分共同通信


 聖地は目の前にある。キリスト教とイスラム教、ユダヤ教の由緒ある祈りの場が集う東エルサレム旧市街は数百メートル先だ。だが、普段は聞こえるキリスト教会の鐘の音も、イスラム教徒へ祈りの時を告げるモスクからのアザーンも耳に入らない。かび臭く、窓がない一室に閉じ込められた。

 イスラエルの高校教諭メイル・バルヒン(64)は2023年11月、西エルサレムの拘置所地下の独房で5日間を過ごした。扇動容疑で警察に逮捕、国家反逆と公共秩序を乱す容疑に変更、拘束されたからだ。

▽非国民
 この約1カ月前の10月7日、イスラム組織ハマスの奇襲を機に始まったイスラエルのパレスチナ自治区ガザへの苛烈な攻撃を見て「国内主要メディアが伝えない戦争の実相を皆が知るべきだ」と決意した。犠牲になった子どもたちの写真と共に「狂気を止めよう」と交流サイト(SNS)に投稿したのが問題視された。
 商都テルアビブ近郊の公立高校で歴史と公民を教えていたが、当局に「イスラエルをおとしめ、テロを助長する言動だ」として解雇され、教員免許も取り上げられ、警察に呼び出された。
 地元メディアは、イスラエル国旗を背景に、モザイク処理されたメイルの顔写真を掲載し「非国民」と報じた。起訴はされず、解雇無効を争った裁判では職場復帰の仮決定が出て、24年1月に学校に戻った。職員室に100人以上の生徒が押しかけ「ハマスの支援者」と叫びドアを激しくたたいた。授業はできず、生徒から唾を吐かれた。多くの保護者も復帰反対のデモをした。
 教育省などが控訴し、再び学校を離れた。「妥協策」として授業をビデオ録画したが、視聴されることはなかった。完全勝訴を得て再復帰したのは新学年が始まった9月。久しぶりに対面した生徒は厳しい視線を向けてきた。出席を拒んだ者もいる。同僚教師の大半は口をきかなくなった。

【写真】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸ヘブロンで、パレスチナ人を警戒するイスラエル軍兵士=2025年11月

▽野蛮
 緊迫した雰囲気の教室で、メイルは切り出した。「今日まで私の身に起きたことを知っているね。君たちをもっと知りたいし、君たちも私を知ってほしい」。初回の授業はこれだけ。生徒は黙り込んで聞いていた。
 イスラエルに住むユダヤ人にとってパレスチナ人は「テロリスト」か「テロ支援者」との見方が多勢だ。教科書の地図にパレスチナはない。「テロ対策」であればガザで多くの女性や子どもが殺害されるのも許される。「民主社会が崩壊している」。メイルの危機感は深まる。
 ある女子生徒が授業で「パレスチナ人に人権はあるのか」と質問した。「当然だ。人種や宗教にかかわらず誰でも同じ生きる権利がある」と応じると議論は沸いた。大半が「人間の顔をした動物だ」「虐殺者」と反発して教室を離れ、残ったのは2人だけだった。
 1948年のイスラエル建国でパレスチナ人が故郷を追われ約70万人が難民化した史実も知らない。メイルは「これが現実だ」とかみしめる。
 授業では対話を重視し、自身の見解を押しつけない。米国の黒人奴隷解放、南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離)を取り上げ「自分ならどうするか」考えてもらう。自由と平等という人類共通の価値を理解してもらえるよう腐心する。

▽洗脳
 イスラエルでは高校卒業後、男女共に徴兵がある。従軍は自身の転機だった。82年、戦車部隊の一員としてレバノンでシリア軍と向き合う最前線に立った。スコープをのぞくと敵の戦車の主砲がこちらを捉えた。眼前を覆う黒い砲口。先に砲撃し難を逃れたが「この恐怖は脳裏を離れない」。イスラエル軍は長く、レバノンに居座ったが「安全」は訪れなかった。
 なぜ戦争は繰り返されるのか。そうした疑問を抱き、地元ヘブライ大で戦争論を専攻し、権力者の都合で戦争が始まり市民が犠牲になる実情を学んだ。パレスチナの友人もでき「敵と信じ込まされた自分を恥じた」。「国家の洗脳」の恐ろしさ、教育の重要性に触れ、教職の道を選んだ。

【写真】ユダヤ人入植者の居住区とパレスチナ人の居住区を区切る扉の前を警戒するイスラエル軍兵士と、前を歩くパレスチナ人の女性=2025年11月、ヨルダン川西岸ヘブロン

 自治区ヨルダン川西岸では占領地が拡大、入植者の暴力が続き隣人の存在はイスラエルで不可視化される。ガザ虐殺を批判し退任に追い込まれた大学教授もいる。パレスチナ関連本を扱う書店は当局の捜索を受け店員が逮捕される。メイルは「こんな状況だからこそ自分の拘束を誇りに思う」。「抑圧」の実情を世界に知らせ、不条理に気付く生徒や元生徒も出てきたからだ。
 国内でユダヤ至上主義が強まるが、自身が信奉するユダヤ主義は違う。「自分にとって嫌なことを他人にするな」。古代の宗教指導者の教えを若者と共有したい。「憎悪を乗り越え、隣人と机を並べて学ぶ場を夢見る」。そっぽを向いていた生徒も耳を傾け始めた。

【写真】イスラエル国会前で、反戦を訴えるメッセージを掲げるメイル=2025年11月、エルサレム

【取材後記】独房の悲痛な叫び
 メイルは拘置所の廊下で悲痛な叫びを何度も聞いた。自身がいた独房は「ハイリスク」の容疑者や被告らがいる区域。アラビア語で詳細は不明だが、声の調子からパレスチナの若者だと分かり「いつ出られるか分からない彼らの絶望を感じた」。
 パレスチナ自治政府は、エルサレムの旧市街などがある東側を将来の首都と位置づけるが、イスラエルの占領下にある。
 イスラエル当局は理由や期限を明示しない「行政拘禁」によって多数のパレスチナ人を捕らえている。拘束中の死者も多い。言論の自由や隣人への抑圧が「テロ対策」として許される社会の危うさを実感した。

(敬称略、文は共同通信編集委員・三井潔、写真は共同通信写真部員・武隈周防=年齢や肩書は2026年1月14日、新聞用に配信した当時のものです)

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政治的中立「違反」で現場は萎縮 専門家ら「明確なガイドラインを」:朝日新聞

2026年6月1日 20時30分


 同志社国際高校(京都府)の沖縄・辺野古での平和学習について、政治的中立性を欠き教育基本法違反だと文部科学省が認定したことを受け、主権者教育などに取り組む「笑下村塾」が1日、文科省で会見を開いた。
 代表のたかまつななさんは、「違反認定だけでなく、どうすべきだったか具体例を提示しないと現場は萎縮する」とし、何を守れば政治的に中立かが明確にわかるガイドライン作りの必要性を訴えた。
 たかまつさんは、主権者教育の実施率は9割だが、現実の政治的事象について扱うのはその中で3割未満にとどまるとした文科省調査を紹介。「政治的中立性は難しく教育現場はすでに萎縮している。今回のことがさらに萎縮を助長するのでは」と懸念を述べた。
 また、萎縮を招かないために、ガイドライン策定のほか、主権者教育の教材を超党派で作る仕組みや、中立性違反を疑う批判などから平和学習に取り組む教員を守る手立てを講じるよう提案した。

高校教諭「政治的中立に配慮した授業は多くの労力」

 会見には、たかまつさんのほか、主権者教育に取り組む高校教諭や学生らも参加した。
 私立中・高の社会科教諭、大畑方人さんは、教育基本法違反という強いメッセージにより、学校現場に「政治的なテーマは扱わない方が安全」という空気が広がることを心配する。
 実際に教員数人と話す中で、「沖縄の平和学習で基地問題に触れない方がいいのか」「外部講師との連携が難しくなるのでは」といった戸惑いの声を聞いたという。
 文科省の見解を受け「学校現場は一定程度襟を正す必要がある」としつつ、「正直、政治的中立性に配慮した授業作りは多くの時間と労力がかかる。苦労して扱うくらいなら、最初から扱わない、トラブルは避けた方が安全と考える教員や管理職が増えることも十分考えられる」。ガイドラインのほか、学校現場の負担を減らすためにも多様な教材を提供する教育機関が必要だと話した。
 学生団体で政治教育の出張授業などをする大学生の谷昊埜さんは、「文科省の違反という判断に異論はない。でも大事なのは根本の政治教育や平和教育の部分は否定していないということ。そこを萎縮してはいけないと強く思う」と述べた。

コメントプラス
たかまつなな 笑下村塾代表
提案

辺野古ボート転覆事故で亡くなられた方に心よりご冥福をお祈りいたします。
ありえない安全管理であり、未然に防げなかったのか、絶対に同じ事故を繰り返してはならない、そのためには調査および再発防止に全力をあげることが必要です。
今回の文科省による認定については、主権者教育のさらなる萎縮につながると思い会見を主催しました。
自分の発言の要旨です

【目的】
⚫文科省の政治的中立性への違反認定を受け、主権者教育を行う専門家が集まり、萎縮に繋がらないように提言する。
⚫主権者教育の研究者、主権者教育に熱心な学校の先生、海外で視察した若者、実際に主権者教育を行う大学生、主権者教育を10年やってきた私で話す。
⚫18歳選挙権導入から10年、改めて政治的中立性や主権者教育を考える。

【今回の認定をどう思うか・現場の声】
⚫文科省が調査や見解を公開したことは意義がある。安全管理には問題があることが明白である。
⚫たしかに同志社国際高校の辺野古基地移設のバランスは欠けているが、このままでは、現場の萎縮につながると思います。
⚫既に現場は、政治的中立性で萎縮している。主権者教育の実施率は9割を超えるが、「現実の政治的事象について考察を深める話合いや意見交換、議論」をしている学校 は29.3%に留まる。

完璧な政治的中立性というものはないし、難しすぎるから、実施率が低い。

⚫日本は消極的中立性(やらないことで中立を保つ)・欧州は積極的中立性(多様な視点を提供し能動的な市民を育成する)。

基地問題、安全保障、防衛、外交を議論しないまま大人になっていいのか。

⚫すでに、アクター(実践者)は資金難などで減少している。リスクばかりが目立ち、実践的な専門家が育ちにくい環境にある。

⚫文科大臣が「萎縮効果は全くない」との発言。ぜひ萎縮しないために具体策を講じて欲しい。

⚫「様々な見解が十分提示されていなかった」という文科省の指摘はその通りではあるが、どうすればよかったのかの例を提示、こうしたら良かったと示して欲しい。そうではないと、萎縮につながると思う。
2026年6月1日 21:18

提案

【提言】
ー主権者教育をしやすくするー
忙しい先生を守りながら、やりやすい環境を整備してください。
「やる」よりも、「やらない」方がリスクにならないという結論にこのままではなる。
それは、こどもたちにとっても不幸であります。

⚫政治的中立性のより明確なガイドラインを作る。(その際、公選法との整合性などをとり、必要なら法改正。)
⚫政治対立にならないように、超党派で中立性や教材の合意形成する仕組みを作る。(政治家を呼ぶルールや窓口創設)
⚫現場の先生を守る仕組みを作る。熱心にやる先生ほどリスクにさらされる。

萎縮するか決めるのは政府でも政治家でもない。先生の視点にたってください。
そして、文科省にはブレーキだけではなく、アクセルも踏んで欲しい。

<その他・中立性>
⚫主権者教育の副教材の見直し。
⚫10年の検証。現場の先生の有識者会議を設置。
⚫政府が主権者教育を促進する専門組織を作る。(選挙管理委員会以外の担当を考える。)

<その他 主権者教育で必要なこと>
⚫学校内民主主義の法律を作る。(こどもたちが自分たちでルールを決める。ドイツ・フランスは法律がある。)
⚫若者の声を政治に反映するのを仕組み化する。(リバースメンター、ユースカウンシル、若者評議会 法律で定める国も。)
⚫主権者教育のアクターを育てる、増やす。若者団体への資金分配をする。(スウェーデンは30-40億円毎年分配。)

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当日の様子を動画でも公開しています
https://youtu.be/6UbV7XtS21w
2026年6月1日 21:19

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何が政治的中立? 辺野古沖転覆事故、文科省の認定に戸惑う教員たち [辺野古沖転覆事故]:朝日新聞

2026年6月1日 20時30分 本間ほのみ 小林直子 編集委員・宮坂麻子 植松佳香


 米軍普天間飛行場(沖縄県)の名護市辺野古への移設工事について、同志社国際高校(京都府)の学習内容が政治的中立性を定めた教育基本法に違反すると文部科学省が認定した。「政治的に中立な教育」とは――。1947年の法施行後、初めてとなる判断を、平和教育をはじめ校外学習に携わる教員らはどう受け止めたのか。
 東京都の私立高は毎年秋、修学旅行で沖縄県を訪ねてきた。沖縄戦の資料を展示する平和祈念資料館やひめゆりの塔、米軍基地を巡るなどし、現地の人々と話す。
 「政治的中立性」には注意を払ってきた。教頭は「地元の人や県外から来た人などさまざまな立場の話を聴き、多面的に平和について生徒たちが考えられるような旅程を意識している。色んな保護者の意見もある。(対立する立場の)一方に偏るプログラムにはならないようにしてきた」。

考え直すきっかけに

 一方、同志社国際高をめぐる一連の経緯を受け、安全性の確保や政治的中立性への懸念から、修学旅行や平和学習そのものをやめる動きが全国の学校に起きないか心配だ。「子どもたちがより考えを深められる平和学習のあり方を考え直すきっかけになることはいいが、取りやめる方向にはならないでほしい。個人では足を運ばないかもしれない場所に、学校として行く修学旅行の意義は大きいはずだ」
 5月28日には東京私立中学高校協会の定期総会があり、近藤彰郎会長が、約430校の校長らを前にあいさつで辺野古の事故にも触れた。
 私立学校には、建学の精神があり教育の自立性が担保されている。近藤会長は「文科省は、平和教育を否定するものではないとはっきり言っている。今回は極めてまれな例」と萎縮しないよう促した。中立性については取材に対し、「生徒に考えさせ教育を深めようと思えば、おのずと多様な意見を提示することになる。我々は通知一本で改革を迫られる。国に意見を言うためにも、各学校が真摯(しんし)に教育に向き合っていかなければならない」と話した。

議論は尽くされたのか

 神奈川県内の公立高で教える60代の社会科の男性教員は、修学旅行での平和学習のほか、生徒や卒業生と一緒に、安全に配慮しながら戦争や災害の遺構を巡り、体験者の声を記録するフィールドワークを30年以上続けてきた。
 賛否が対立する問題を取り上げる場合、あえて一方の意見だけを紹介する時もある。反発する生徒は出てくる。だからこそ、全体で様々な意見を表明しやすくなり、議論が深まるのだという。「反対派がいるということは、賛成派もいるということ。生徒が深く考えるきっかけを与えるのが教員の仕事だ」
 文科省の判断について、「そもそも何が『政治的中立』なのか。事故発生から2カ月程度の短期間の調査で、違反を認定できるほどの議論が尽くされたとは思えない」と指摘する。
 「このままでは前向きに取り組んでいる若い教員が萎縮したり、戸惑ったりして、『平和学習はちょっとやめておこう』となってしまう可能性がある」と話す。そうなれば、学習の機会を生徒から奪うことにもなる。「文科省は、教育基本法の解釈も含めて丁寧に説明するべきだ」

文科省は「総合的に考えた結果」

 初めて「政治的中立性」を理由とした違反を認定した文科省。同志社国際高への調査で「把握した事実を総合的に考えた」結果だった、という。
 文科省は、学校の研修旅行での辺野古に関する学習について、①事前や事後学習も含めて様々な見解を十分に示していなかった、②抗議船の認識がありながら生徒を乗せ見学させていたことなどを問題視した。
 5月22日に公表した調査報告書では、①について沖縄県の見解は学習させていたが、様々な見解を十分に提示していたことが確認できないと指摘。学校側も、辺野古への移設工事を扱う学習でバランスが取れていたかは「至らない点があった」とした。文科省は「特定の見方・考え方に偏った取り扱い」と判断した。
 ②について学校側は、抗議船の認識を持っていた教員は「ごく一部」と説明。だが文科省は、牧師でもある船長が、研修旅行の開会礼拝で抗議活動に関する説明を複数年でしていることなどから、「教員の相当数が抗議船という認識を持っていたと考えざるを得ない」と結論づけた。
 他にも、過去の研修旅行のしおりに「ヘリ基地反対協議会」の座り込みをお願いする文書を掲載▽政治的中立性の確保について記した2015年の通知を今回一度も参照していない――などを問題視した。
 15年の通知には、政治的教養の教育として、「現実の具体的な政治的事象も取り扱い、実践的な指導を行うことが重要」と明記されている。そのうえで、現実の利害などの対立のある事柄を取り上げる時は様々な見解を提示することが重要▽指導が全体として特定の政治上の主義などを支持・反対することがないよう留意――などが書かれている。
 文科省幹部によると、社会的なインパクトも考え、違反と言い切るか省内でも直前まで慎重な議論があったという。ただ、「事実関係が明らかになるにつれ、悪質だという認識が強まった」としている。

■文科省が同志社国際高校を教育基本法違反と判断した主な根拠
・事前や事後学習で様々な見解を十分に提示していたことが確認できない
・多くの教員が抗議船という認識を持ちながら教育活動として船からの見学を実施
・牧師でもある船長が研修の開会礼拝で抗議活動に関する説明を複数年実施
・過去の研修旅行のしおりに「ヘリ基地反対協議会」の座り込みをお願いする文書の掲載


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文科省の「違法」指摘、「主権者教育への無関心広がる」専門家の危惧 [辺野古沖転覆事故]:朝日新聞

2026年6月1日 20時30 聞き手・高浜行人


 米軍普天間飛行場(沖縄県)の名護市辺野古への移設工事をめぐる同志社国際高校(京都府)の学習内容について、文部科学省が政治的中立性を定めた教育基本法に違反すると判断した。教員に萎縮が広がるとの指摘があるが、どんな影響が考えられるのか。主権者教育の実態に詳しい広島大学の川口広美准教授(シティズンシップ教育)に聞いた。

 ――学校現場では、教育の政治的中立性はどのように受け止められていますか。

 多くの教員が、守らなければいけないものとして意識しています。今回、文科省が違反認定の根拠にした教育基本法14条2項を詳細に知っている教員は多くはありませんが、空気感として浸透しています。

現実社会の課題の議論「一度もない」6割

 ――中立性を守らなければならない空気は何をもたらしていますか。

 学校では、沖縄の基地問題を含む安全保障や原発問題といった、意見が分かれる現実社会の課題について、深く扱う機会が少ない実態があります。
 私の研究の一環で行った2021年度の調査では、意見が分かれる現実社会の課題について、直前の学期で議論を行ったかを問う設問に「一度もない」と答えた高校教員が6割超に上りました。「1~2回」と少なかった例も含めると9割を超えました。
 受験準備に時間を割かなければならないなど、ほかの要因もありますが、中立性への意識が、こうした学習の回避につながっている側面があります。

 ――現実社会の問題を学ぶ機会が少ないということでしょうか。

 新聞記事を紹介するなどして「こういう問題がありますよ」と、伝えている教員は少なくありません。ただ、知識として知るだけでは、平和で民主的な国家を形成する主権者を育てる教育としては不十分です。
 時間をとって議論することで、生徒自身が多様な見方を知りながら自分の考えを発信し、それによって自身の意見を形成できます。学校教育の役割の根幹に関わる重要な学びです。

線引きあいまい 無関心招く恐れ

 ――文科省の違法認定が、どのように影響すると考えますか。

 人命が失われたことは重大で、安全管理の不備を指摘するのはもっともです。ただ、教育基本法の施行から79年間、中立性を逸脱するような行為は他にもあったはずなのに、今回だけ認定に至ったことには首をかしげます。
 教員にとっては、どこまでやれば違法と認定されるのか、線引きがあいまいなように感じられるでしょう。「どうなればアウトなのかよくわからないから、議論などしない方が安全だ」。そんな意識が働く可能性があります。
 新聞記事を紹介することも含め、現実社会の問題を扱うこと自体の機会が減る危惧もあります。結果的に、教員も生徒も無関心になるとすれば問題です。
 学校で扱わないと、意見が分かれる現実社会の問題は大っぴらに語ってはならないとタブー視する生徒の認識が強まり、学校以外でも遠ざかることになるかもしれません。SNS上では議論ができるかもしれませんが、自分と同様の意見が表示されやすい傾向もあり、学校教育の代わりにはならないでしょう。

 ――文科省は教育基本法違反を指摘した報告書で、違反とした根拠を具体的に説明したとの立場です。

 政治的に中立であるかどうかを判断するのは、そもそも非常に難しいことです。
 目の前にいる生徒の持つ意見が一方に偏っていれば、あえて逆の意見に言及することもあるでしょう。一方の意見が当然とされているようなテーマであれば、あえて反対意見を扱うという判断があるかもしれません。
 原発再稼働問題のように、社会的な風潮が変化するテーマでは、時とともにどこが中立かも変わります。

政治的中立、本当に正しく判断できたのか

 政治的中立性は、専門職である教員が、そうした様々な要素を勘案しながら、学校活動の全体を通じて実現を図るものです。少なくとも、一つの活動の教材やしおりに何が書かれていたかや、生徒へ向けた発言内容のみで判断できるものではないと思います。
 今回、文科省は学校にも聞き取りを行っているようですが、それでも本当に正しく判断できたと言えるのか疑問が残ります。教員にとっては、何が違反と言えるのかは腑(ふ)に落ちないのではないでしょうか。

 ――今後、現実社会の問題について議論することの活性化に何が必要ですか。

 文科省がなぜ教育基本法違反を認定したのか、過去に政治的中立性が議論になりながら認定がされなかった事例と比較しつつ、より具体的に説明することが重要です。
 その上で、学校における議論の重要性を説明し、積極的に後押しを進めてもらいたいです。論争的な課題を扱う際のガイドラインの整備や教員同士が実践を共有できるネットワークづくりなどの支援が重要です。
 現場では、今回のことを機に、政治的中立性へのより深い理解が広がることを期待します。何となく中立性に配慮するということではなく、こういう法律があって、ここに気をつけていれば大丈夫、となれば、論争的なテーマにも挑戦しやすくなると考えます。


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辺野古沖事故 国会議員・記者の乗船歴要求/国が行政目的逸脱の質問 | しんぶん赤旗|日本共産党

2026年5月31日


 沖縄県名護市辺野古沖で2人が死亡した船2隻の転覆事故を巡り、海上運送法を管轄する沖縄総合事務局が、船を運航していた「ヘリ基地反対協議会」に対し、過去の報道関係者の取材履歴や特定の国会議員の乗船履歴を質問していたことが分かりました。同協議会の代理人を務める弁護士が29日に発表したコメントで事実を指摘し、「事故の原因究明という本来の行政目的を逸脱し、政治的な意図があると言わざるを得ない」と批判しています。

 コメントによると、同協議会は運航実態に関する1回目の質問書(8日付)に書面で回答。25日付の再質問書で国会議員の乗船履歴などを問われたとしています。

 関係者によると、再質問書では「しんぶん赤旗」が過去に乗船したことを報じた日本共産党の国会議員(元職含む)らの名前を挙げた上で、他の議員ら乗船者名や日時を質問。過去に実施した報道関係者の取材・撮影のための乗船募集についても乗船日時などを問いただしているといいます。

 コメントの中で、代理人弁護士は「新基地建設反対運動の内部情報や関係者の情報を取得しようとする政治的な意図や、意図的な連帯責任の押しつけがあると言わざるを得ない」と強調。事故と直接関係のない広範な情報の提供に応じることは困難であるとして、総合事務局に説明を求めると述べています。

国政調査権侵害 許されない行為
小池書記局長がコメント

 日本共産党の小池晃書記局長は、内閣府沖縄総合事務局が国会議員の乗船履歴や報道関係者の取材履歴を再質問していたことについて、「海上運送法上の調査とはまったく関係のない、権限を逸脱した調査であり、許されない行為だ」と批判。また、「憲法にもとづく国政調査権への重大な侵害であり、報道の自由への挑戦だ。痛ましい事故を政治的に利用することは許されず、撤回を求めていきたい」とコメントしました。


# 外国人のマンション取得、規制は当面見送り…自衛隊基地周辺など「重要な土地」は国籍問わず強化へ : 読売新聞
2026/06/01 15:00


 政府は秋の臨時国会に重要土地等調査・規制法の改正案を提出し、自衛隊基地周辺など安全保障上重要な土地の取得について、国籍を問わず規制を強化する方向で調整に入った。価格高騰を受けた外国人によるマンションの取得規制は当面見送る。外国人に絞った購入制限は現時点で困難だと判断した。

 複数の政府・与党関係者が明らかにした。

 重要土地等調査・規制法は現在、安保上、重要な施設周辺(おおむね1キロ・メートル以内)について、自衛隊の司令部機能など特に重要な施設周辺の土地取得に事前の届け出を義務付けており、その他は政府が不当な使用がないか調査を行うことができると定めている。

 政府は今回の法改正で、届け出制から踏み込んだ「許可制」の導入や、調査を行える範囲を拡大するなどの対応を検討する。外国人の取引だけを規制しても、依頼を受けた日本人が代理人となるなど「抜け穴」が生まれ、実効性が保てないとして、規制対象の国籍は問わない方針だ。

 自民党外国人政策本部の土地法制を巡る報告案でも、安保上の重要土地の規制強化を求めており、政府は与党と連携して具体化を急ぐ構えだ。

【図】外国人を巡る土地法制に関する当面の政府方針

 政府は3月に外国人の土地などの取得規制を検討する有識者会議を設置し、安保上の重要な土地やマンション売買に関する規制のあり方などを検討してきた。

 日本は世界貿易機関(WTO)加盟国が結ぶサービス貿易に関する一般協定(GATS)で、加盟時に外国人の土地取得を規制する留保条項を盛り込んでいない。マンション売買を巡り、政府内では経済活動や財産権の制約につながる一般不動産の取得規制に慎重論が強く、「内外無差別」の観点からも国籍を限定した規制は難しいとの判断に傾いた。

 与党内には「外国人による投機目的の購入が都市部のマンション価格高騰を生んでいる」との声もあったが、国土交通省の調査では、昨年1~6月に売買された東京都内の新築マンション取得者のうち外国居住者は3・0%にとどまった。

 与党にはマンション価格の抑制策を求める声が根強いことから、政府は外国人取得の実態解明を進めつつ、有効な対策を検討する。

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描くことで、悪夢を抜け出した 国際通年企画「はたらく世界地図」(1)フランス編  風刺漫画家たちの10年|47NEWS(よんななニュース)

2026年05月31日 12時00分共同通信


 編集会議はいつものように談論風発だった。風刺漫画家のコリンヌ・レイ(通称ココ)は、携帯の時計を見た。保育園に娘を迎えに行く時刻だ。ココは身支度を整え、そっと編集部を出る。「さよなら」は告げなかった。
 2015年1月7日、パリ中心部の風刺週刊紙シャルリエブド本社。ココが編集部から階段を下りると、男2人と出くわした。覆面姿、手に自動小銃。「編集長はどこだ。シャルリへ案内しろ」。ココは凍り付いた。
 拒むことは不可能だった。銃口を向けられ「編集長か、おまえかだ」。編集部へ戻り、震える指で入り口の暗証番号を押す。ドアが開き、男たちが飛び込んだ。銃声、また銃声。何が起きたかはすぐに分かった。そこから先の記憶は、ない。

▽理想の職場

 イスラム教預言者ムハンマドの風刺画を載せた週刊紙が、国際テロ組織「アルカイダ」を名乗る兄弟に襲われ、編集長や漫画家ら12人が射殺されたシャルリエブド事件は、世界を震撼(しんかん)させた。
 事件後、パリの広場には犠牲者への連帯と表現の自由を訴える「私はシャルリ」のプラカードがあふれた。一方で預言者を冒涜(ぼうとく)した週刊紙が「復讐(ふくしゅう)」に遭うのは自業自得と冷笑する声もあった。
 国内外に論議が広がったが、シャルリエブドで働く者にとって、事件はつい先ほどまで一緒にいた仲間が、一瞬にして無残に殺された悪夢以外の何ものでもない。
 「事件は人生を根底から変えてしまった」。2025年9月、43歳になったココは、そう振り返った。
 漫画を描くのは、小学生の頃から得意だった。先生の似顔絵を描くと、友人たちが噴き出した。シャルリエブドとの出会いは、美術学校の恩師の一言だ。描いた漫画を見て「インターン先をシャルリにしては」。1カ月の研修後、新人漫画家として採用された。
 「先輩たちはインテリで鋭かった。でもふざけるのも好き。活気があって、理想の職場だった」
 ココは、シャルリが自分を一人前に育ててくれたと感じている。だからこそ「自分が犯人を編集部に入れた」という自責の念に押しつぶされた。「他に方法はなかったか」と自問し、心理療法士に何度も通った。

 ▽最良の治療法

 現在、シャルリエブドの発行責任者を務めるローラン・スリソー=通称リス=(59)は事件の日、編集部の床で息を潜めていた。犯人に右肩を撃ち抜かれたが、一命を取り留めた。「今でも時々、恐怖がよみがえるよ」と表情を曇らせる。

【写真】2015年1月7日、男2人に襲撃され12人が死亡したパリ中心部にある風刺週刊紙シャルリエブド本社の現場。社屋の外は捜査関係者でごった返した。

 けがが癒える間もなく、ベテラン漫画家だったリスは難題に突き当たった。事件の1週間後に発行された特別号は、国外を含めて約800万部を売り上げた。だが、多くの同僚が殺された中で、これからも発行を続けられるのか。
 「生き残った者はぼうぜんとしていた。目標を見失っていた」。約1カ月後、リスは全員を集めて問いかける。「週1回発行は可能か」。9割が「やろう」と答えた。
 「フランスで、風刺週刊紙がテロで廃刊に追い込まれるなんてあり得ない。テロリストを勝たせるわけにはいかない」
 だが、編集部の再出発は難航を極めた。新たに漫画家を雇おうとしても尻込みされる。家族に「シャルリを辞めて」と懇願され退社する者もいた。事件後、スタッフの8割が入れ替わった。現在はウェブ版5万部、店頭売り1万8千部まで復調したが、リスは「この10年は、20年にも感じた」と労苦を語る。

【写真】パリのシャルリエブドの旧社屋近くには、テロで亡くなった風刺漫画家らを哀悼する壁画が描かれている。壁画の前に、赤いバラとろうそくが供えられていた=2025年11月、パリ

 リスは、テロを経験した同僚がトラウマを乗り越えられたのは、毎週の締め切りに合わせ描き続けたからだと思っている。「感じたことを表現する。これが最良の治療法だった。シャルリのせいで殺されたが、シャルリのおかげで生き延びることができた」

▽「突っ走れ!」

 ココもまた、描くことで悪夢を抜け出した。20年、事件の裁判に証人として出廷を求められ、あの日のことを漫画本にしようと思い立った。
 「これまで胸の奥に封印した嘆きを、法廷で話せるようになりたい。でも予想以上につらい作業だった」。描きながら泣いた。そのうち悲劇から少し距離を置けたと感じた。本は「また描く」という題で出版された。
 「風刺とは、疑いを喚起することだ」とリスは語った。どんな宗教も信仰対象への疑いは許さない。硬直した教義に疑いを差し挟み、笑いに変える。笑いは時空を超え、普遍的だと言う。「食欲に似ている。テロを経験した後も食べずにいられないように、笑いを捨てることも無理なんだ」
 2人に目の前で漫画を描いてもらった。10分ほど黙考した後、一気にペンを走らせる。ココは海に浮かぶ「シャルリ」号に大波が迫るシーンを描いた。ココとおぼしき女性が「船長、時事問題の波が来ます」と叫ぶ。船長役のリスが答える。「ひるむな。突っ走れ!」

【写真】ココとリスが筆者の目の前で描いた漫画。左側はココの作品。右側のリスの作品では、おばあさんが『100年間発行が続くシャルリエブドのために』と声を張り上げている=2025年9月

【取材後記】ボディーガード

 シャルリエブド発行責任者のリスは、2人の屈強な男に付き添われてインタビューの場に現れた。テロの標的になり得る要警護対象者として、常にボディーガードを帯同するのだという。
 「最後に地下鉄に乗ったのは、2015年1月7日。あの事件が発生した日だよ」と、苦笑いを浮かべる。移動はいつも、ボディーガードが運転する車だ。「混雑する場所では、安全を保てないと言われるんだ」
 パリ市内と目される編集部の住所も「厳秘」扱い。インタビューは、指定されたインテリアデザインの店で行われた。笑いを生み出す仕事の裏にある、緊張した日常が垣間見える。

(敬称略、筆者は共同通信編集委員・軍司泰史、写真は共同通信契約カメラマン・沢田博之=年齢や肩書は2026年1月7日、新聞用に配信した当時のものです)


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2026/05/26

嫌なニュース

王政・貴族政が新たに電脳による強力な監視と統制力を備えて復活しつつあるような。
著しい力の不均衡と統治不能領域の消滅によって、もはや革命は不可能ではないか。

個人情報法改正案、衆院を通過 企業が同意なき病犯歴収集可能に | NEWSjp
2026/05/26


 個人情報保護法の改正案が26日、衆院本会議で可決され、衆院を通過した。病気や犯罪歴などを企業が本人の同意なしに収集できるようにしつつ、違反業者への課徴金制度を新設する。規制緩和で国産人工知能(AI)の開発を後押しするとともに、適正な利活用に向けて抑止力を高める狙いがある。

 改正案では、統計作成やAI開発といった個人が特定されない用途に限定して規制を緩和。交流サイト(SNS)などで公開されている情報の収集や、企業が保有する情報の他社への提供で、本人の同意は不要とする。

 対象となる情報には、病気や犯罪歴に加え、人種や信条なども含まれる。これらは「要配慮個人情報」として、現状では取得に本人の同意が原則必要と定められている。AI開発ではインターネット上の情報を大規模に収集するため、個々の同意取得が困難だった。

 課徴金制度は、千人分を超える大規模な個人情報を不正に取得、利用した業者などを対象とし、得た利益の相当額の納付を命じる。

 野党議員からは機微情報の漏えいへの懸念が相次いでいた。

共同通信社


国家情報会議設置法案の狙い|しんぶん赤旗|日本共産党
2026.04.11


国家情報会議設置法案の狙い/専修大学名誉教授(行政法)白藤博行さん

戦争遂行へ国家が国民をスパイ/世論広げ人権侵害の悪法阻止へ

首相を議長とする国家情報会議を新設し、内閣情報調査室(内調)を国家情報局に格上げする法案は2日の衆院本会議で審議入りし、衆院内閣委員会では8日に法案の趣旨説明、10日に質疑が始まりました。その狙いや国家による国民監視が強まる危険ついて、専修大学名誉教授の白藤博行さん(行政法)に聞きました。
(伊藤紀夫)

 ―高市早苗政権は、国民の安全や国益を守るためにインテリジェンス(情報の収集・分析)の司令塔機能の強化が不可欠だと言いますが、本当の狙いは何でしょうか。
2015年に成立した安保法制、22年の安保3文書にもとづく「戦争する国づくり」の上に、「戦争する人づくり」を狙っていると思います。米国と一緒に戦う国づくりのベースになる土壌づくりをしているのではないでしょうか。
戦争の遂行は国民の反対が大きければできません。戦争を容認する雰囲気づくりを進め、戦争に反対するものに冷や水を浴びせ、つるし上げてでも抑え込む必要があります。そのために国家が行う諜報(ちょうほう)活動(スパイ活動)で、すべての国民を監視する体制の強化が法案の狙いです。この意味では「国家諜報機関設置法」と言ってもいい代物です。
 ―その点で、高市首相は「本法案は行政機関相互の関係を律するものであり、国民の権利義務に直接関わるような権限の強化等を行うものでない」と答弁しています。どう見ますか。
高市首相は、この法案は行政組織法であり、国民の権利義務の侵害を根拠づける行政作用法ではないから、何も心配することはないとでも言いたいのでしょうが、そこが曲者(くせもの)です。
行政法には組織法と作用法の区別があります。行政組織法は、例えば内閣府設置法や警察法などの法律で、国家や地方公共団体の組織、任務、所掌(しょしょう)事務を定めるものです。
国民の権利義務を変動する活動をする場合には、その組織がどんな時にどのように活動するかは、要件と効果を定めた行政作用法が不可欠です。例えば、警察官職務執行法は作用法で、警察官がどのような権限行使をすることができるかの根拠法規という位置づけです。犯罪捜査については刑事訴訟法が別にあります。
今回の法案は組織法なので、国家情報局に国民に対するあれこれの具体的な権限を与えるものにはなっていません。それだけに、国家情報局は犯罪が起きる前に予防的にかつ秘密裏に広範に情報を集める任務・所掌事務が与えられているにもかかわらず、どんな時にどんな諜報活動をどのように行うのか、プライバシー等の個人情報をどこまで収集できるのか、全く書かれていないことが問題です。
この点、警察の情報収集活動の法的根拠と限界の議論が参考になります。警察法は組織法なのですが、第2条第1項で警察の責務を定めていることから、「公共の安全と秩序の維持」のためであれば、作用法の根拠なしに非権力的な手段で行われる情報収集活動はできるというのが判例・通説になっています。これに倣えば、国家情報局も法案を根拠に、作用法的根拠がなくても、国民監視の諜報活動はできることになります。とても危険なものです。

 ―内調は、自ら行う諜報活動などに加え、警察、外務省、防衛省、公安調査庁などの情報機関の「連絡調整」が役割でした。これが国家情報局では「総合調整」に変えられます。同局の「格上げ」にかかるこのような問題をどう見ますか。
これまでの連絡調整に代えて、政府全体を俯瞰(ふかん)し戦略的な総合調整を実施する意味を考えてみましょう。

01年施行の中央省庁再編は、究極的には内閣総理大臣の権限・機能強化が目的ですが、専ら内閣官房を司令塔にするために権限・機能を集中するとともに、内閣官房と各省庁との間に内閣府を置きました。このため内閣官房と内閣府が「知恵の場」、各省庁は「実施の場」という言われ方もされました。その際、司令塔としての内閣官房・内閣府の役割として盛んに使われ始めたのが「総合調整権」でした。各省バラバラの縦割り行政を統合するため、内閣官房・内閣府に総合調整権を与えたのです。

さらに法案第7条は、内閣官房長官や関係行政機関の長は会議に資する資料・情報を提出するとともに、議長(首相)の求めに応じて、資料・情報の提供および説明、必要な協力を行わなければならないとしています。要するに、議長に重要情報活動や外国情報活動に対処するための情報アクセス権等を保障しているわけです。

だから、国家情報会議・国家情報局が情報活動の司令塔になるために総合調整権やアクセス権を持つことは、「情報は国家なり」と豪語する北村滋元国家安全保障局長の言う通り、国家のあり方を左右するとてつもなく重大な改定です。

 ―自民党と日本維新の会の連立政権合意書は「スパイ防止関連法制」やCIA(米中央情報局)をモデルにした「独立した対外情報庁の創設」も掲げています。今回の法案とセットになっている点はどうですか。

いわゆる防諜(ぼうちょう)法規としての「スパイ防止法」は、直接スパイ活動をする人をターゲットにして捜査し、制裁するための法律です。諜報機関としての国家情報局の仕事をセーブするものではありません。日本における国家によるスパイ活動は合法だけれども、外国によるスパイ活動は違法という、もともと道理のない特殊な世界の話なのです。

ドイツのカール・シュミットが唱えた「敵・味方論」にでも立っているのでしょうか。世の中には敵と味方しかなく、敵には厳しく、味方は守るということになるわけです。安保3文書は、米国などの同盟国は味方で、中国、北朝鮮、ロシアは敵だとする「敵・味方論」に基づいた安全保障政策になっています。本法案や「スパイ防止法」も、こうした考え方に立ち、国民を戦争に動員するものになるのではないでしょうか。

 ―憲法が保障する国民のプライバシー権や表現の自由・報道の自由などの人権を侵害し、戦争に導く法案の成立を阻止するために何が必要でしょうか。

私は、日本には日本国憲法体系と日米安全保障条約法体系という対立する二つの法体系が存在すると頭にたたき込まれた世代ですが、今まさにそれが鋭く問われています。
高市首相は口先では「法の支配」を掲げながら、国際法違反のイラン攻撃を拡大するトランプ米大統領に物申せない対米従属の姿勢が際立っています。そんな首相が、国家スパイ機関を設置したら、何をするかわからないじゃないですか。「プライバシー等を無用に侵害するようなことはありません」と言っても信用できるはずがありません。
この法案は、国家諜報機関が私たちの大切な個人情報や大事な生活の核心部分をスパイしても、それを国会や第三者機関がチェックする仕組みさえない乱暴なものです。「こんなことが許されますか」と国民に問い、反対の世論を広げて人権侵害の悪法を阻止しなければならないと思います。

 しらふじ・ひろゆき 1952年三重県生まれ。専修大学名誉教授(公法学)。弁護士。専修大学法学部長などを歴任。『国家安全保障と地方自治―「安保三文書」の具体化ですすむ大軍拡政策』(共著)など。


「首相案件」、懸念置き去り 国旗損壊、自民提出急ぐ:時事ドットコム
2026年05月24日19時01分配信


 日本国旗を傷つける行為を罰する「国旗損壊罪」制定へ、自民党が法案骨子をまとめた。高市早苗首相の「肝煎り」でもあり、執行部は6月前半の国会提出を目指して条文化を急ぐ。ただ、憲法が保障する思想・良心の自由や表現の自由が侵害される懸念は拭えず、野党は法案審議で徹底追及する構えだ。

国旗損壊罪、法案骨子を大筋了承 アニメ・漫画「対象外」強調―自民

 「国旗を大切に思う方々が不快に思うことがないよう守っていきたい」。党プロジェクトチーム(PT)の松野博一座長は22日、骨子が大筋で了承されると記者団にこう強調した。

 骨子は、公の場での損壊や自身が損壊した様子の配信を処罰する内容。意図や目的は考慮せず、「著しく不快または嫌悪の情を催させる方法」かどうかを外形的に判断する。違反した場合は、2年以下の拘禁刑か20万円以下の罰金が科される。

 15日の会合では「過剰規制だ」などと慎重論が続出。22日の説明資料には「アニメ・漫画・ゲーム、生成AI(人工知能)等による創作物」と、「実物を用いた実写映画等の芸術的表現で、社会通念上相当と認められるもの」は対象外との記述が加えられた。文化・芸術への目配りをアピールして議論を収束させた形だが、政治的表現への配慮はなお不明確だ。

 国会審議ではそもそも法律が必要なのかどうかも論点となりそうだ。骨子は立法目的を「国旗を大切に思う国民感情の保護」と位置付けた。損壊事案が多発しているとは言えない中で法整備を目指す理由については、「将来に向かって抑止する」としている。

 中道改革連合の小川淳也代表は22日の記者会見で、「表現活動や自由、人権を過剰に制約することには慎重な立場だ」とけん制。共産党の山添拓政策委員長は「国旗を大切に思わない国民がいても問題はない」とした上で、「処罰の判断が恣意(しい)的になる恐れが強い。処罰の根拠、対象行為も曖昧だ」と批判した。

 損壊罪創設は首相の宿願で、日本維新の会との連立政権合意にも明記された。22日のPTは首相に近い議員が出席を呼び掛けたこともあり、意見表明した17人のうち16人が賛意を示した。だが会合後、出席者からは「本来は良識の範囲の話」「権利と制約のバランスはこれでいいのか」といった疑問が漏れた。

あと、唖然としたニュース。


トランプ氏がIRSと和解、自らと家族などに対する税務調査を禁止する条項を追加 - BBCニュース
2026年5月21日


アメリカの司法省は、ドナルド・トランプ大統領が自身の納税申告書の流出をめぐって起こしていた訴訟で、18日に前例のない和解が成立し、内国歳入庁(IRS)は今後、トランプ氏と家族、および関連企業の過去の納税申告を調査することが認められなくなったと発表した。

調査の禁止は、和解で付帯条項として加えられた。一部の議員や法律の専門家らは、現在進行中の税務調査や捜査を停止させるもので、司法省による連邦法違反だとしている。一方、同省は、和解において慣例的に用いられる免責条項に過ぎないとしている。

トランプ氏と年長の息子2人は今年1月、自身の事業や個人の納税申告書が流出したことをめぐり、IRSを相手に100億ドル(約1兆5900億円)の損害賠償を求める訴訟を起こした。アメリカの大統領が自国の政府を訴えたのは初めてだった。

司法省は18日、この訴訟が和解に至ったと発表。さらに、不当な調査を受けたと考える人々を補償するため、政府が約18億ドル(約2860億円)の基金の設立で合意したと明らかにした。

付帯条項の内容は?
司法省は、トランプ氏との和解を発表した翌19日、同氏に関連した継続中の税務調査をすべて終了させるとした付帯文書を公表した。

この1ページの付帯文書には、個人や企業が適切な納税を行っているかを判断し、未納税があった場合に是正措置を求めるなどのIRSの通常の措置を、トランプ氏と家族、その信託、企業、子会社による納税申告に対しては「永久に禁止され、排除される」と明記してある。

重要なのは、対象の納税申告が2026年5月19日より前のものとされている点だ。司法省は声明で、この措置は「既存の監査にのみ適用され、将来の監査には適用されない」と明言した。

IRSは調査内容を公表しないため、トランプ氏や家族、関連企業に関して調査が進められていたのか、そうだとしたらどんな内容だったのか、といったことは不明だ。

これは合法なのか?
上院財政委員会の民主党筆頭委員のロン・ワイデン氏は、今回の付帯条項について、「IRSの監査への行政当局による干渉を禁じる法律に明らかに違反している」と述べた。

そして、「民主党はこの利益相反的な和解のあらゆる点について闘うつもりだが、その結果がどうあれ、将来の政権やIRS幹部は、この違法な指示を完全に無効なものとして扱うべきだ」とした。ワイデン氏はオレゴン大学ロースクールを修了している。

連邦法では、大統領、副大統領、および行政府の他のほとんどの高官は、直接または間接的にIRSに対し調査の中止を求めることはできない。

主な例外は司法長官だ。今回の付帯文書にはトッド・ブランチ司法長官代行が署名している。そのため、トランプ政権は、法律に従ったと主張することも可能だ。

市民団体「パブリック・シチズン」共同代表のロバート・ワイスマン氏とリサ・ギルバート氏らは、トランプ氏が間接的に監査の終了を狙っていたとみている。

両氏は声明で、トランプ氏が「悪意のある訴訟」を提起し、和解を通じて「IRSの監査から逃れようとした」とした。

IRS職員は、監査の中止を求める違法な要請を受けた場合、それを報告しなければならない。報告しなければ刑事訴追される可能性があることから、専門家らは、IRS職員にはこれで、法的リスクにさらされる可能性が生じたと警告している。

税務の専門家らは、今回の合意には他にも、連邦法に反する点があるとしている。

IRSは、関係する納税者と合意に達するか、司法省に案件を移送することで、個々の事案を終わらせる。だが今回は、IRSがいずれかの措置を取ったことを示す記録はない。

今回の付帯条項は、税務案件ではなく、IRSを相手とした訴訟の中で盛り込まれた。また、調査を阻止する広範かつ包括的な権利放棄であり、標準的なものとは言えず、IRSが合意したものでもない。

「タックス・ロー・センター」の政策担当ディレクター、ブランドン・デボット氏は「これは、大統領、その関連団体、およびその家族を、税法よりも上位に置くことを意図している。司法省は単独で、そのような特例的な保護を提供する権限を持っていないのにだ」と声明で主張。和解全体を「税制および法制度の驚くべき乱用」だとした。

(英語記事 How Trump's IRS settlement could block tax audits of him, his family and their businesses


トランプ氏、税務情報漏洩巡る訴訟取り下げ 司法の「武器化」被害補償基金設立へ | ロイター
2026年5月19日更新


[ワシントン 18日 ロイター] - トランプ米大統領は18日、自身の税務申告情報がメディアに漏洩した問題で財務省と内国歳入庁(IRS)に対して起こした訴訟を​取り下げた。
この訴訟はIRSの契約職員がトランプ氏の税務情報を不正‌に取得してメディアに提供したことが理由。トランプ氏は情報の適切な管理がなされていなかったとして100億ドルの損害賠償を請求したが、自らが統括する政府機関​を訴えるケースは前代未聞とされた。
今回トランプ氏が訴訟を自主的​に取り下げる代わりに、当事者間の和解協議の結果として⁠司法省は、「政府による不当な捜査・訴追の武器化」で被害を受けた人々に​補償するために約18億ドル規模の基金を設立することを決めた。
トランプ氏自身​は謝罪を受けるものの、金銭的な補償は一切受け取らない。
ただこうした訴訟とその結果としての和解は、税金をトランプ氏の政治目的のために利用する試みだとの批判が​広がっている。
下院司法委員会の野党民主党トップ、ジェイミー・ラスキ​ン議員は声明で「このケースは、財務省から税金を奪い取り、巨大な裏金(スラ‌ッシュ・⁠ファンド)に注ぎ込むために設計された『ゆすり行為』にほかならない」と非難した。

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2025/11/16

Natural Happy Land事業のメモ

原典
幻と消えた「オヤジ版DASH村」計画 - YouTube https://www.youtube.com/watch?v=EAmnQbnIq1o
曰く、
・同社と同社代表はアジア現代経済研究所の役員だった(2012年5月末「李春光事件」時点?)
・K社:東京都内に所在地。2015年に嬬恋村の投資話。
・2025年時点で当時の代表者が存続(おそらく)。
・ハーブ工場は同社が手がける事業の延長線上
・一般の小売店などとも取引がある通常の事業内容

参考資料
アジア現代経済研究所の役員一覧ページ(魚拓)
https://megalodon.jp/pc/main?url=http%3A%2F%2Fwww.caeri.or.jp%2Fabout%2Fofficer.html
https://megalodon.jp/2025-1116-1740-48/https://blog.goo.ne.jp:443/think_pod/e/bfdea4f2d558b1db1792bf5f2643cea8
2011年9月16日、2012年5月8日、5月29日の魚拓で、役員構成が変わっている。

gBizINFO (METI)経済産業省 https://info.gbiz.go.jp/index.html
同名の法人を検索できる。

上記の登場する各社や各社関係者のウェブページを見ていくと、
株式会社キッズ・コーポレーションの代表者は2025年までに数代交代している。
2018年末時点で小林一年氏はすでに死去しているらしい。

上記原典動画での言及にダミー情報が入っている可能性はある。
上記にダミーが入っていないと仮定すると、アジア現代経済研究所の当時の役員のうちで該当しそうな企業は1社ある。

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2025/05/25

農薬(殺虫剤)は有効期限内に使うべきだという話

オリーブアナアキゾウムシ(成虫、たぶん本種)を捕まえたので、クロチアニジン0.0080%を謳う殺虫剤原液を滴下して虫の体全体を濡らしてみた。

2時間以上経過して、動きは多少弱々しくなったが、生きている。

この薬ダメじゃん、と思ってよく見たら、最終有効年月が2022年1月になっていた。3年前に切れている。

結構残っているのだが、どうやって捨てたらいいんだろう……。

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2023/03/12

安倍晋三氏の聖遺物

非常に面白いので採録しておく。
一部に熱狂的な崇拝者がいる安倍晋三氏。彼が触れた可能性も薄い舗装アスファルトのかけらが聖遺物になりつつある。人の心の不思議さを思うと同時に、安倍氏のあの惨状を全く意に介さないどころか心酔し、その信仰の公共化を主張して恥じない人たちが与党として頑強に存続し続けている状況にわが国社会の政教一致性を思う。市長ですら困惑するほどのアレさなのだが…。

安倍氏銃撃事件現場の剥がしたアスファルト舗装の一部を譲って - 自民党奈良市議団(奈良新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
2023/3/7(火) 6:11配信


 昨年7月8日に奈良市の近鉄大和西大寺駅北口前で参院選の応援演説中、凶弾に倒れた安倍晋三元首相の事件現場について、6日、市議会3月定例会の代表質問で、慰霊のモニュメント設置などを求めた自民党市議団が「現場のアスファルト舗装の一部を剥がし、会派に譲っていただけないか」と提案した。突然の申し出に仲川元庸市長は、「遺族からそういう声が出れば検討も必要だが、今の段階でお譲りするのが妥当か、即答し兼ねる」と答えを保留した。

 安倍氏銃撃現場は現在、本年度末完了に向け、市の駅前広場周辺整備工事が最終段階となっている。現場付近は2車線の車道になり、西側の歩道が最大幅16メートル幅に拡幅される予定。交差点付近には現場を訪れる人が手を合わせられるよう、花壇が整備されることになっている。

 6日の代表質問で「自民党・結の会」の森田一成幹事長が事件後初めて公式に現場保存について触れ、「事件の後、現場保存に関しては市内に限らず全国からさまざまな声があったにも関わらず、市長は『有識者に聞いた』などとして、議会にも諮らず独断であり方を表明したのは乱暴で議会軽視。わが会派として承諾し難く残念だ」と批判。

 3月定例会にも現場保存や慰霊碑設置を求める陳情書2件が出ていることなどを挙げて、「事件現場は歴史的にも忘れられることはなく、モニュメントは必要。花壇がその役割を果たせるとは思えない」と主張。現場が今回の工事により「外側線と歩道ブロックの間」となることについて、「ならば歩道をもう少し拡張し、現場を歩道に取り込むべき」などと道路線形などについて再考を求めた。

 仲川市長は「モニュメント設置についてはさまざま検討したが、慎重な意見もあり構造物ではなく市として当初予定していなかった花壇にして弔意を受け止める形にした」とし、「実際に事件が起きた場で手を合わせることができ、安らぎの場として人々の目を楽しませてくれる場として、花壇が役割を果たしてくれることを期待したい」と答弁。予定以上に歩道を拡幅すれば大型車に通行の支障が出るなどを説明し、理解を求めた。

 しかし、アスファルトは剥がした後、産業廃棄物として処分されるため、森田氏は「元首相が倒れられた地点のアスファルトを、単なる産廃として処分されることは容認できない」と食い下がり、「その地点のアスファルトの一部をわが会派にお譲りいただきたい」と要求。仲川市長は驚いた表情で、「忍びないとの気持ちは理解できるが、いろんなところから同様な声が出る可能性がある。調整が難しい」とした。


今後、安倍晋三信仰はどのような形になっていくのだろうか。


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2020/12/18

民間PCR検査の増加を憂う人たち

先だっても「無症状者・軽症状者へのPCR検査は不要ないし害悪」論者の人と話をする機会があったのだが、結局、検査拡大するとかえって終息を遅らせる・被害を拡大するという論証はできていなかった(と思った)。捕まえた陽性者を押し込める病床がない、ロックダウンは経済が死ぬ、などの意見も述べていたが、このあたりはテクニカルな対処論のレベルの話でもあり、「どうやるか」の次元で処理すべき問題だろう。

PCR検査を拡大することを疑問視する人たちは、どうも視野が狭いのではないか。日常的に仕事や生活の場で感染防止の諸活動や陽性者発覚後の対応などに直面している身からすると、症状の有無や濃厚接触の有無を問わずPCR検査を拡大・普及し、陽性者の他者接触を抑制する、これを全社会的に実施するしか、もはや道はないというのが実感なのだが。

もちろん、検査をせずにダラダラとコロナ重症者と死亡者を一定水準以上に出し続け、大小様々なパンデミックを繰り返しつづける社会も構想可能だが、おそらく諸々の側面からややこしい状況に落ち込むことになるだろう。
*****************************
【悲報】東京のPCR検査センター、「コロナはただの風邪軍団」に完全に包囲される [579392623]
https://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1608100136/

こちらにあったリンク先(画像が主)をとりあえずまとめておいた。

https://pbs.twimg.com/media/EpGxO1tUUAIvDV2.jpg
https://pbs.twimg.com/media/EpGxO1tUYAAo83n.jpg
https://i.imgur.com/h0LSDYF.jpg

Twitter医師団「援護する!」
https://i.pilo.ovh/images/aOtix.jpg
https://i.pilo.ovh/images/aOqFL.jpg
https://i.pilo.ovh/images/aOVII.jpg
https://i.pilo.ovh/images/aOlFr.jpg
https://i.pilo.ovh/images/aOijA.jpg


なんやねんこいつ
https://i.imgur.com/9Jyox6c.jpg

元を辿れば平塚はこっちだぞ
https://i.imgur.com/LrJYPUu.jpg
https://i.imgur.com/WPWjFzk.jpg

コロナは風邪やインフルと同じ!
https://f.easyuploader.app/eu-prd/upload/20201214130617_696f55346c4e42734c4e.jpg
https://.twitter.com/NKM20200921/status/1338045472255008768

あと朝堂院大覚な
平塚が大本教かどうかは知らんけど
https://i.imgur.com/hLjkvlI.jpg


https://pbs.twimg.com/media/EpGLkhxVoAMmWHG.jpg


コロナマップ(世界の感染者数をまとめたマップ)
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/

コロナはただの風邪信者さん、店の消毒液の中身を勝手に水にすり替えてしまった模様
https://%69.imgur.com/TI0t8WO.jpg
https://%69.imgur.com/ArLQnuo.jpg


https://pbs.twimg.com/media/EpGLkhxVoAMmWHG.jpg


『Gotoお断り』って家の玄関に掲示しとけばw
午後2:27 · 2020年12月11日·Twitter Web App
https://i.imgur.com/VAIcw0J.jpg


これだけケモジョじゃん
https://i.imgur.com/hOhwcrH.jpg

反PCRのバイブルだな
https://pbs.twimg.com/media/EomRAAjUcAYZPPW.jpg


【悲報】事務所に置いてある消毒液の中身を捨ててこっそり水に入れ替えておきました~(笑)
https://leia.5ch.net/test/read.cgi/poverty/1608016587/721
https://i.imgur.com/BkIWe3h.png
https://i.imgur.com/ZlxIWZk.png


元Tweetこれか
https://twitter.com/NKM20200921/status/1338045472255008768
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)

>>373
ヤバいの集まってるな
https://twitter.com/emily_bigbonus/status/1338087058363990016
https://twitter.com/knbinbin/status/1338067370011553795
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)

今回のは国民主権党が主導って感じでもないんだよな
https://news.yahoo.co.jp/articles/30ddcdcedc6471e30a81d8709ab2baaf27bd3028

ここには書かれてないけど、たぶん種苗法改正にも反対、TPP/FTAは国賊!だろうね
https://nikomikai.net/mission

>>432
https://pbs.twimg.com/media/Ea6_SEUUMAAPawc.jpg


ここにやべえのいっぱいいた
https://twitter.com/NKM20200921/following
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)

東京都の広域抗体検査はずれた
https://i.imgur.com/y06IDJS.jpg

>>461
https://twitter.com/i/lists/1312190594358231040
これかな
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)

検査しないのはおかしいことじゃない
https://livedoor.blogimg.jp/nakaema/imgs/a/1/a15e9f21.jpg
https://livedoor.blogimg.jp/nakaema/imgs/5/f/5fd1c2a9.jpg
https://livedoor.blogimg.jp/nakaema/imgs/f/d/fdd57edb.jpg
https://livedoor.blogimg.jp/nakaema/imgs/a/7/a74ad35f.jpg
https://livedoor.blogimg.jp/nakaema/imgs/0/4/046ee6f6.jpg
https://livedoor.blogimg.jp/nakaema/imgs/a/e/aec8ba78.jpg
https://livedoor.blogimg.jp/nakaema/imgs/6/e/6e6b7806.jpg
https://livedoor.blogimg.jp/nakaema/imgs/f/0/f022e5bb.jpg
https://livedoor.blogimg.jp/nakaema/imgs/c/1/c1e2703c.jpg
https://livedoor.blogimg.jp/nakaema/imgs/7/7/77784a1b.jpg
https://livedoor.blogimg.jp/nakaema/imgs/6/3/63e4d24e.jpg

どんなに高熱があっても大丈夫!
https://livedoor.blogimg.jp/nakaema/imgs/d/5/d50e6d3d.png

http://nakaema.blog.jp/archives/22538347.html
https://twitter.com/nakaemablog?s=09
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)

自民党はこのモンスターを生み出した責任取れよ

https://i.imgur.com/6CfGA59.jpg
https://i.imgur.com/E9KJlFw.jpg

ふむ
https://video.twimg.com/ext_tw_video/1337986779463356418/pu/vid/740x360/F4Dubv8xaSa58Fa9.mp4

https://i.imgur.com/Eb5Djpt.jpg


http://imgur.com/DzXHwi3.jpg
http://imgur.com/P0FAzZY.jpg
http://imgur.com/6s23aRv.jpg
http://imgur.com/0Hum6AV.jpg

https://i.imgur.com/K9mk89y.jpg

https://i.imgur.com/2vrWlzr.jpg

こいつだね

https://twitter.com/light_ta/status/1281496751212359686
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)

「ノーマスク集会」の国民主権党が、いろいろと一線を超える存在になっていた
https://news.yahoo.co.jp/articles/30ddcdcedc6471e30a81d8709ab2baaf27bd3028

>>959
https://pbs.twimg.com/media/En-BM-nUcAA03xv?format=jpg&name=medium
https://twitter.com/japonistan/status/1332909998498738184/photo/1


冒頭に掲げたスレッドにあったリンクはとりあえず以上。

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2020/07/20

新型コロナ流行下でも君が代は斉唱しましょう、マスクはなくても気にしない(都教委)

いかにも天皇教国家らしいというか、絶対やっているだろうなあと思っていた。
いくつか見た他の自治体の記事では君が代斉唱も中止したというニュースがあって意外に思ったぐらいだったので、さすが都教委という印象。

飛沫懸念で校歌やめても「君が代」は斉唱 卒業式に都教委が指示:東京新聞 TOKYO Web(2020年7月20日 06時00分)

◆コロナ感染拡大中の3月、都立校の全てで
 新型コロナウイルス感染拡大中の3月、東京都立学校253校(当時)全ての卒業式で「君が代」が斉唱されていたことが、都教育委員会への取材で分かった。同月2日から全国一斉休校となり、飛沫感染を懸念する学校もあったが、実施を求める都教委の指示に従っていた。専門家は「歌わない教職員の処分が繰り返され、合理的な判断ができなくなっている」と指摘する。 (石井紀代美)
◆「方針に変更ありません」と通達
 都教委は毎年、都立校や区市町村立校から日の丸掲揚や君が代斉唱の「実施状況報告書」を集めている。本紙が入手した2019年度の都立校の報告書によると、今年3月1日から同月下旬までに卒業式を行った中学、高校、特別支援学校など全校が「国歌斉唱した」と回答していた。
 都教委の説明などによると、安倍晋三首相が全国一斉休校を打ち出した2月27日までに、自治体から「飛沫感染防止策として歌わないことを考えている」「歌わないと、服務事故扱いになるのか」などの問い合わせがあった。
 都教委は翌28日、現場の判断に任せる旨の文書を送った上で、直接管轄する都立校には「国歌斉唱を行う方針に変更ありません」と文書で通知。世田谷区や杉並区の学校は歌わなかったが、都立校は全て斉唱した。ある校長は「歌わないことも考えたが、文書が来たので国歌だけ歌った。校歌など他の歌は感染リスクを下げるために歌わなかった」と話す。
◆処分続きで「現場が思考停止」
 都教委の桐井裕美主任指導主事は「感染状況が現在ほどひどくなかったので、適切に教育課程を実施するため指示した。時間短縮や参加者制限などの環境も整え、適切だった」と説明。当時はマスクが品薄だったが、参加者の装着状況は把握していないとしている。
 新潟大の世取山洋介准教授(教育政策)は、思想・信条の自由から「君が代」斉唱時に起立しない教職員に都教委が処分を続けてきたことを挙げ、「何百人も懲戒処分してきた結果。歌わないことが合理的なのに、萎縮して判断できない教育現場の思考停止を表している」と話している。

世取山氏の指摘通り。上意下達の恐怖政治に教委自体が飲み込まれているのだろう。奉安殿の御真影を取り出すために焼け死んだ校長の話を思い出す。権威にあらがえず、自ら思考することもせず、事なかれ主義に終始して現状を切り開こうとしない「教育者」など、一体誰が信頼するだろうか。

参考
【沖縄戦:1945年6月30日】御真影奉護隊、昭和天皇の御真影を奉焼 「家族のことよりも御真影のことを考えていた」─御真影と沖縄戦|棒兵隊|note

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2020/02/17

役所が共産党アレルギーを持っている証拠

非自民の政権交代が日本では成り立たないだろうと思う理由の一つがこれ。
本来は政権に忠実であるべきはずの役人自体が、自民党・カルト「保守」的認識に染まっていて、人権とか自律とかいう思想になじめない。どれほど理不尽であっても極右的な攻撃には脆弱な一方、行儀の良い市民運動的な異議申し立てには聞く耳を持たない。政権を支えるはずの行政機関がこんな体質では、非自民や「革新」が首長や議会の多数派を取っても、内部から暗黙の抵抗に遭って政権は瓦解する。

「共産党系」理由で講師依頼撤回 区役所、事実認め謝罪:朝日新聞デジタル(2020年2月17日 6時00分)

 昨年12月に横浜市緑区が開催した人権啓発講演会で、いったん講師を依頼した男性について、「所属団体は共産党系ではないか」と区役所内で声が上がり、「ダブルブッキング(二重予約)だった」という事実と異なる理由で依頼を取り消していたことが市への取材でわかった。区は先月31日、事実関係を認め、男性に謝罪した。

 男性の所属団体は特定の政党を支援しておらず事実誤認のうえ、識者は「『信条によって差別されない』という憲法の規定に反する行為だ」と指摘する。

 共産党神奈川県委員会の田母神悟委員長は、今月2日に投開票された京都市長選で「大切な京都に共産党の市長は『NO』」とする新聞広告が出たことにも触れながら、「時代錯誤な共産党アレルギーが社会に残っていることがうかがえる」と指摘。「緑区の対応は不愉快だ」と話した。

 区の三瓶(さんべ)一道副区長は「中立性を過度に意識してしまった。安易に断らず、藤井氏側と、中立性が担保できるよう講演内容を相談するべきだった。批判があればきちんと藤井氏の実績を説明すればよかった」と話している。

 依頼を取り消されたのは、NPO法人日本障害者協議会(東京都新宿区)の藤井克徳代表(70)。障害者が働く場を支援する全国組織「きょうされん」(同中野区、前身は共同作業所全国連絡会)の専務理事なども務める。

 東京都や内閣府などの諮問機関の委員を歴任し、障害者の自立支援策などを提言している。自身も視覚障害があり、2014年には国連の第7回障害者権利条約締約国会議に日本代表団顧問として参加した。

 緑区によると、講演会は夏の東京五輪・パラリンピックに向けた「東京2020公認プログラム」の一つで、多様性への理解を進めるための事業。昨年7月5日、きょうされんを通して藤井氏に講師を依頼し、承諾を得た。ところがその後、講師選定の場に加わっていた総務課の係長がきょうされんをインターネットで検索し、予測検索ワードに「共産党」が出てきたことや、共産党大阪府委員会のホームページのリンク先にきょうされん大阪支部があったことを理由に、「きょうされんは共産党系ではないか」と指摘した。

 区役所内で同11日に再協議した場で、係長が「検索するとすぐに所属する団体が共産党系だとわかる」「(一部の市民から)なぜこの人を呼んだのかと意見が入る可能性もある。(他政党などの)団体系の講師の依頼を断れなくなる恐れもある」と反対。区は同日、きょうされんに講師依頼をキャンセルする連絡をした。この時点で他の人物とは日程調整をしていなかったが、キャンセルした本当の理由を言いにくかったため、「ダブルブッキングだった」と事実と異なる説明をしたという。

 きょうされんの多田薫事務局長は「団体設立以来、どの選挙でも特定の政党の候補を公認・推薦したことはない。行政が発言を封印するような過ちを犯さないよう強く求めた」と話す。藤井氏は「中立とは本来、様々な意見に耳を傾けること。多様性を理解するための人権啓発事業で、忖度(そんたく)を疑わせる排除が行われたのは悲しい」と語った。(茂木克信)

木村草太・首都大学東京法学部教授(憲法学)の話

 木村草太・首都大学東京法学部教授(憲法学)の話 緑区がインターネットの検索エンジンの結果だけで講師の取り下げを決めたというのは、ずさんに過ぎる。そもそも「共産党系」という前提事実すら正しくない。

 人権啓発などの文化活動の講師は、本人の専門性や業績を基準に選ぶもので、どこかの政党や支援団体に属しているということは考慮しないのが、本来の行政の中立性だ。憲法14条も、信条や政治的関係などで差別を受けないことを保障している。

 もちろん、講師は講演会の中で政党の宣伝活動をしてはいけない。講師を受ける側もそれは意識するだろうし、行政の側も、事前に話す内容を打ち合わせておけば事足りる。

 今回の区の反応の裏には、ネットの発達などによって外部から圧力をかける手法が増え、行政が萎縮している問題がある。だが批判を受けても、講演する分野の著書や活動歴といった根拠があれば説明できる。行政はそうした基準を整備することが必要だ。

2015年の「表現の不自由展」の会場となったギャラリー古藤(ふるとう)(東京都練馬区)の田島和夫オーナーの話

 2015年の「表現の不自由展」の会場となったギャラリー古藤(ふるとう)(東京都練馬区)の田島和夫オーナーの話 練馬区役所を定年退職する前、人権・男女共同参画課長だった時のこと。ある選挙で野党系候補だった女性を講演会の講師に呼ぼうとしたら、自民党議員から電話が来て、根拠をただされたという引き継ぎを受けた。女性は公募の実行委員会が選んだが、そうした外部からの声に備え、選考の根拠を説明できるようにしていた。

 横浜市緑区の対応は論外だが、異論が出ない講師を選ぼうとした気持ちはわからなくもない。だが、それでは萎縮が社会に広がる。必要な情報を発信したり吸収したりできなくなると、表現の自由の土台が揺らぎ、民主主義が劣化する。そうならないためにも、行政はあらゆる面でルールをオープンにし、批判に答えられるようにしてほしい。

     ◇

 〈きょうされん〉 1977年8月、16の共同作業所の連絡会組織「共同作業所全国連絡会(略称・共作連)」として発足。99年に1千会員を達成し、現在は就労系事業所やグループホーム、相談支援事業所など全国約1900の事業所が会員となっている。障害のある人の労働を通じた社会参加を進めるため、政党の枠を超えて国会への請願や政策提言、要望活動に取り組んでいる。


横浜市緑区の総務課係長は実名で報道してもいいと思うし、こんな難癖みたいな意見が役所で通って、しかも嘘までついたのかは、調査して明らかにされるべき。副区長は共産党系を排除しようとしたこと自体には問題がないという認識のようだし、ろくでもない。

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2019/12/11

「令和」時代の中央集権国家にふさわしい顔認証ゲート。維新が民営化した「大阪メトロ」が試験導入

国内初 顔認証の改札 大阪メトロが導入へ あすから実証実験 | NHKニュース(2019年12月9日 17時20分)


切符やICカードを使わず、顔認証で改札を通れるシステムを国内の鉄道事業者で初めて大阪メトロが導入することになり9日、試作機が駅に設置されました。

顔認証による改札の試作機は大阪メトロのドーム前千代崎駅に設置されました。

改札に取り付けたセンサーが利用客の顔の輪郭や目や口のバランスなどの情報を読み取り、事前に登録した顔写真の特徴と一致するか判断する仕組みです。

試作機ではマスクやサングラスなどで顔の一部が隠れてしまうと正しく認証ができませんが、大阪メトロでは10日から来年9月まで、4つの駅に設置した試作機で、社員による実証実験を行うなどして改良を重ね、2024年度にはすべての駅で顔認証システムを導入することにしています。

切符もICカードも使わず顔認証だけで改札を通るシステムは中国ではすでに導入されていますが、国内の鉄道事業者では初めてです。

導入後も切符やICカードは使えるということですが、大阪メトロは将来的には顔認証で乗客の乗り降りをすべて管理したいとしています。

大阪メトロを運営する「大阪市高速電気軌道」の井手貴大係長は「最新の技術を取り入れることでICカードをかざす手間をなくし、お客様にとってより便利で快適な鉄道を目指していきたい」と話していました。

大阪メトロ 万博前にチケットレス化実現目指す

大阪メトロは、将来的には既存の改札をすべてなくし、顔認証だけで乗客の乗り降りを管理したいとしていて、まずは2025年に開かれる大阪 関西万博を前に2024年度までに顔認証による「チケットレス化」を実現したいとしています。

利用者は、乗車券やICカードを使わず、いわば「顔パス」で地下鉄に乗れるようになり大阪メトロは利用客の利便性が高まるほか、駅の混雑解消にもつながるとしています。

大阪メトロ側にとっても、乗車券の発行など駅での業務が削減でき、コストの削減につながるほか、駅構内や地下街の商業施設などでも顔認証を導入することで利便性を売りに利用客の囲い込みを進めたいねらいもあります。

一方で顔写真とともにいつ誰がどこに移動したかといった膨大な個人情報について、大阪メトロは「本社にあるサーバーで厳格に管理する」としていますが、具体的な方策については示していません。

また警察が捜査目的で提供を求められた際には協力するとしているほか、個人情報から性別や年齢などの属性データを抽出して活用する考えを示していて、この際のルールについては今後、利用客の意見を聞きながら決めていきたいとしています。

利用には大きなリスク 専門家から懸念の声

顔認証が社会のさまざまな分野に広がっていることについて、専門家からは懸念の声も上がっています。

顔認証を含む生体認証について詳しい国立情報学研究所の越前功副所長は「顔の情報と、それにひもづく個人情報がひとたび漏れれば、あらゆる情報を第三者が入手できてしまうし、パスワードなどと違って変更することもできない」と述べ、利用には大きなリスクが伴うと指摘しました。

そのうえで「データをどのように活用されるのか利用目的などをしっかりと確認することが必要だ。みずからが差し出す個人情報と、受ける利便性を比べ、利用すべきかどうか、これからの時代はみずからで判断していかなければならない」と話し、個人情報を企業などに差し出すリスクを個人が慎重に判断する必要があると強調していました。

ここが邪悪。

一方で顔写真とともにいつ誰がどこに移動したかといった膨大な個人情報について、大阪メトロは「本社にあるサーバーで厳格に管理する」としていますが、具体的な方策については示していません。

また警察が捜査目的で提供を求められた際には協力するとしているほか、個人情報から性別や年齢などの属性データを抽出して活用する考えを示していて、この際のルールについては今後、利用客の意見を聞きながら決めていきたいとしています。

政治家や官僚、大企業などを含め、国を挙げて「平気で嘘をつく」国づくりに邁進している本邦において、「厳格に管理する」という言葉など信じられるはずがない。
おまけに、人権保護では前近代的とまで揶揄されている我が国の警察に情報提供すると言い切っていて、何が「厳格に管理する」だという話。すでに鉄道では防犯カメラ映像の解析と警察への提供は行われているので今更感もあるが、個人を完全に特定して行動を把握し、それを本人が分からないようにして各所に提供するというのは邪悪さが更に増していると言える。習近平体制はトップダウンの統制だが、日本で進行してるのは人民自らが統制システムの構築に参画していくボトムアップのディストピア建設。

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2019/11/27

共同通信の「桜を見る会」参加者取材記事

「桜を見る会」行った人に聞いてみた  浮かび上がるのは、やはり公私混同ぶり | 47NEWS(2019/11/27 07:00 (JST))

 自民党は6千人、安倍晋三首相は1人で1千人もの招待者枠を得ていた上、招待者リストは全て破棄されていた首相主催の「桜を見る会」。「行政の私物化だ」と追及を強める野党に対して政権側は、数が膨れ上がったことは「大いに反省」(安倍首相)するが、公私混同はなく公選法違反にも当たらないと否定する。

 だが、各界の著名人や芸能関係者も招かれ、満開の桜の下で酒食の提供をふんだんに受ける「特権的な催し」との印象は強く、世論の批判はやまない。そこで、省庁の推薦枠で招待され、実際に参加したことのある東京在住のAさん(52)に話を聞いてみた。浮かび上がるのは、やはり明らかな「公私混同」ぶりだ。(共同通信=内田恭司)

 ▽結婚間近の若手社員も

 Aさんは、東京に本社がある情報通信分野の大手X社に勤務する。X社には同業他社と同様に毎年1月か2月ごろ、政府から招待者の推薦依頼が届くため、社内の「政治色の強い部署」(Aさん)を中心に20~30人前後のリストをつくり政府側に提出している。推薦要請を受けている他業種の企業は「知らない」という。

 「X社内には政治色の強い部署があり、そこの部長職が代々人選しています。リストに入るのは、多くがその部署の管理職やOBで、功績や功労のあった人はいませんね。結婚間近の若手社員は男女を問わず、よく加えてもらっていました」。

 リストに基づき、3月ごろには会社にまとめて安倍首相名の招待状が届いた。Aさんは、第2次安倍政権になってから3年連続で招待状をもらっていたため、2018年4月21日に開催された桜を見る会に初めて参加してみることにした。

 妻と小学生の長男の3人で多少のおめかしをして出かけ、小田急線、東京メトロ丸の内線を乗り継いで、会場の新宿御苑に着いたのは午前9時前。複数ある入口のうち、四谷寄りの大木戸門から入った。朝から好天に恵まれ、日差しがまぶしかったという。

 入る際に手荷物検査はなく、招待状もチェックされなかった。同封された、通し番号入りの受付票を渡し、引き替えにもらうリボンを付けるだけで、すんなりと会場に入れてしまった。普段の入場料は大人500円ので、その分得したことになる。

 少し離れたところで、自民党のある女性国会議員が職員を怒鳴り上げていた。同伴してきた父母を入れてくれないらしい。確かに招待状には、一緒に入場できるのは配偶者と本人の子どもまたは孫(ただし未成年)だけと記された注意書きが入っていた。

 ▽酒と焼き鳥はすでに品切れ

 Aさんが中に入ると、芝生広場の左側に大型の白いテントが複数張られ、そこが飲食と模擬店の会場になっていた。しかし、テント内のテーブルにあるのはオレンジジュースやウーロン茶類だけ。お酒のふるまいはほぼ終わり、焼き鳥も品切れになろうとしていた。

 聞くと、国会議員の後援会関係者とおぼしき大勢の招待者が、何台もの大型バスで先乗りしており、お酒と焼き鳥は早々になくなったのだという。その後、補充されたのかもしれないし、他にも飲食できるエリアがあったのかもしれないが、大木戸門口から9時以降に入った人の多くは、何も口にできなかったのではないかという。

 Aさんは「安倍首相の地元・山口の銘酒である獺祭が飲めたそうですが、一本もなかったですね」と振り返る。今にして思えば、先乗りしていたのは安倍首相や自民党の大勢の支援者だったのではないかと話す。そうであれば、やはり公費で支援者らに優先的に飲食させたことになるのではないか。

 Aさんは、お酒と焼き鳥はあきらめ、テントの近くでお菓子を配っていたので、家族3人で長い列の後ろに並ぶことにした。15分くらいで順番が来て、3人ともバウムクーヘンと和菓子の小さな詰め合わせを1箱ずつもらった。バームクーヘンは東京の名店の、和菓子は京都の老舗のもので、見ると手土産に持って帰る人が多かった。

 桜はというと、広い御苑内の方々で咲いていたであろうソメイヨシノはとっくに散り、全て葉桜になっていた。この時期に咲いているのは八重桜で、ところどころにしか植えられていないが、ほぼ満開できれいに咲いていた。9時半ごろになると入場者もかなり増え、大勢の人が散策をしたり写真を撮ったりしていた。

 少し向こうで記念撮影の長い列ができているので、何だろうと思って近づいてみたら、警護員(SP)を従えた菅義偉官房長官が、せっせと招待客との撮影に応じていた。

 ▽遠巻きにピコ太郎見つける

 Aさんがふと見渡すと、音楽隊が演奏しているステージのあたりから、芝生広場を横切って中央の池に向かってロープの導線が張られ、幾重もの人垣ができていた。「安倍首相が通るのだろう」と思い待っていたら、複数のSPとともに安倍首相がやってきた。

 あちこちから「安倍総理ー」「あべっちー」などと声が掛かり、たくさんの人が手を伸ばしてスマートフォンで写真を撮っていた。安倍首相は笑顔を絶やさず、立ち止まって握手したり、手を振ったりしながらゆっくりと歩いていた。

 首相はこのまま池方面に向かったが、規制線が張られているのか、一般の招待客は入れないようだった。そこは著名人や芸能人らのエリアで、遠巻きながら、歌手のピコ太郎さんら、見たことのあるタレントが何人か確認できた。

 八重桜を背に、着物で着飾った女性歌手らと語らう安倍首相の写真を新聞やテレビなどで見るが、それはここで撮影されたもののようだ。

 首相は会場の中央であいさつもしていた。八重桜にひっかけて一句詠むのが恒例になっているようだが、遠かったのでよく聞こえなかったという。

 ちなみに2017年は「風雪に 耐えて5年の 八重桜」。今年は「平成を 名残惜しむか 八重桜」だった。

 そうこうするうちに桜を見る会はお開きとなり、10時半には一般客の入場規制が解除された。Aさん家族は会場を歩き回って疲れたので、千駄ケ谷門から出て帰路に就いた。

 Aさんは華やかな雰囲気で、お土産ももらえて満足だったとしつつ「安倍首相や自民党の支援者も同じように感じたのなら、もっと政権を応援しようという気持ちになったのではないでしょうか」と語り、〝公費接待〟の効果のほどを語った。

 ▽襟を正して運用見直しを

 桜は日本を代表する花であり、花見は日本の文化でもある。個人的には、首相が各界の功労者やさまざまな分野で功績を上げた人々を招き、ともに桜を愛でるという会があってもいいのではないかと思う。

 だが野党が「政治とカネの問題、行政の私物化、公文書のでたらめな扱い、安倍政権の『3点セット』がまたぞろ吹き出した」(立憲民主党の逢坂誠二政調会長)と強く批判するように、政権幹部や与党が一方的な優先枠を得て何千人もの支援者を招き入れていたのは、公私混同以外何ものでもない。

 民主党の鳩山政権だってやっていたとの反論もあるだろう。確かに、当時の松野頼久官房副長官に頼んで「後援会のメンバーを50人くらい入れてもらった」と、うれしそうに話していた首都圏の小選挙区選出の議員がいた。今も現職だ。

 菅官房長官が指摘したように「民主党だけで3、4千人」を招いたのも事実だろう。中止になったが、菅政権や野田政権でも招待状は発送済みだったはずだ。旧聞に属するが、自社さ政権時代に支援労組の東京見物とセットにしていた旧社会党議員もいた。

 しかし、だからといって問題なしでは済まされず、「税金で後援会活動をした」との批判も免れない。襟を正して非は改め、しっかりと運用を見直すべきだ。


記者の論調がぬるくてダメダメだが、「Aさん」の話はいくつか面白い点があるのでメモ。

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