「派遣村」にいなかったのは誰か?
産経新聞の記事。
あちこちで批判されているこの記事。
すでに指摘されているように、労働・雇用や社会保障の問題が政治的になるのは当たり前。野党ばかりだとか言っているけれど、「そこにいたのが誰か」を問うのではなく、「そこにいなかったのは誰か」を問うのが本当のはず。
同じ現象を底意地悪く解釈しているのはこの部分だけじゃなくて、
「景況悪化を理由に解雇された派遣従業員」が4割にすぎない」(私なんかは4割も来ていると思うけど)とか
「それ以前まで派遣先でまじめに働いていた人と、そうではない人が一緒くたに報じられていた」(だから何?という程度のことだけど)とか
「デモ隊の周囲には、交通整理の警察官と、公安刑事らの姿があった」(届け出の当然の結果)とか。
こんなナイーブな書き方(主催者側の発表や言葉をまぜこぜにして筋がぐだぐだしたり変に解釈してたりも含む)、記者さんなんだから当然意図的にやっているんだろうけど、底意地の悪さがかえって目立つばかりだから止めた方がいいと思う。
あと、一つの記事でページ分割するの、止めてくれないかなあ。面倒くさくて仕方がない。ページビュー稼ぎか?なんて勘ぐられてもいるし。
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