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2009/02/26

珍しい・もったいない:「副振動」が鹿児島で観測される

asahi.com(朝日新聞社):潮位急変する「副振動」九州などで被害 転覆・浸水など - 社会

被害にあった人には申し訳ないんだけど。

 港や湾内などで海面の高さ(潮位)が急激に変化する現象「副振動」が、24日夜から25日にかけて九州沿岸や奄美大島で観測された。気象庁によると、長崎県や鹿児島県では5~30分の周期で最大約160センチも潮位が変化し、小型船が転覆したり、住宅が浸水したりするなど各地で被害が出た。26日午前にかけて満潮を迎えるところもあり、気象庁が警戒を呼びかけている。
すごく短い周期で、海面水位が大きく変化するらしい。こんな現象が存在していたんだねえ。
 長崎海洋気象台によると、25日夕までに観測された副振動の大きさは、長崎市や鹿児島県十島村で約160センチ、鹿児島県枕崎市で約140センチ、同県西之表市で約90センチ、同県奄美市や長崎県五島市で約80センチなど。いずれも周期は5~30分ほど。
5分とか30分とかで1メートルくらい水位が変化するんだもの、これはかなりすごい。
 鹿児島県内では25日午後4時半現在、上甑(かみこしき)島で海水が川を逆流して堤防を越え、8棟が床下浸水したほか、薩摩川内市や南さつま市など3市で計12隻の小型船が沈没、7隻の小型船が転覆した。大きな潮位の上昇で船体が浮き上がろうとしたが、アンカーロープが短かったために、海中に引き込まれる形で転覆したとみられる。ロープが切れて漂流した小型船も10隻あった。薩摩川内市上甑支所によると、同島の浦内(うらうち)湾の堤防で目測したところ、最大で約250センチの潮位変化があったという。
完全に想定外の潮位変動だったことがわかる。上甑島では、転覆した船を復旧しようとして車を止めていたら、水位が上がってきて車が浸かってしまったらしい。海のプロである漁師さんたちですら見誤るくらいの現象だったってことだろう。
 気象庁によると、副振動は低気圧が中国大陸から日本へ向けて発達しながら進むときに発生しやすい。今回は日本から大陸にかけて延びた停滞前線付近での気圧変化が「引き金」になったと考えられるが、これほど大規模なものは珍しいという。
なんでも、気圧の変化で外洋で長波の震動が生まれ、それが湾内に進入するときに振幅が増幅されて、海岸で数メートルくらいの上下震動になるという仕組みらしい。 「珍しい」と言われると反射的に食指が動いてしまうドケチ関西人としては、こんな貴重な現象がすぐそこで起こってたというのに、そんなことには全く気づかず、「もったいない!」の一言。皆既日食を見逃すぐらいにもったいない感じがする。というわけで、今度からはちゃんと予告してください。>海


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