他人の醜さが気になる人は、まず自分を鏡で見た方がいいよ
こんなことをやってる時間はないんだけど、あまりにもひどすぎるのでメモ。
東京都議の土屋たかゆき氏のブログ。
まだ出た「とんでも」判決・過激性教育
これが「普通」と思えますか 続・過激性教育不当判決
ここで「不当判決」とされているのは以下に報道された判決。昔、あきれた話だとして日記に書いた事件。地裁では勝ったようでまずはほっとした。
性教育批判は「不当介入」 東京地裁、都議らに賠償命令(47NEWS)
東京都日野市の都立七生養護学校(現・七生特別支援学校)で実施されていた性教育をめぐり、「視察した都議らが教員を威圧的に批判し、教育内容に不当に介入した」などとして、教員ら計31人が約3000万円の慰謝料などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は12日、教員12人に計210万円を賠償するよう都と都議3人に命じた。矢尾渉裁判長は、不適切な性教育が行われたとして都教育委員会が教員を厳重注意処分にしたことは「社会通念上、著しく妥当性を欠く」と判断。教員12人のうち10人に1人当たり20万円の慰謝料を認めた。
都議が学校を視察した際、教育内容を一方的に批判した点について「侮辱により教員の名誉を侵害した。都議の行為は教育の不当支配に当たり、都教委は教員を保護する義務を怠った」として、別の教員2人に1人当たり5万円の支払いを命じた。
2009/03/12 17:30 【共同通信】
土屋都議はこの裁判で負けた側。負けた人が悔しいのは当たり前だと思うけど、土屋氏が書いている内容は品性下劣な上に思考の浅さが如実に表れていて読んでいて言葉もない。
ちなみに氏が「教育長は『とても、口に出して歌える歌ではない』と答弁している」と紹介している「からだうた」、全く普通だと思うし、議会で歌っても全然問題ないと思うけどなあ。
土屋氏はこの「からだうた」を攻撃しているのだが、それに対して「この歌は養護学校での性教育に使うもので、普通学級では使わないから問題ないのだ」という反論があるらしいけど、私の感覚では、普通学級であっても全く問題ないと思う。内容が単純すぎて面白くない歌ではあるけれど、道徳や倫理上の問題は全くないと思う。
性器の名称を「あそこ」でいいじゃないか、という質問は、はっきり言って「バカ」としか言いようがない。「歯は歯、耳は耳、性器の名称など知らなくても何ら問題がないではないか」という言いざまもひどすぎる。
まあ批判はほかのブログでたくさんあるので屋上屋は重ねないけど、そしてまたすでに諸処で指摘されているけれど、
過激性教育=山本宣治=共産主義=亡国・反日の丸君が代
みたいな連想ゲーム、いい加減になんとかならんかね。
参照:「新しい歴史教科書を作る会」会長&名誉会長コンビが出した「ジェンダーフリー・バッシング本」の面白さ。 - 荻上式BLOG
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