イチゴ食べ比べ
温泉に行った帰り道、閉店間際のダイエーに寄るとイチゴが半額になっていた。
イチゴ大好き!な自分としては手を伸ばさずにいられない。果物をぶら下げた捕虫びんに引き寄せられる虫みたいに簡単に罠に落ちてしまう。
なんということか、この日はすばらしいことに、売っている全ての品種が半額になっていた。
おお、これはすごい。どれでも選び放題買い放題ではないか!うわ~迷う~どうしよう~
…ええい、大人買いしてやる~(でも半額品)
というわけで、せっかくなので食べ比べしてみることにしました。
買ってきたイチゴパック(半額品)は次の通り。
さがほのか
たぶん佐賀県の品種なんだと思うけど、最近は鹿児島でもよく作られてるみたい。鹿児島ではたぶん一番スタンダードな品種だと思う。どこでも売ってるし値段が手頃で買いやすい。今回の粒の大きさは普通。パック2段積みとたくさん入っていてうれしい。298円→148円でエントリー。
さつまおとめ
鹿児島県で近年開発された品種だったんじゃないかな。現在売り出し中。値段はさがほのかより少し高いときがあるけど見た感じはすごく似ている。今回初めて食べる。粒の大きさ、分量ともにさがほのかと同じ。値段も全く同じ。
さちのかいちご
関西ではよく売ってた記憶があるけど確か福岡あたりのブランドじゃないかな。そのころはイチゴと言えばとよのかというイメージで、その脇に置いてあったイチゴという気がする。粒の大きさはさがほのかと同じだけど量が少なく1段積み。その割に値段が高い。39円→199円でエントリー。
レッドパール
名前には記憶があるけど、食べるのは今回初めて。いかにも品種改良しましたという感じの名前がいい。大粒、1段積み。さちのかと同じだけど値段が安い。200円→100円。
あまおう
なんか伝説のイチゴみたいなイメージがある。すごく大きくてしかも芯まですごく甘くて一粒3000円とか、そんなんじゃなかったっけ?
…と思ってたわりに今回はすごく普通のパック。今回のライバルと比べてみても少し粒が大きいくらいかなというくらい。「王」と名が付いているけど、いいのか?ただし値段は508円→299円と一番高い。
食べ比べ結果
さつまおとめ
甘い。イチゴらしいイチゴだけど甘みが強い。果物の甘さという感じ。果肉がさくっとしている感じ。酸味は弱い。
さちのかいちご
特有の香りがある。甘みは強くないが、この香りが甘みを引き立てる感じ。酸味が少し強い感じ。食べた瞬間、ブドウの甘さを思い出した。
レッドパール
さちのかいちごに近い。甘みと酸味はさちのかいちごに近い感じだけど、さちのかいちごと香りが違う。一瞬甘いトマトを思い出した。果肉が芯まで赤い。
さがほのか
ふつうのイチゴという感じ。甘い。甘さが砂糖のような甘さ。酸味は強くない。さつまおとめと似ている。
あまおう
芯まで真っ赤。レッドパールみたい。かなり甘いが、酸味もしっかりしている。味が濃い感じ。甘さは果物の甘さと砂糖の甘さの中間みたい。香りがレッドパールに近くて、レッドパールをバージョンアップしたみたいな感じ。ただ、芯まで甘い分だけちょっとメリハリが弱いような気もするが、熟しすぎてるせいかもしれない。
特徴分けをすると、さつまおとめとさがほのかが似ていて、あまおう、さちのか、レッドパールが近い感じがした。
これは生産者の違いが大きいのかも。前者は「さつまいちご団地」となっていて、後者は浮羽アルギットというところの生産になっている。ひょっとしたら品種の違いよりも栽培方法の違いの方が影響が大きいかも。(企画の根本が崩れるなあ…)
もっと根本が崩れるが、鮮度と粒の大きさ、それぞれの出来不出来の違いもかなりあるかも。なるべく先端部の味が濃いところを選んで比べたんだけど、熟し方の違いが味に出てるなあと思うことがあった。
感想
というわけで、実際はよくわからないんだけど、それでもイチゴには結構違いがあることがわかった。ケーキ屋さんでイチゴの買い付け先を決めてるところを知ってるけど、確かに合う合わないがかなりはっきりしてると思う。同じ品種を同じ生産者が作っていれば、品質も安定しやすいだろうし。
ちなみに一番気に入ったイチゴは…というと、実は一番好きってのは見つからなかった。というか、どれもおいしい。シチュエーションによって食べたいものが変わるというか。
さつまおとめとさがほのかは、「あーイチゴ食べたい」って思ってたくさん食べたいときに向いてる感じ。親しみやすい甘さにほどほどの酸味、特徴はそれほどないけど安心できる味というか。レッドパールとあまおうはちょっとお客さん向きかなあ。イチゴと向き合いたいという感じの時にいい感じ。さちのかいちごは結構特徴的でインパクトがあるので、風味を生かしてお菓子と合わせるといいのかも。
それにしてもイチゴの香りってどうしてあんなに人を幸せにするんだろう。買って帰るときの車の中がもう、たまりませんでした。
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