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2009/05/17

エコランと渋滞回避運転術との共通点

「渋滞学」の権威、西成活裕東大教授が伝授! 目からウロコの“究極”の渋滞回避術 - デジタル - 日経トレンディネット

ポイントをかいつまんで。

大前提:渋滞を解消する特効薬はない。

その上で、「渋滞を起こさない運転方法」について

1.車間距離を十分空けること。高速道路の場合、車間距離40m。
   車間距離を大きく取って前の車の速度低下を吸収することが眼目。

2.割り込みたいクルマはどんどん割り込んでもらい、先に行ってもらえばよい。
   速く走っても渋滞にはまっている時間が長くなるだけ。「渋滞の長さが1~2kmであれば、渋滞領域の4~5km手前から時速70kmで行けば、渋滞領域に到達する頃には渋滞がかなり小さくなっている。」
   「例えば小仏の場合、渋滞の長さが2kmくらいであれば、相模湖インターチェンジから時速70kmで走行していけば、渋滞に巻き込まれることなくノンストップで小仏トンネルを通過できます。でも、時速100kmのまま行ってしまうと、小仏トンネルあたりで時速10kmに下がってしまいます。「どちらが良いですか?」と言う話です。」
   「割り込まれても決して焦らず、じっと耐えることが重要です。「燃費が悪いな、かわいそうだな」と思っておけばいいのです。」

3.渋滞の中では、2、3台前のクルマが動き始めたら、自分もある程度、見切り発車して動き始めること。
   2、3台前のクルマを見ながら運転することで反応時間が速くなり、渋滞の先頭が解ける速さも増す。
   渋滞中の車間距離は15mが適当。割り込まれやすい距離だが我慢すること。

4.数台から10台程度がまとまって車間距離を長めに・ゆっくり走ることで、渋滞は起きなくなる。
   渋滞領域の手前5kmあたりから、時速70kmでゆっくり走ることで、渋滞は大分解消される。早く行こうとすることが、逆に渋滞を成長させてしまう。「いかに渋滞を弱めるか」ということを考えることが大事。


【豆知識】
・NEXCOの渋滞情報は、長さに関してはあまり当たらないが、時間帯に関しては誤差30分前後でほぼ当たっている。

・時速100kmで走行していたクルマの速度を70kmに制限することで、逆に後ろに渋滞を作ってしまう場合もある。

??
・「相模湖インターチェンジから小仏トンネルまでの間を、警察庁とJAFのステッカーを貼ったクルマ4台で時速70kmで走行しました。“印籠効果”のあるステッカーを貼ってあるので、一般のクルマは我々を追い越すことができません。すると時速60kmまで下がっていた速度が80kmまで回復し、交通渋滞を起こさずに済んだのです。」
時速70kmで走ってるのに、どうして時速80kmになったんだろう?

◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

意外にも自分の運転パターンとよく合致していてちょっと驚き。

1.なるべく車間距離を大きく取る。
2.数台前の車の動きを見て対応する。

この2点は日常的にしていること。別に渋滞云々は関係なくて、単になるべく加速・原則を小さくしたい=ガソリン代をケチりたいというだけなんだけど。
あ、あと、同乗者の乗り心地も気にしているかな。

昔、大型トラックの運転手はとにかく信号などで止まるのを嫌がる、というのは、いったん止まると次に十分スピードが上がるまでに相当燃料を食うからだ、という話を聞いたことがあって、それ以来、なるべく慣性走行するくらいに一定ペースで走ることを心がけている。
ただ、そうするとどうしても車間距離は大きめになるし、なるべく遠くの道路状況を見て早めにじわっと速度・車間距離の調整をすることになるから、時々、後ろの車がいらいらして煽ってくることがあるのが難点。数台前の状況を見れば、煽ったって仕方がないことくらい分かると思うんだけど、それでも煽ったり無理な追い越しをかけたりしてくるからなあ。こっちが黒塗りスモークガラスのベンツとかならやらないんだろうけど、おとなしいファミリーカーだからなめてかかってくるのかもね。まあ、そういうのにはたいてい慣れてしまって勝手に煽らせてるけどね。たいがい、そういう小さいツッパリ(?)の無益さぐらいは理解する頭を持ってほしいもんです。


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