ホタル狩り
土曜の夜に車を走らせていたら、偶然ホタルの群生地を見つけました。
鹿児島市の四元にある下谷口川の上流です。
ヘッドライトを消してエンジンを止めて、しばらくじーっとしていると、ところどころでふわーっと光るものが見えてきます。落ち着いてくると、何度もふわりふわりと目の前を光りながら飛んでいったり飛んできたり。枕草子の一節を思い出しながらしばらく時間を忘れるひとときでした。
ところで、今回ホタルを見てみて気がついたこと。
まず、向こう側が山で背景が暗い方が見やすいですね。
今回見つけたところは、こちら側が田んぼで、その奥の崖の下に沢があるんですが、背景は真っ暗で、蛍の光がよく見えました。
それと、ホタルは土の中で成長するそうなので、土手を踏み固めたり車で乗り入れたりしない方がいいかもしれません。それと、結構敏感みたいで、光や音はなるべく出さない方がいいかも。
考えてみたら、ホタルを見つけるのってかなり偶然に左右されますね。この後、見られそうな場所を探してうろうろしてみましたが(夜なのに…ていうかよるじゃないと探せないけど)、なかなかいいポイントって見つけにくいんですよね。
田畑や人家から排水が出ているとダメみたいで、山から流れる清流がある場所の方が可能性は高いと思うんですね。今の農地は肥料の関係で結構富栄養の水が出てくるみたいだし。
その上で、沢が夜の暗闇の中でもアクセスしやすい場所にないとたどり着けないわけで、車道のそばからそういうところって限られるんですよね。ひょっとしたら山の中にはまだ結構ホタルが残っているのかもしれないけれど、結局見つけられたのは後1カ所だけでした。
今回見つけた群生地は、知られているのかどうなのか、誰も見に来ておらず、たった一人でホタルの舞を堪能しました。近くに田んぼがあるんだけど、田んぼの人はホタルがいるのを知っているのかな。どうかいついつまでも、ホタルの住む清流を維持し続けてほしいものです。
「行ってきた」カテゴリの記事
- 市比野温泉に行ってきた(2010.05.27)
- 夜行バス移動中(2010.04.29)
- 頴娃と開聞岳と(2010.04.18)
- 山田の凱旋門を見に行った(2010.04.13)
- 麻里花とその周辺(2010.04.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント