詐欺というかなんというか
県内の高校を紹介するテレビを見て思ったこと。
まあ大学も同じなんだけど、高校も一種の詐欺みたいだなあということ。「うちの○○科に来ると、○○になれるよ!」というふうに将来の夢を売って客を集めて、しかし実際の結果を見ると、そんな保証はどこにもなくて、むしろ、その○○の方面に進んでいる人は少数だという…。
で、どうして○○になれなかったかというと、それは学校が悪いんじゃなくて、本人の努力不足だったという話になるわけ。もっともらしい理由を付けて、自分たちの責任は不問に付して、金を払い、3年なり4年なりというかけがえのない時間を費やし、取り返しのつかない選択をした当の本人とその家族がすべての結果を引き受ける訳ね。甘言を弄して客を集め、一見それらしいカリキュラムを組んで「人材を養成」したような雰囲気を作っておいて、年限が来たらさっさと放り出す。そんな適当な商売がまかり通っているのが教育業界だと思う。いかがわしさ満載の業種の筆頭なのに、なぜか社会的地位が高く見られるという…。そしてその見られ方を、自分たちも当然視しているところがあって、そういう人を見ると本当に痛々しいというかこっちが恥ずかしくなるというか。詐欺的行為を働いていることを自覚していない詐欺師というのが一番タチが悪いね。
テレビで、まじめにおとなしく、先生や大人たちが言っていることをそのまま信じて将来を夢見ているような様子の生徒たちを見て、「この子たちはどうなってしまうんだろうか」と心配になってしまったのでちょっと書いた。
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