読み取る力
30人31脚を即刻廃止すべきである6つの理由 - 女教師ブログ
この方の指摘を受けて、たくさんの人がコメントを残しておられますが、本文の論理構造を理解していない人、個別の論点を誤読している人、本質的でない批判をしている人がほとんどで、ちょっとあきれました。部分的な表現に対して感情的な条件反射をしていると思われるコメントもありました。
で、教訓。
国語ってやっぱり大切な科目だな。
論者の主張を虚心に読み取るというスキルは結構高等なものだと思いました。著者が何を言いたいのか、それがどのような論理構成でなされているのかを読み取るのは、高校の現代文の授業でやることですけど、これをしっかり学べていない人がすごくたくさんいるということでしょう。
大学でも特に文系ではこうしたトレーニングをきっちりやることになっているわけですが、しかし実際はあまり機能していないというのも事実です。
文章をしっかり読み込むという作法は、やっぱり相当しっかり訓練しないと身に付かないのだなあと思いました。
国語って嫌いな人が多い科目だと思いますし、読解問題とかが「おかしい」という批判を見たりもしますけど、こうしてむちゃくちゃなコメントを堂々と残すような人がたくさんいるということは、やっぱり知的活動の基礎を担う大切な科目だということを示していると思います。読み取りの力というのは、社会人になってからもずーっと生涯ついて回るものですから、馬鹿にせず、それこそ虚心坦懐に学ぶのがよいと思いました。
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