トラウマ?
ちょっと煮詰まり気味なので気分転換に吹奏楽を流しながら仕事中。
この前アンコンを見に行ったときのこと。会場係を母校の高校がしていたのに「へぇ~」と感心しながらホールにはいると、そこに高校時代の先輩がいた。
顔を見て一瞬誰かわからず、わかった瞬間に、心臓がぎゅっと絞られるみたいになった。
その先輩が今母校の顧問をしているのは風の便りに聞いていた。だから母校がフロア係をしているのを見つけた時点で警戒すべきだったのだ。完全に盲点だった。
先輩は入場者を眺めていたから、たぶん向こうもこちらが入ってくるのを見ていたはず。ほぼ確実に認識していたと思うが、しかし彼は知らん顔をしていたし、私が顔を見てぎょっとしたときも目線はよそを見ていた。気づかないふりをしているように見えた。
その先輩とは別に何か問題があったわけではない。パートも違っていてそれほど近い関係でもなかった。だからそんなに怖がることはないはずだが、心理的にはだめだったようだ。その先輩が、自分のパートの先輩たちと親しく、いつもよくつるんでいたので、それが連想を引き起こしているのかもしれない。また、自分がOB会へ義理を欠いているということで引け目を感じているのも大きいように思う。
ともあれ、ホールではとにかくその先輩と(他に来ているかもしれない誰かとも)出くわさないように、ずっと冷や冷やしていた。
もう何十年も経つのに全く抜けないし、逃げたくなるばかりなのはどうしてなのだろうと時々思う。むしろ現役時代は何とも思っていなかったし、先輩たちには心酔していたくらいだったのだが、卒業して何年も経ってから、徐々に毒気が抜けるようになるほどに、この不安は強くなる。吹奏楽自体は好きで、聴いても辛くなったりはあまりしないのだけれども。
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