頴娃と開聞岳と
しばらく前ですが、調べ物があって頴娃の図書館に行ってきました。
本当の目的地は川辺町だったんですが、市町村合併で南九州市になってから図書資料が頴娃と川辺と知覧に分散することになってしまい、それで仕方なく頴娃に。
よく困るんですが、南さつま市と南九州市、いつになっても混同してしまいます。「さつま」も「九州」もかなり広域を示す地名なのでホント勘弁してほしいんですが。市町村合併は罪深いことを残したなあと思いますね。こんな広域の地名を付けるんなら、もっと夢は大きく、日本列島南西端市とか極東アジア中央市とかにしたらよかったのに。それかもっと合理的に「N31°22′E130°26′市」(市役所の緯度経度)で表したらグローバルスタンダードだったのに。
閑話休題。
で、指宿スカイラインから頴娃に下りたんですけど、山を下りて視界が開けたとたん、下半分が真緑色に。
お茶お茶お茶、茶畑だらけ。見渡す限り海までお茶畑が続いているみたい。
お茶の新緑がなんともきれいで見事な光景。見晴らしもすばらしい。
あまりにもお茶畑過ぎて、乱開発しすぎじゃ…と思ってしまうほど。
頴娃は海までなだらかな斜面が広がっていて、すごく見晴らしが良いです。何枚でも写真を撮りたくなります。
道路沿いの土手に登ったら、何かの巣穴がありました。ウサギかタヌキかな。どちらもよく出会います。
頴娃の図書館のすぐそばが海岸です。南向き、遠く奄美諸島や沖縄の方から波がやってきています。
見渡す限り自分一人きり。風景全部独り占めです。
で、開聞岳が否応なしに目に飛び込む。見れば見るほど見事な山です。
山頂が見えるたびに、「ああ、今登っていたら見晴らしがすばらしかったのに…」と思います。
というわけで、特にオチも何もないんですが、頴娃は来るたびに「きれいなところだなあ…」とため息が漏れます。いつ来てもそう思っちゃう。なんで観光地にならないんだろう。プリンスエドワード島の田園風景を見に行くくらいなら頴娃でバカンスしたらいいのにと思うくらい。
どうかこの美しい風景がいつまでも守られますように。
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