麻里花とその周辺
先日、伊集院近くにある「麻里花」でランチをして、近くの村を散歩しました。
麻里花の前景です。日差しが強くて影が暗くなってしまいました。
この建物は最近できたとのこと。以前はその隣にある手作りの小屋(失礼)みたいなところでやっていたそうです。
中の様子です。古民家風。
平日の昼間なのに、お客さんも結構います。奥さん連中ばっかりですが。
日替わり定食。760円だったかな。数種類から選べます。
私はお魚のあら炊き。ちゃんとした「お昼ご飯」って感じ。タケノコが2皿、美味しいです。おみそ汁は具だくさん、だしの利かせ方が鹿児島風。漬け物も美味。
知人が選んだのはうどんと鶏の唐揚げの定食。
美味しかったけど、量が物足りない…とのこと。
で、食後に村を散策。
道ばたにお地蔵さんを発見。すごく大切にされている感じです。
中のお地蔵さんはこんな優しいお顔をなさっていました。
聞くところによると、このお地蔵さんは「いぼの神」と呼ばれているそうで、お地蔵さんの所の何か(聞いたけど忘れちゃった)をできものに付けると治るそうです。
(ところで「いぼの神」で検索するといろいろなウェブページが出てきます。人気があるんですね。)
近くには「たのかんさぁ」(田の神様)もありました。
お顔などはもうわかりません。ほどよく風化していい感じ。
またぶらぶら行くと花が満開の家がありました。
桜と桃かなあ?実物は日光に輝いていたんですが、日差しが強すぎて写真が暗くなってますね。
と、そこで、
地元の自警団に遭遇。誰何され、厳しい尋問にあいました。「どこから来たの」「なにしてるの」「どこに行くの」「一緒に行っていい?」
彼らの追求から必死に逃れた先に美しい光景が。
ため池です。よく整備され、清掃が行き届いています。これだけするのはすごく大変なはず。
集落に力があるなあと思います。鹿児島の村は過疎と高齢化というけれど、地力はまだ十分あると感じますね。
池の畔の戦没者慰霊碑。
日本列島の末端の農村に残る戦争の記憶。鹿児島には他にも方々にこうした傷跡が残っています。
その奥にもう一つため池がありました。
ちょっと離れたところで小さな神社を見つけました。
熊野神社とあります。簡素だけど丁寧に守られています。信仰の原点を考えさせられるような。
社殿の脇の古い仏様。
鳥居脇の仁王様。背中に文政十年とありました。1827年でしょうか。
この神社の石像は全体に破損、廃棄されたものを再建したように見えます。ひょっとしたら明治時代の神仏分離、廃仏毀釈と関係するのでしょうか。うち捨てられた石仏や石塔を掘り起こしてもう一度お祭りした人たちがいるのかもしれません。
このあと、内ファームによるジェラート工房 paceパーチェに寄って、サツマイモと抹茶のダブルに黒蜜?がかかったジェラート(名前忘れた)を食べました。素材の味満点でした。食べるのに夢中で写真は撮り忘れてしまいました。
「行ってきた」カテゴリの記事
- 市比野温泉に行ってきた(2010.05.27)
- 夜行バス移動中(2010.04.29)
- 頴娃と開聞岳と(2010.04.18)
- 山田の凱旋門を見に行った(2010.04.13)
- 麻里花とその周辺(2010.04.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント