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2010/05/13

灘高の人の話2本

週刊現代が関係する記事みたいなんだけど。
灘高 元生徒会長 城口洋平の頭脳   本人は認めないが、世界一入社が難しい IT会社の内定を断った伝説を持つ22歳 | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

読み切りノンフィクション ああ、灘高 日本で一番勉強ができた子たちの「その後」 大人になって思う、僕たちは変人なのだろうか | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]

特に下の記事は灘高卒の人が書いたみたいだけど署名がない。

上の記事は、なんか就活本に出てくる模範的就活生みたいに見える。
別に批判しているつもりじゃなくて、本当に似ているなあということ。こんな純粋な人、いるもんかと思ってたけど、本当にいるんだなあ。っていうか、むしろトップクラスの人たちの中にはこういう感じの人がたくさんいるってことが、就活本に反映されているのかも。

下の記事からは灘高がなかなか面白い学校らしいことがわかる。校則も制服もないというのはきわめて真っ当なことなんだけど、残念ながら、こういう校風は、いわゆるエリート校とか進学校がほとんどなんじゃないかという気がする。
「自分の頭で考えて自分の責任において行動する」という精神は自主性を尊重する環境で培われるものだと思うけど、一般の公立学校に加えて、いわゆる底辺校になるほど、管理教育色が厳しくなっていくような印象がある。まあエリート校とか進学校以外では、生活そのものが荒れていたり、十分な生活習慣が付いていなくて、学習活動よりもそちらのケアをまず優先しなければならない場合とか、学校というものへの不信や失望が強くてそちらの面倒を見ないといけないとか、集団生活内でのさまざまな問題への対処を迫られるだとかの、授業とかよりもっと難しくて深刻な問題が多いので、いきおい「管理」の方向へ走ってしまうのは十分わかるし、群衆指導の方法論として没個性的で軍隊式の管理の意義を認める立場があるのも理解できないこともないんだけど。

それと、やっぱり灘中は浜学園と希学園なんだなあ。今年は180人中82人が浜学園なんだそうだ。ということは、阪神間に住んで中学受験に備えることが重要なのかも。

まあそれはともかく、私も同級生に灘高生がいたけど、確かにちょっと変わっていた。話が微妙にかみ合わなくて、付き合いにくいなあと思った。ただ、まあ変人という点では私も人後に落ちないと思うので、どっちのせいかはわからない。
ただ彼は自分が落ちこぼれたと思ってたような気がする。学校の中庭でしゃべっていたときに、足下をうろうろしているアリを片端から踏みつぶしていたのを覚えている。その仕草が本当に無造作で、本当に何気ない日常の動作のようだったので、かえって少し気味悪く思ったのを覚えている。

ともあれ、この記事で「へぇー」と思ったのは次の一節。

 灘は、しょせん"ローカルな学校"なのだ。

 それはそうだろう。生徒のほとんどは電車で通える範囲に住んでいる。関西だから国会議員も中央官僚もいないし、大企業の本社や国際機関の本部も少ない。ハッキリ言って、父親の職業は東京の名門校に比べると見劣りする。ちなみに私の父も市役所勤務だった

いやいや、地方だと「市役所勤務」は十分エリートですから。「見劣り」どころか尊敬される(ねたまれる)職業ですよ。阿久根市の市長さんなんかその典型でしょう。

というわけで、思いがけないところで「地方」と「中央」の格差に思いをはせた次第。世界が全く違うというか、互いに理解不能なんじゃないかとすら思いますな。

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