今回は親の目線でコメントなどを書いてみる。
最近は、はてなブックマークから適当な記事をだらだら読みするのが気晴らしになってる。
昨日と今日見た話の感想。
自分の子ども時代と重なってるものが多くて懐かしい。「あったあった!」みたいな感じ。
けど、同時に、親の目で画像を見ている自分に気がつく。
こういう物で遊んでいる自分を黙って見守っている親の姿が脳裏に浮かぶ。
子どもがほしがってる物を買い与えたり、そういう物で遊んでる子どもを見てほほえましく思ったり、苦々しく感じたり。
両親が(ばあちゃんもいたが)どういう思いを持っていたかは本当はわからないけど、この画像を見ていると、自分が楽しかった…という思い出よりも、親にとって、自分はやっぱり「我が子」だったんだなあ…という思いが浮かんでくる。
ASCII.jp:中卒ニートで赤塚賞! 「地獄のミサワ」のつかめない半生
はてブでは面白がってるコメントが多いけど、私は正直読んでいて不安を感じた。
この「地獄のミサワ」さんは社会不適応な人じゃないのかな。どうも他人や社会との距離の取り方がわからなくて、わからないなりにいろいろやってたら急にネットでブレイクしてしまって、で
── 赤塚賞を取って漫画家デビューし、ネットでも人気がうなぎ上りで、10月4日にはいよいよ初の単行本が出る。そんな現状をどう思いますか。ミサワ 「あー、もうやめられないんだな」っていう感じです。出版社が利益を見込んで連載させたりしてるわけじゃないですか。明日から急にやめますとは言えない。自分がコントロールできないものがあるという、変な感覚ですね。
みたいに追い込まれちゃってる、みたいな気がする。中卒以来10年間ニート暮らしを続けてきて、普通なら結構「俺も何とかしなくちゃ」とかの焦りや不安も出てきたりすると思うんだけどそうでもなく、飄々としていた様子だったのに、今回のインタビューに親を連れてきたのもSOSのサインなのじゃなかろうか。実際、お母さんが
・本当に何も話さない子だったんですよ。その子が、今回初めて「(不安だから)一緒に来てほしい」と言ってくれた
と言っている。ひょっとしてミサワさんは、周りの人の期待に応えようとして、本当はそんなにがんばれる体質じゃないのに無意識にがんばっちゃって、もう一杯一杯なんじゃなかろうか。
ミサワさんがその場で描いたというこの絵
も、口に出せない本音が出てるんじゃないか。
※この記事の写真が全部明るさが不足してるんだけど、フラッシュ撮影とかライティングとかダメだったのかなあ。なんか理由があるんだろうか…。
出版社もネットも、人間存在をも含めてあらゆることを急速に消費してしまう傾向がある。ミサワさんがこの勢いにおぼれかかっているように見えて、心配。
日本刀、のこぎり…けんか準備の少年ら逮捕 不登校施設で知り合う - MSN産経ニュース
相変わらず産経のいやらしさが透けて見える見出しだけど、あらすじはこんな感じ。
過去に同級生だった少年グループからいじめにあっていた少年の1人が、その後も継続的に携帯電話で金銭を要求されていることなどを男子生徒に相談。男子生徒らは少年グループと話し合いの場を設けたが、事前のやり取りでけんか状態になったため、凶器を持って集まったという。
新聞のくせに文章がわかりにくい。詰め込みすぎで修飾関係が不明なんだよな。
要するに、相手の少年グループにいじめられていた少年が、継続的に金銭要求を受けていることを男子生徒に相談。これを受けて男子生徒らは少年グループと連絡を取り、対面することになったが、その際けんか状態になったため、凶器を準備した、ということだろう。
で、本題に戻ると、このいじめられていて恐喝を受けていたという子のことが心配だ。
以前、
いじめ、不登校への考え方と対応:内沢鹿大教授の陳述書から: 思いついたことをなんでも書いていくブログ
と
忘れてはならないこと。: 思いついたことをなんでも書いていくブログ
とで確認したことだけど、いじめってのは本当に凄惨で、いじめている人間は本当に狡猾で残忍だ。これはそういう悪魔のような特殊な人間がいるというのではなくて、誰でもそうなる可能性があるのだと思うけど。
この知覧町の教訓にならうと、今回恐喝を相談した子はものすごく危ない立場にいることになる。いじめをチクったことで結果的に親や学校、警察にもいじめの事実がばれてしまい、いじめグループの怒りは高まっているだろう。おまけに助けを求めたグループがいじめグループに宣戦布告し、この子は「敵」の一員となっている。にもかかわらず、いじめグループに対抗できる主力はほぼ全員が逮捕され動けない。この子といじめグループとの隔離はできているんだろうか。真っ先に保護されるべきだと思う。
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