EP-903A 雑感
しばらく前に買ったのですが、最近ようやくスキャナとしてまとまった使い方をしたので、困ったことをメモ。
1.プリンタのボタンからスキャンしてPDFを作ると、なぜか編集できない文書プロパティになってしまう。
セキュリティ制限はないみたいなんですけど、文書アセンブリができません。
新聞などを原稿台からスキャンすると、
プリンタのボタンを押す→1枚ごとに別ファイルで保存
という流れになるので、あとでPDFでまとめようと思ったのに、失敗。
結局、パソコン側の「エプソンスキャン」で操作しなくちゃならない。面倒です。
設定方法があるのかもしれないけれど、分からない。
2.ADFに載せられる用紙サイズがA4限定だった。
A4のホチキス止め冊子などを裁断してADFにかけようとして判明。
ガイドが若干動きますが、ほぼA4と言っていいサイズしか対応していません。
1センチほど横を裁断すると、もうガイドは役に立ちません。
紙の引き込みがまだよく機能しているのであまりずれませんが、でも時々かなり斜めにスキャンしてしまいます。
これには困っています。
※追記(2011年2月25日)
ホチキスの針のケースとか、ちょっと厚みのある箱やケースをガイドと紙の間に挟んで調整しています。わりと行けます。
3.穴空けファイルとかホチキス跡が引っかかる
排紙トレイ上の問題ですが、貯まった紙の穴やホチキス跡に排紙がよく引っかかります。穴に角を引っかけて、排紙トレイから押し出していく感じ。
で、貯まった紙がプリンタから落ちてページが混乱したり、排紙がうまくできず、紙が詰まったり斜めスキャンになってしまったり。
排紙トレイがもう少し落ち込んでるとかなってるといいんだけど。
もっとも、紙の側に原因があるので、穴とかホチキス部分を裁断するといいわけです。
で、やってみたら結構快適。
…と喜んでいたら、上記(2)の問題が発生したと。
どうしろとゆうねん。
4.仕方ないことだけど、ADFにたくさん紙を載せられない。
普通のコピー紙見当で40枚ぐらいが限界。
冊子や報告書とかだと100枚とか割と行くので、分割して載せるのが結構面倒くさい。
そもそもADF付きを買ったのは、
どかっと載せてあとは放置→まとまった時間で仕事ができる
というのを期待していたので、ちょっと悲しい。でも勉強になったと思ってます。
5.スキャンスピードが思ったより遅かった。
300dpi 24bitカラーのデフォルトだと、1枚ずつに結構時間がかかります。スキャン後にデータ処理するラグも結構あるし。
8bit グレーにしたら結構快速になったので、まあこれはいいかな。
6.EPSON Scan の細かいこと。
・「プロフェッショナルモード」だとスキャン範囲がデフォルトでA4じゃなかった。
まあ「オフィスモード」とかだと問題ないので。
・スキャン後、PDF作成中には他の操作ができない。
その間スキャナが寝てるので、できれば同時に動かせたらいいんだけど。
・意外にハードディスク容量を食う
スキャン中のデータ貯蔵にハードディスクを使ってるようですが。
数GBほど余裕があったんだけど、「容量が足りない」と言われ、ファイルを引っ越しました。
(追記 2011.02.09)
20GBほどハードディスクの空き容量を作ったので調子に乗って10冊ほど連続でスキャンしてたら、「容量が足りない」と警告が。空き容量を確認したら 100MBほどまで減少していました。画像データは、スキャンが終わってファイル化したら、その都度破棄するものだと思ってましたが、そうじゃないみたいです。たぶん、EPSON Scan を一旦終了させないと、キャッシュファイルを破棄せず、どんどん画像データを追加していくんだと思います。ユーザからすればあまり意味がない(というか困る)処理方法だと思います。
・PDF編集画面でズームが小さくてスキャン品質が分からない。
スキャン後、PDF編集(ページ回転、入れ替えなど)ができるのですが、サムネイル画像が小さすぎて画像の中身が見えません。ズームもできるんだけど、それが小さすぎ。
ページが全部スキャンできているかとか、順序が狂っていないかとかチェックしたいのだけれど、全然分かりません。
結局、PDFにしてからAcrobatで調整しています。役立たず。
5.当たり前だけど両面スキャンができない。
冊子や報告書を自炊しようとして判明。仕様なのに今更気づいたよ(泣)
なぜか両面印刷ユニットをスキャンユニットだと思ってました。あほすぎる。
とりあえず片面をADFで撮って、それから裏を撮ろうかと思いますが、あとで組み合わせるのが面倒くさすぎる。Acrobatってマクロとか組めないよね…?
ScanSnapをやっぱり買おうかな…。しかしせっかくEP-903Aを買ったのに…。
追記
片面スキャンでも結構行けることが判明。
スキャン後のPDFの編集(ページ編集)画面の「ページ番号順 に並べ替え」ってのがすごい。
たとえば裏表印刷された40ページの冊子があるとします。
まず表をスキャンすると、1, 3, 5, …と奇数ページのみスキャンされるでしょ。
次に裏をスキャンすると、40, 38, 36, …と偶数ページが逆からスキャンされますね。
それらをひとまとめにするようにスキャンしてから、「ページ編集」画面で「ページ番号順 に並べ替え」を押すとですね、
1, 2, 3, 4, …, 40
って順番に並べ替えてくれるのです。これは助かる。
これでかなり作業工数が節約できます。もちろん両面スキャンには負けるんだけど、それほど大きなロスではないし。
もうちょっと使い込んでみます。
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さらに追記(2011年2月25日)
自宅のEP-901AのADFが壊れてました。
内部の小さい歯車が割れてたのです。必要なので、保証期間後なので諦めつつ修理に出しました。
結果は配送料のみで修理代は無料でした。理由は、
「使用回数がほとんどないから」
というもの。実際、数年間ADFは使わず、今回やっと使おうとしたら壊れていたので、おそらくは出荷段階から歯車が割れていたのではないかと思います。
EPSONさんの対応は、当然といえば当然ですが、でも規約上は必要ない対応だったと思うので、実体に見合った処理をしてくださっていて、うれしかったですね。
それと、職場のEP-903Aの方ですが、ちょっと厚めの紙をADFで読まそうとしたら、引き込み不良で読んでくれませんでした。パンフレットの表紙ぐらいの紙だったのですが、引き込む際にものすごい異音がしてエラーになりました。上で書いたように、ADFの歯車は樹脂製で柔そうなので、あまり無理させない方がいいと思います。
ADFはコピー紙ぐらいまでだと思って割り切る方が良さそうです。
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