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2011/03/02

保守主義(?)の強さをかいま見た思いがした

【速報】東京都知事選挙に出馬表明の小池晃氏(共産党)、改正青少年保護育成条例廃止を確約【非実在】

まあ共産党は初めからこの種の表現統制には明確に反対している政党なので、別に驚くようなことではないのですが、ここで付いているコメント群が私には新鮮だったのでメモ。
まあ、共産党が規制反対というのを知らず、これを「人気取り」と評する人が少なくないあたり、「共産党」が独裁政治・強権政治という印象を持っているのでしょうね。実際は(少なくとも今の日本共産党は)全然違っていて、主張や政策はものすごくリベラルなんですが。

新鮮だったのは、この条例に反対している人が「でも共産党か…」と支持を躊躇しているのが多かったり、「おいおい、共産党だぞ?」みたいに「おまえ騙されるんじゃないよ?」というような反応が多かったりしたことです。別に共産党ってそんなに危なくないんだけど…。政治主張だって、どう見ても、もう一党独裁とか暴力革命とかっていう政党じゃなくなっているし、むしろ古典的な共産主義ですら放棄しているような印象なんですが。
今は穏健なリベラル政党という感じだから、「おいおい共産党だぞ」とか「アカに投票するのか」とか、一体この人達はいつごろの戦前からタイムスリップしてきたのかと。


2chのまとめブログで、年齢層は若めだと思うんだけど、戦中派ならともかく今時の若者(の一部)がここまで素朴な反共イメージに染まっているとは思わなかったですね。どこからこういうのを仕入れてくるんでしょうか。別にマスコミも「共産主義=アカ=恐ろしい」みたいな論調はないし(あまりにあほらしすぎるしね)、北朝鮮とか中国とかのイメージなんですかね。今時スターリンもないでしょうし…。そもそもプーチンのロシアを見ていれば、ソ連の独裁制は単に社会主義にのみ起因するものではないことは明らかだと思うんですが。

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「日共民青」とリアルに闘っていた人たちがあれこれ言うのはまあ理解できるんですが、しかしここで「アカ」とか言ってる人たちがそういう種類の人たちとは思えないわけで、素朴な反感、嫌悪感って、その人達が素朴であればあるほどに無自覚なわけで、まあそういう無自覚なものほど空気のように伝播しやすいものなのかなあ…と。

日本では反共って空気のようなものなんでしょうね。人民の決起にはほど遠いなあ。


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