追悼
全く面識はなく、顔も名前も知らないどころか、どこで何をしている人かも知らない人だというのに、折に触れてつながりが現れるたびに胸が苦しくなる。
そんな風に人のことを思うことが、よりによってまさか自分のような人間に起こるとは思わなかった。
このブログは、私には一つの灯火のような存在だった。
単に資料として膨大なだけでなく、緻密で繊細な洞察を感じさせられる文章やコメントは私の安らぎだった。
何より、人を人として見ているその視線の暖かさは、私の勇気の源だった。
このブログの作者である碧猫さん(felis_azuriさん)が去年の秋頃に急逝されていたということを知ったのは、1ヶ月ほど前にぶらぶらとあちこちのブログを巡回していた時のことだった。
驚愕して、信じられなくて、あれこれと探索して、そして碧猫さんにつながる人たちの記述をいくつか見つけ、徐々に納得していった。
胸にぽっかり穴が開いたような、というのはこのことだったのか、と思うほどに胸が締め付けられて、本当にただの読者に過ぎない自分がこんなにもショックを受けていることにまた驚いて、そしてただただ悲しい。
碧猫さんは全く知らない一方的な関係だけど、どうか安らかにお眠りください。
…とはとても言えないぐらいにひたすら残念だ。自分でもおかしいと思うけれど。
ただ今は、どうかどうか、彼女の残した足跡が長く長くこのインターネットの世界に残り続けてくれるようにと、祈っています。
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