« 子供が勉強を始める「コトバ」ってのがあるそうです。 | トップページ | 聴覚過敏の感覚を体験するゲーム »

2013/03/27

今更な情報だけどメモ:Powershot G11の純正ケース

Canon Powershot G11 には純正カメラケースが少なくとも2種類ある(あった)。日本オリジナルと中国オリジナルだ。純正品と言えば1系統だと思っていたので混乱した。それを整理するためにメモしておく。

●1.日本オリジナルの純正品(生産終了)
型番はSC-DC65のシリーズ(G12も互換性有り)。A(黒), B(赤?エンジ?), C(黄)で色違い。本革製で、BとCは(おそらく1000個ずつの)数量限定、Web限定販売だった。お値段は8500円。
黄色はエッジに黒のラインがポイントになっていてこれがほしかった。
(参考:Canon G11 CaseHere are pics with my G11 in the sc-dc65c case: Canon PowerShot Talk Forum: Digital Photography Review

既に製造販売は終了していて、中古品を入手するしかない。新古品は今でもヤフオクで時々出てくる。
で、これ以外に、佳能、すなわちCanon中国が独自に出している純正ケースというものがある。

●2.中国オリジナルの純正品(ほぼ確実に生産終了だと思われる)
古いカメラの革製ケースのようなたたずまいでSC-DC65よりもレトロ調。
参考→G11 本革ケース - CUBEなブログ
確かに、佳能のアクセサリサイトを確認すると、本革ケースを出していて、Powershotにはこのデザインの本革ケースを出しているようだ。
佳能(中国) Accessories佳能相机专属附件
色はイエロー(橙色)、ライトブラウン(浅珈琲色)、コーヒーブラウン(深珈琲色)の3色。イエローはウェブ販売のみの数量限定版。
ここでは、ストラップのデザインをよく見ておこう。
イエローは、背中に S.G という刻印が入っている。他の2色では背中の画像が無く、刻印は確認できないが、これもポイントの一つ。
追記:この刻印は買うときに文字を選べて無料で入れてもらえるサービスだった。
限量版个性定制相机包_佳能0101商场-佳能(中国)有限公司官方指定网上商城

こちらのサイトでは、ちゃんと製造工程で本革を使って職人が加工している様子が紹介されている。
※ちなみに、中国語でカメラは「相机」、アクセサリは「附件」、カメラケースは「相机包」、Powershotは「博秀」というらしい。「包」は日本語の「包」とは字体が違って、己ではなく巳なので注意。

この佳能の純正ケース、現在はわずかに佳能オフィシャル?のウェブ販売で、G12の在庫処分セールのおまけとして買えるようだが、ケース単独では入手できない。
PowerShot G12_PowerShot G12_PowerShot博秀_小型数码相机_佳能0101商场-佳能(中国)官方网上商城
確かに「佳能原装真皮包」と書いてあって、佳能の純正本革ケースとなっている。
ここに、このケース単独での市場価格は約600元とあり、この記載を信じるならばすごく高い。まあ本革製だしとは思う。ちなみにG1Xの本革ケースは698元で売っている。高いなあ…。

●流通している中国版純正品は全てコピー商品?

で、問題はここからなのだが。

まず、これらの中国オリジナルカメラケース、型番がわからない。佳能のサイトで型番が見あたらないし、他のサイトで箱(というかプラケース)に入った状態の写真をいくつか見たけれど、そこにもCanonという記載はあるが型番はないようだ。

次に、同じデザインの合皮製のケースがかなり安い価格で販売されている。「Canon G11 ケース」などの語句でヤフオクやAmazon、楽天などを検索するとたくさん出てくる。全てほぼ同じデザインで、価格は1500~2000円程度。合成皮革と書かれている。一部ではCanon中国の製作だと謳っているところもある。ヤフオクではSC-DC65の型番でこれを載せている業者もいるが、間違っているし、誤解を招く表現だ。佳能のケースに型番がないのが混同の一因でもあると思うが。

現在Amazonで見られるのがロワジャパンという店とi-Beansという店。ロワジャパンは画像からCanonロゴを消した跡が明瞭でカスタマーレビューでも商品はロゴ付きだとあり、販売終了している。i-Beansの方は販売中だが「純正品ではない」とあり、ロゴを初めから付けてないようにも見える。

で、元ネタはこれだと思うんだけど。
キャノンG11 G12のキャノンPowerShot G11/G12の自由な船積みのためのカメラ袋のための保護革デジタルカメラの携帯用ケース!魚拓
ここでは明確に「イミテーションレザー」と書いてある。価格は1個US$10.42、Amazonやヤフオクの業者はこれを仕入れているんだとすれば、納得できる販売価格になっている。

要するに模造品だよね。コピーだと思う。
あるいは、佳能の下請工場が、佳能からの受注終了後に勝手に作って市場に流しているのかもしれない。それとも第三者が皮を切る型や図面を入手して生産しているのかもしれない。
この模造品、形の崩れは写真ではほとんどわからない。ストラップに若干違いがあるように見える。あと、コピーの方がロゴの色が濃い。この辺の風合いは難しいのかもしれない。

追記:業者によってストラップがいろいろだ。佳能のサイトで本物と見比べてみるといいかも。

こっちのサイトは材質の記載はなく、1個40ドル。Canonロゴを堂々と載せている。本物なら妥当な値段だが、写真は上記サイトと酷似していて、一部、佳能サイトから製造工程の写真をコピーしている。
/キヤノン/キヤノンPNG、:キヤノンG11のカメラバッグG11パッケージG12カメラケースG12のカメラバッグG11ホルスター-$5魚拓

追記:
ショップの一つに問い合わせてみた。Canonロゴ入りの包装と製品の写真を掲載しているショップだ。
本物なら、素材は本革、製造元は佳能のはず。だが回答は、合成皮革製、製造元については「中国製」と言うだけで、はぐらかした。
要するに、Canonロゴの製品と包装で、模造品を堂々と売っているというわけだ。

佳能はAmazon Japan に警告してもいいと思うんだけど。
模造品ビジネスは太古からあるし、模倣は経済発展の原動力でもあるのだが、Amazonなどでこうした商品を選んでいる人達には、模造品だとは思いもしないまま喜んで買っている人も少なくないのではないかと思われる。

手工業品はもともと個体ごとの品質ムラが大きいものだし、素材の善し悪しも見た目ではわからない。だから業者をどこまで信用できるかということになる。その上、e-ビジネスは、実物を確認できない上に商品写真もウェブに出回っている写真のコピーで、どんな品物が届くか全くあてにならない。もっとひどいことは、我々消費者は届いた品物の品質が妥当なものか、実物を前にしてすら判断できないことだ。「こんなものなのかな…?」で済ませないと仕方ないのだ。

せめて、ウェブで買う場合は、
1.写真を画像検索してみよう。他業者の写真を流用してるだけかもしれない。
2.仕入れ先を検索してみよう。怪しい品物を仕入れて目先だけを変えて流している店かもしれない。
3.画像やキーワード、型番等で検索してみよう。その品物の素性が見えてくるかもしれない。

インターネットの世界では、安物は安物なりの品質しかないが、高くても品質が伴うとは(リアル世界よりも)限らないだろう。

« 子供が勉強を始める「コトバ」ってのがあるそうです。 | トップページ | 聴覚過敏の感覚を体験するゲーム »

しらべもの」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/83801/57585848

この記事へのトラックバック一覧です: 今更な情報だけどメモ:Powershot G11の純正ケース:

« 子供が勉強を始める「コトバ」ってのがあるそうです。 | トップページ | 聴覚過敏の感覚を体験するゲーム »