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中学校女性司書「生活苦しく」…蔵書転売3千冊 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
学校の図書室の蔵書を3年半で約3000冊(550万円相当)を、中古書店に転売していたとして、新潟市教育委員会は30日、市立小須戸中学校に勤務していた元図書室司書の40歳代の女性を、窃盗の疑いで秋葉署に告訴した。上記リンク先によれば、この女性の月収は8万円だったとのこと。自立は不可能な金額で、職としてはパート・アルバイト等の扱いでしょう。この収入だけで生きていくしかなかったのか。
市教委によると、女性は2008年4月から13年3月まで臨時職員の司書として同校に勤めていたが、09年9月頃から、新たに購入した図書を10~30冊ためては、市内3か所の中古書店に新品のまま転売していた。転売は徐々にエスカレートし、12年度に購入した約500冊のうち、残っていたのは6冊だけだったという。後任の司書が、購入したはずの図書が見当たらないことに気づき、発覚した。
女性は、市教委の調査に対し「生活が苦しくほとんど食費に充てた」などと話しているが、弁償のめどは立っていないという。市教委の管理マニュアルでは、購入図書の検品は担当教諭と司書が2人ですることになっているが、守られていなかった。市教委は、学校側の管理職の処分も検討している。
同校の図書室の蔵書数は現在約1万冊。
(2013年5月30日20時54分 読売新聞)
事情は分かりませんが、他人事でないだけに息が詰まります。
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追記(2013年6月15日)
大分市職員、飲食店で夜のバイト【大分のニュース】- 大分合同新聞
→(魚拓)
正職員であるにも関わらず、「毎月の手取りは10万円を切り」とのこと。
副業禁止規定が経済上の重荷にならないだけの賃金は必要なはずです。
公務員=社会のインフラだという意識がもっと浸透してほしい。
エリートも未熟練労働も含んだ民間給与平均よりも公務員賃金がよくなるのは当たり前のことだと思います。
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