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2013/08/03

勉強しないといけないことが多すぎるなあ…。

強迫性障害の治療ガイドライン
統合失調症より有病率が高く、人口の1~2%で、男女比は等しく、かつ発症は幼児期を含む全ての年代で、発症年齢のピークは10歳前後と21歳、とのこと。
出会っていないはずがないのですが、まだ職場では直接対応した経験はありません。

過食症と身体醜形性障害,さらに心気症や抜毛症,強迫的爪咬み・皮膚摘み取りもOCD類縁疾患に含まれるようになった。まとめてOCDスペクトラム障害と呼ばれる。
とのことなので、深刻・重症化しなくて日常生活を送れているけれど、何らかの強迫的なストレスを抱えている(あるいは生理的にそういう傾向を持つ)人はもっと多いのだと思います。「身体醜形性障害は一般人口の0.5~0.7%」だそうです。

統合失調症と似ていて誤診されることもあるそうで、我々も注意が必要だなと思います。
また、他の障害や問題と複合していることもあるでしょうから(たとえば注意欠陥がひどいのと同時に同時に爪かみや皮膚摘み取りが目立つというような)、複眼的な視点も必要でしょう。
いずれにせよ、専門家として診断できたり対応できたりするわけではないのですが、現場的にある程度のノウハウ?は持っておきたいです。

そういえば、以前、臨床心理士の人に相談していて、
「あなたはカウンセラーではないのだから」
とアドバイスされたことがあります。親なら親、教師なら教師と、それぞれに本人に対する意味と役割がある。決してカウンセリング的な対応をする必要はないのだと。本人への理解と共感は必要だけれど、教師なら教師と生徒という関係性の中で積極的な指導や助言、訓練をするということがあってもいいのだし、親なら親子という関係性の中で子供とふれあうということでいいのだというのです。カウンセラーも、ある決めごとの中で接しているところがあるけれども、その決めごとにそれ以外の人がとらわれる必要はない、カウンセリング的な方法を模倣する必要は必ずしもないのだ、という感じの話でした。この話を聞いたときは、全ての役割を背負わなくてはならないというような気負いと負担感を漠然と感じていたので、肩の荷が下りたというか、周囲との共同の中で対応することに気づかされたというか、そんな覚えがあります。


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