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2013/10/30

世の中に「当たり前」は存在しない。好悪の理由を言葉で考える意味

モンスター国家・日本のクレーム - 誰かの妄想・はてな版

オーストラリアの首都・キャンベラにある戦争記念館で旭日旗の映像が床に投射され、来館者に踏みつけられているとして、日本政府が抗議し、記念館が投射を取りやめていたことが25日、分かった。
抗議しちゃったら、余計に「あ、やっぱり日本って戦前と変わってないんだ」と思われるばかりだと思いますが…。

それはともかく、上記記事のコメントに、
「どんなに嫌いな旗だとしても、公の場で破いたり踏みつけたりする行為は異常だ」
「好き嫌いに関係なくそのような行為は良くない」
という意見があって、一見「なるほどなあ」とも思うんですけど、

1.他国(自国)の旗を粗末にするのは良くないって、そういう礼儀って大事ですかね?
2.1のような礼儀が大事だとしても、まあ旭日旗を踏みつけにする表現をしたくなる人もいるよねえ。

ということで、別に踏みつけたっていいのではと思いますけど。
ていうか、そもそも表面的な行為について抗議して取り下げさせるとかいう前に、「なんでこういう表現が出てくるのだろうか」とかいう点を掘り下げる方がいいと思うんですね。

ていうと、
じゃあ日本で中国の国旗が踏みつけられるパフォーマンスがあっても許す訳ね?
みたいな話が出てくるんですけど、それは違うでしょと。

別に私は例えばサッカーの試合とかで敵方の旗を燃やしたり落書きしたりしても、まあそういうこともあるよね、って思います。それがサポーター間の憎悪を高める効果はあるでしょうからやらない方が無難でしょうけれど。
しかし、そもそも旭日旗には加害と被害の非対称性が元々強く刻印されているわけです。その非対称性を抜きにしてこの問題は語れません。以前、知花さんという沖縄の方が日の丸を燃やしたことがありましたが、天皇制による圧政への抵抗という文脈への理解なしにこの行為を評価することができないのと同じです。

っていうと、
中国(中国人)だって○○が○○で…で日本人として恨みがある。だからやってもいいよね?
みたいな話が出てくるんですけど、それならやったらいいんじゃない、と思います。
日本車を打ち壊したアメリカの議員さんたちだっていたし、ニクソンなどの人形を燃やしたデモ隊もいたわけです。
そうやって抗議の意を示すのは(それが有意義かはともかく)結構なのではないか、と。
ただ、そういう恨みがトンデモな発想、勘違い、偏見による思い込みだったら大いに恥ずかしいし、逆に指弾される原因になりますけど。

「日本の旗(といっても旭日旗なんですが…)を汚された!」みたいにカッとなる人は、

1.何に腹が立つのかを「当然」とか「常識」とか「礼儀」とかに依拠せずに言葉にしてみる。
2.汚した人の汚す理由が何かを、その人の立場に立ってじっくり考えてみる。

という二つのことをして心を落ち着けるのがいいんじゃないかと思います。

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