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2013/12/24

「マイクロ・アグレッション」

Micro Aggression: 小さい侵害?微細な攻撃?訳しにくいのだけど、なるほど上手いなあ…と思ったのがこのタイトル。

日常会話の中に混ざりこんだ悪意。目に見えない人種差別「マイクロ・アグレッション」 : カラパイア

というわけで、人種差別だけに限らないけど、こういう差別意識が透けて見える言動ってあるよね…という話。

具体例はリンク先を見てもらいたいのだけれど、人によっては
「え?何が差別なの?どこが不快なの?」
と思う例があるかもしれない。
確かに、そう思うことが自然だという可能性もあるけれど、実は「どこがおかしいのか分からない」ということこそ、自分にも同じ差別意識が身についてしまっていることの証かもしれない。
だから、ちょっとしたトンチ問題、または自分の無意識のチェックシートになっているとも言える。「え?…ああ、そういう意味か」ってなるのもあると思うので、いいテスト問題だなあと思う。

例えば私の場合、
1.の“あなた、自分が白人と同じだと思っているの? そんな目をしていて?” とか
2.の“あなたとてもきれいだわ。黒い肌のせいで” とか
20.の“ママと一緒にいたとき、どうして君の娘はそんなに白いんだい?と訊いた人がいた”
とかは、ひょっとしたら発言した人は、その人を誉めるつもりだったんじゃないか、と思ったりした。
アメリカでは、肌の色に言及するのはかなり微妙な発言らしいけれど、「小麦色に焼けて健康的だ」とか「色白でキレイ」とかは、何かの拍子でつい言ってしまいそうな気がする。
けれども、考えてみればそれで傷つく人がいるのは当然だ。私も、ヨーロッパで目の形についてあれこれ言われたときにはかなりショックだったし、「君たちは黄色いよね」みたいに何気なく言われたときもギョッとした。でも、そういう経験をしている自分でさえ、日本の日常の中では、ひょっとしたらつい言ってしまうことがあるかもしれないと思う。

*********
ところで、まあ内容も面白いんだけど、ここで出てきてる具体例の英語が、訳しにくいというか、英語的言い回しというか、日本語的発想から思いつきにくいというか、なるほどねえ…なんだよね。むしろそっちの方が面白かったというか。

一番分かりづらかったのは、3.の
This girl sitting next to me moves, to sit closer to someone she's talking to, and this white guy whispers loudly that she moved b/c I... "smell like rice".
という文。意味は、
私の隣に女の子が座っていたんだけど、その子が話し相手の男の子の方に席を換えたら、その男の子が聞こえよがしに言ったの。その子は私がコメ臭くて席を換えたんだって。
ということだと思うんだけど、ちょっと読んだだけだと誰が誰かわからなくて困った。
上記「カラパイア」の訳は、
“私の隣に座っていたその女の子、白人に近づいて話しかけたのだけど、彼女がいなくなってから、その白人がまわりに聞こえる声で言った。ぼくがコメくさいと言ったら離れていった”
となっているんだけど、そういう意味なのかなあ…?違う気がするけど…。

ともあれ、こういう英語らしい表現を見ると、自分の英語力にほとほと限界を感じさせられますね…。

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