オリンピックと国家戦略特区→公立学校の民営化を提唱。
オリンピック招致は、今まで反対が強くてやれなかった荒っぽい「改革」を押し通すための免罪符を得るというもくろみがあったんですね…。
国家戦略特区の規制緩和検討項目を並べた、わずか9ページの資料に「オリンピック」という語が7回も出てきます。
国家戦略特区ワーキンググループ「国家戦略特区において検討すべき規制改革事項等について」平成25年10月18日
・東京オリンピックの開催も追い風に、今後、我が国に居住・滞在する外国人が急増することが見込まれる。「東京オリンピックの開催も追い風に」がまるで呪文のよう。無理矢理くっつけた感じがありありとしています。・東京オリンピックの開催も追い風に、国際バカロレアの普及拡大を通じたグローバル人材の育成や、スポーツ・体育の充実などに係る必要性が増している。
・東京オリンピックの開催も追い風に、国際都市として更に進化を目指す都市設計を推進するとともに、都心居住の環境整備を加速化するため、…
ここに、公立学校の民営化が提言されています。
公立学校運営の民間開放(民間委託方式による学校の公設民営等)を可能とすることとし、…中略…特区関連法案の施行後一年以内を目途としこれは株式会社が学校運営で利益を上げられるようにするための布石でないか、という見方をしている人がいます。
て検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずる。
奈須りえ「【公設民営学校】教育の規制緩和の論点◆国家戦略特区の規制緩和のメニューから」BLOGOS
保育所の民間委託のときの状況とよく似ているそうです。
*********
追記(2013年12月13日)
オリンピックにかこつけて、自民党念願の共謀罪の創設もやるつもりらしいです。
オリンピック→テロの危険→共謀罪 という論理。オリンピックが来たら桶屋が儲かる。まさに錦の御旗。
さすが世界最大のお祭り騒ぎのオリンピック。もう何でもありですな。
この記事へのコメントは終了しました。
コメント