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2014/01/15

備忘録

トマトジュースを飲むとすぐにおなかを下すんだけど、なぜだろう。

さて、年末の靖国参拝問題に関連した記事メモ。

なぜ問題か、についてほぼ意を尽くしているのが守田氏によるこちらの記事。
明日に向けて(776)安倍首相の靖国参拝強行を批判する - 明日に向けて

しかし安倍氏は止められないご様子。
安倍首相:今後の靖国参拝に意欲 - 毎日新聞

安倍晋三首相は9日午前、靖国神社参拝に関し「一国のリーダーとして手を合わせご冥福をお祈りする。この気持ちは持ち続けていきたい」と述べ、今後の参拝に意欲を示した。一方で「参拝自体が残念ながら外交、政治問題化されている。今の時点で、今後参拝するかしないか申し上げるつもりはない」と明言を避けた。靖国神社に代わる国立追悼施設構想については「何よりも遺族の気持ちが大切だ。そうした観点から検討を慎重に考えていくべきだ」と改めて否定的な見解を示した。
安倍首相:「批判されても責任を果たす」靖国参拝巡り - 毎日新聞
「国のために戦って倒れた英霊の冥福を祈り、手を合わせるのは世界共通のリーダーの姿勢だ。たとえ批判されることがあっても、当然の役割、責任を果たしていくべきだ」
「一国の指導者もお参りすることで(戦没者遺族の)気持ちも癒やされる。だからこそ多くの遺族は国のリーダーの参拝を望んでいる」
新たな無宗教の国立追悼施設の建設構想には「『今度はこっちですよ』ということが成り立つかどうか」

「一国のリーダーとして」、参拝したい、遺族を癒すために「リーダー」の参拝が必要という意識。「残念ながら」参拝が外交、政治問題化「されて」いるという認識。そしてさらに、非靖国化については、「遺族の気持ち」(苦笑…)を持ち出して否定する感覚。
いずれも興味深い点です。靖国にこだわる人びとの重要な論旨がいくつか表れていると思います。

自民党も先鋭化。
自民党:運動方針案「不戦の誓い」削除…靖国参拝の表現 - 毎日新聞
13年運動方針:「参拝を受け継ぎ、国の礎となられた方々に哀悼の誠をささげ、不戦の誓いと恒久平和の決意を新たにする」
14年の案:「参拝を受け継ぎ、国の礎となられた方々に対する尊崇の念を高め、感謝の誠をささげ、恒久平和への決意を新たにする」
「哀悼の誠」→「尊崇」+「感謝の誠」
「申し訳なかった」、「気の毒だった」、という視点から、「立派な人たちだった」、「ありがとう」という視点へ転換。
まあもう本音を出してもいいだろう、出すべきだ、ということでしょう。

首相に忠実に努力している外務省の様子。
靖国神社参拝にまつわる外務省の態度が内向きすぎて驚いた - 法華狼の日記
こちらのコメントで知りましたが、
明日うらしま: 222:日本の「靖国引きこもり症」政権の駐英大使が演じた国際喜劇のひと幕(その5)
机の上の空 大沼安史の個人新聞: 〔コラム 机の上の空〕 日本の<名前を言ってはいけない男 (He-Who-Must-Not-Be-Named) >は、駐英・林大使をシドロモドーロにさせた……
大使という仕事も大変です。林大使の努力の一端は以下のような感じ。
China risks becoming Asia’s Voldemort - Telegraph
▶ NEWSNIGHT: Japanese and Chinese ambassadors on island dispute - YouTube
イギリスは面白い討論番組を持っていますね。大部分の視聴者はそれほど興味ないだろうに。
しかし司会の方はちゃんと突っ込むポイントを知っていますねえ。大したものだなあ。
日本ではこういう突っ込みをすると嫌われると思うんだけど、きちんと突っ込む方がむしろいいと思うんですよね。
まあ靖国や交戦権不保持規定廃止の問題で勝てるわけはないので大使もかわいそうですね…。

政府、自民党議員、閣僚の皆さんも頑張っています。
日本、議員ら米へ続々 首相の靖国参拝の真意説明へ  :日本経済新聞
1.外交担当者や国会議員が相次ぎ米国を訪れ、政府や議会の関係者に参拝の真意を説明するつもり
2.日米国会議員連盟の訪問団、下村文科相、谷内国家安保局長などが訪米
3.「中韓との関係修復に向け、両国に首脳会談を呼びかけていると改めて強調」
だそうです…。バカじゃなかろうか。

いや、バカじゃないでしょうから、本当に何が問題なのか全く理解できないのでしょうね。

それに、そもそも「真意説明」に最優先すべきなのはアメリカじゃないでしょうに…。
アジア諸国の反応に冷淡なのと対照的に、アメリカがちょっと不快感を表明しただけでこの騒ぎ…。こういうのこそ、国辱ものの奴隷根性だと思うんだけどなあ。
ホント、誰も恥ずかしいと思わないのかしら。

で、私たち国民の様子。

参拝直後の調査結果。
靖国、外交配慮を69% 首相参拝、批判が上回る  - 47NEWS(よんななニュース)
1.「配慮する必要はない」が4分の1もいる。
2.首相参拝を4割以上の国民が支持(よかった=43.2%、よくなかった=47.1%)。
3.支持率は変動なく、過半数の国民(55.2%)が支持。

1月10から12日の調査、13日発表の読売新聞調査ではこんな感じ。
内閣支持回復62%、普天間進展「評価」59% : 世論調査 : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
安倍内閣の経済政策「評価」60%…世論調査 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
1.内閣支持率は秘密保護法問題のショックから回復(11月64%、12月55%)。
2.靖国参拝を4割以上の国民が高評価(「評価する」45%、「評価しない」47%)。

読売新聞の以前の調査では、
首相の靖国参拝「すべきだ」46%…読売調査 : 世論調査 : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
1.「参拝すべきだ」46%、「参拝すべきでない」36%
2.「河野談話」については、「見直すべきだ」42%、「見直す必要はない」35%
だそうです。
安倍氏の勢いが止まらないのは、我々国民の心情の反映でもあるでしょう。私なんかは少数派(変わった人)なわけです。

一方、アメリカでは、共和党員の過半数が生物進化論を信じていないそうです。
ポール・クルーグマン「よき共和党員は進化論など信じはせぬ」 — 経済学101
まあちょっと、空気を読んで「信じてない」というふりをしているという話も出てきますが。日の丸に起立するようなものかね。

ちなみに記事ネタの報告
Public’s Views on Human Evolution | Pew Research Center's Religion & Public Life Project
によると、アメリカの成人のうち、3分の1が進化論を信じていないそうです。
「どんだけ宗教に染まってるんだ」とちょっとびっくりしますが、日本の状況もまあ、外から見るとこんな風に見えるのかな、と。

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