教科書検定基準改定のパブコメ
事務的・作業的事情を優先して、パブコメ募集期間を短縮するという、めちゃくちゃをやっています。
義務教育諸学校及び高等学校教科用図書検定基準の一部を改正する告示案に関する意見募集について
パブリックコメント:意見募集中案件詳細|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ
今後の検定申請までのスケジュールを考慮すると、1月中には検定基準の告示を行う必要がある。民主的ルールを優先するべきなのは当然ですが、よりによって教育問題、しかもセンシティブな歴史教科書に関する問題について、こんな理由にならない理由で手続きを省略しようというのは、非常にたちが悪いことです。
このため、本件については、パブリック・コメントの実施期間を短縮する。
秘密保護法のときも同じでしたが、ひどいやり方です。民意を聞くことを嫌うのはいかにも自民党らしい(+お役所らしい)とも思いますが。長い目で見ても市民社会を育てない…経済活力をも損なう愚策だというのに。
自民党、そして今の安倍さんたちの残念なところの一つは、これからの日本社会が国民の社会参画を高めることでしか活性化しないということを全く理解できないことです。そして、その社会参画の最も大切な柱の一つが政治参画だということを。
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ともあれ、検定基準に「愛国心」なるトンデモと、日本の戦争・戦後責任を曖昧にするごまかしを持ち込もうとしていることは明らかなので、パブコメに意見を送りましょう。1月14日までです。
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