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2014/02/21

安倍首相「戦後教育はマインドコントロール」、市民は順調に空気を読むの図。

安倍内閣。衆参両院で与党は圧倒的多数で政治基盤も盤石。おまけに、側近が失言・暴言を一斉放火のごとくぶちまけようが、原発を再稼働しようが特定秘密保護法を強行しようが靖国を参拝しようが改憲をぶち上げようが…要するに何を言おうがやろうが、支持率は全然下がりません。

こういう情勢下、日本国民は従順に空気を読んでおります。
東京新聞:「政治的」作品撤去を 都美術館「クレーム心配」:社会(TOKYO Web)(2014年2月19日 朝刊)
要するに、安倍政権批判、「保守」右翼思想主張批判が混じった作品を東京都美術館が撤去しようとしたわけですが。
・「靖国参拝への批判など」「小室副館長は取材に『こういう考えを美術館として認めるのか、とクレームがつくことが心配だった』と話す。」
・作者が自筆の紙(靖国参拝批判を書いた紙)を取り外したため会場使用は認めたが、苦情があれば撤去を求める方針。
・この定期展は今回で七回目だが、来年以降、内容によっては使用許可を出さないことも検討。

だって。まあ、都知事は桝添さんになったし、安倍首相に取り入ることは都の重要事項ですからね。
中国でも指導者が変われば下々の態度も一変しますから、同じ東アジアの国としては当然の対応。
美術館運営者が「こういう考えを美術館として認めるのか」という愚にも付かない「クレーム」(笑)にすら対抗できないほどにナイーブだという情けなさはもちろんなんですが。

こちらのエントリを見た方が全体像がよく分かる。
このアートから靖国参拝批判だけ削除させるって、逆に検閲の真意が明らかになるだけだと思うのだが - 法華狼の日記

そのほかに、
東京新聞:はだしのゲン 都内で撤去請願 教委・議会に14件:社会(TOKYO Web)(2014年2月21日 朝刊)
とか、
東京新聞:米加州の慰安婦像撤去求め提訴 日系人ら:国際(TOKYO Web)(2014年2月21日 13時59分)
とかの、安倍さんの先兵みたいな人たちも地道に活動しています。でもまあ、さっきの美術館副館長みたいな「普通の」人たちが空気を読むようになることこそが、世の中が大きく変わるためには大切ですね。
このように、順調に安倍さんの理想とする「美しい国」が生まれつつあります。

そうなれば、まあ、こんな感じにもなるわけです。
国権の 最高機関の 慣れの果て - vanacoralの日記
・野党議員の質問に答えず、「小バカにしたような笑みをうかべる」安倍氏と麻生氏。
・答弁書をめくり飛ばして答弁漏れを繰り返す麻生氏。
・野党議員の質問中に「両手を大きく伸ばしてノビ」、「聞きもせずに麻生大臣と談笑」、「『時間、時間、終わりだ』と声に出し、手持ちの資料を放り投げる」安倍氏。

そして満を持して持論を力説する安倍総理。
東京新聞:戦後教育はマインドコントロール 首相、衆院委で発言:政治(TOKYO Web)(2014年2月21日 朝刊)

 安倍晋三首相は二十日の衆院予算委員会で、教育改革に関し「教育基本法は(第二次大戦後の)占領時代につくられたが、衆参両院で自民党単独で過半数をとっていた時代も手を触れなかった。そうしたマインドコントロールから抜け出す必要がある」と意欲を示した。
      ◇
 安倍晋三首相は二十日の衆院予算委員会で、戦後に長く教育基本法を見直さなかったことを「マインドコントロール」と表現し、教育改革に意欲を示した。
 首相は第一次安倍内閣で掲げていた「戦後レジーム(体制)からの脱却」とのうたい文句について「あえて使っていないが、捨てたわけではなく、変わらない」と強調。「憲法や教育制度を私たちの手で変えていくことこそが、戦後体制からの脱却になる」と力説した。
 憲法については「(戦後の)占領時代につくられ、時代に合わない仕組みもある。不磨の大典ではない」と述べた。政府・自民党は今国会で、自治体の教育委員会のあり方を見直す関連法改正を目指している。
 一方、首相は自衛隊の海外での武器使用基準見直しでは「相当、抑制的になっている。法改正していくことになる」と、緩和のための自衛隊法改正を目指す考えを示した。
 国連平和維持活動(PKO)など海外での自衛隊の武器使用基準は現在、正当防衛と緊急避難に限定されている。首相は海外での邦人救出や、PKO活動時に他国軍の救助ができないと説明し「本当に認められないのか」と訴えた。
憲法+教育制度→「戦後レジーム」で、教育基本法→「マインドコントロール」だそうです。
で、今やってるのは、教育委員会を無力化して政治家が教育を統制できるようにし、「道徳」を教科に格上げし、日本の戦争責任を否定する歴史修正主義で歴史教育をすること。それと、自衛隊の積極的な海外展開、実力行使に道を開くこと。そして自民党の改憲案=天賦人権論の否定、滅私奉公、国による私人の権利統制と個人に対するイエやクニの優越。
ということで、「戦後レジーム」はこれの反対になるわけでしょうね。安倍氏によれば、21世紀の今や世界中の人が「マインドコントロール」されているということなのでしょう。

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