毎日新聞のニュース解説で竹富町がかわいそうだし、全般に解説になっていない件
5月3日付の毎日新聞兵庫版の「15歳のニュース」という欄で「検定教科書巡る動き」が解説されていました。
竹富町の教科書選定と国の介入問題
竹島・尖閣諸島を「我が国固有の領土」と明記させた問題
道徳を教科にする問題
の三つが取り上げれていましたが、竹富町の件についての記述が全体に「政府に逆らう竹富町」というトーンになっていたのが気になりました。
15歳向けの解説記事ということなので、細かいいきさつや制度上の駆け引きは省略して、教育内容を決めるのは誰であるべきかという論点を考えさせる記事の方がよかったと思います。
一読すると、たいていの人は、竹富町がわがままを言って教育内容をねじ曲げようとしているという印象を持つでしょう。一方の主張があれば他方の主張もあるわけで、竹富町側の考え方や、そもそもは八重山地区の問題であったわけです。そこで何が問題になったのかという点をきちんと盛り込むべきでしょう。
あと、道徳を科目にするという解説も中途半端な印象です。「教育現場の保守化を象徴」と言いますが、読者には意味がわからないでしょう。そもそも教科とそうでないものの違いや意味を示さずに「教科にするべきかどうか」と言われてもぴんと来ないでしょう。賛成派と反対派の意見には「それぞれ頷けるところもあれば首をかしげたくなる点もある」と言いますが、紙面に示された意見は漠然とした記述で賛否の建てようもないものです。
せっかくの重要な問題に触れる記事なので、蒙を啓くきっかけになるような記述を期待したいです。
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