人間は命令と罰で動かせるというやせ細った人間観。
ちょっとびっくりしてソースを見たら本当だったのでメモ。
ごみ屋敷に住みたくて住む人なんていない ~ごみ屋敷禁止法案のバカらしさ~(藤田孝典) - 個人 - Yahoo!ニュース
断片的に引用。
・「止めなさい。罰金ですよ」と言ってやめられたらこんな簡単なことはない。
・ごみを溜め込む原因をこれだと見極めるのは難しい。溜め込む本人もわからないことが多いだろう。
・常識的に考えれば、不衛生で危険なところに住みたいと思う人はいない。
・何より大切なことが、その人の心の動きを理解しようとする姿勢を持ち、信頼関係を構築していくこと。
・例え、強制的な手段で介入し、ごみを片付けたとしても、すぐにまたごみを溜めてしまうのだ。
・このことは高齢者や地域課題にかかわる行政、福祉関係者の方なら多かれ少なかれ知っていることだと思う。
これを見ると、「ごみ屋敷」の主に命令を出し、罰金などを科すことでごみ屋敷問題を解消しようとする法案のようですが、ごみ屋敷問題が当人の心身の障害や生活困難など複雑な問題から生まれていることは言わば常識のはず。
いくらなんでもこんなアホな法案はないでしょ、と思って、ソースを見たら本当でした。
小宮山国対委員長、ゴミ屋敷禁止法案提出 |生活の党
法案概要(PDF)
法案要綱(PDF)
法案(PDF)
本当に命令と代執行、罰則とで処理しようという法案でした。目を疑う内容です。
当人が信頼できない人たちが介入して強制的にごみを排除されれば、さらに問題は悪化するでしょう。ご近所や自治体への不信は一層強まって対話の基礎すら築けなくなるでしょう。福祉的な介入すら不可能になってしまいかねない。
っていうか、ここまでやるなら、ごみ屋敷の主を強制的に施設で拘禁するしか機能しないと思う。かつてハンセン病患者を徹底的に排除し社会的に抹殺したのと同じようにして「クリーンな環境」を作るのであれば、あるいは、今後全国各地に続々と生まれてくるごみ屋敷予備軍を封じ込めることができるかもしれない。
まあ、この藤田氏が語ることで意は尽くされていると思います。
教育問題でも、現場実践の実質をあまりに知らない介入が多いと思いますが、それと似ている。
上記法案を提案したのが、「日本維新、みんな、結い、生活の野党4党」とのこと。
「ああ、やっぱり……」というため息しか出てこない。
どうして、現場で苦闘している人たちから丹念に聞き取りをしたり、その人たちに寄り添ったりしようとしないのでしょうね。
日本維新、みんな、結い、生活。これらの党の名前を忘れないように。
まあ、もうすぐ、また離合集散して名前も変わりますけど。
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