ブクマ的メモと感想メモ。
鋭い。ていうか、忘れてならない視点。
犯罪被害と自衛の精神論 - ある精神病患者の一日
他にも。
抑圧者は抑圧者であることを喜ぶのか - ある精神病患者の一日
旧型コンピュータ≠わたし、には心があります - ある精神病患者の一日
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日本の地方私学のことをいろいろ想像させられる。
営利大学連鎖倒産時代が迫るアメリカ 略奪的(predatory)経営姿勢にオバマ政権がNO 卒業率31.5%、平均負債額408万円の惨状 - Market Hack
卒業率が3割というあたり、日米の教育組織の違いが表れている気がする。
日本の中小私学では、実質就職率が5割程度というところがざらにあるので、状況は似たり寄ったりだろうと想像する。ただ、卒業率が3割というのはない。だいたい6割から7割はある。
これは、日本の大学の場合、実際には学士の資格に見合う実質を持っていない学生でも、何とかして卒業させてしまおうとする姿勢が強いのに対し、アメリカの場合はそれほどではないということだろうと想像する。
どうして日本の学校は、そのように、とりあえず形を付けてあげることにこだわるのか。理由はよくわからないが、マインド的には「何とか卒業だけはさせてあげないと」という気持ちが強く働き、それが暗黙の合意になっているということは言えると思う。このような形の学生関与が当然のものとなっている。「学士力」なる言葉が現れたのはこの象徴だろう。
教育への公的支援が貧弱で、そのしわ寄せが学生やその家庭になされているのは日米両国の共通の特徴だが、アメリカの場合は退学という形で調整され、日本では、学卒者の就職・雇用段階での選別と大卒資格の空洞化という形で調整される。そのようになっているのかもしれない。
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「徳」を失った日本の悲劇 - vanacoralの日記
暴言を吐いた議員を辞職させるべきという主張へのこちらのコメント。
暴言に社会的制裁を加えるべきという発想そのものは理解できる面もあるけど、これは議員がそもそも有権者が選挙で選んで代表として送り込んだ存在だという前提が抜けているので、論点を外している。「正しいことだから何をやっても良い」という考え方が怖い、ということも言われているが、そもそも「何をやってもよい」ということが主張されているわけではないので失当だ。
誰がどういう基準で暴言と判断して、罪の加重を決めるのでしょうか?
国民感情で決めるとかってなると、まんま人民裁判になっちゃうとおもいますけど
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はてなブックマーク - 犠牲者数の推移 - 誰かの妄想・はてな版
日本がしたことを直視できないブクマがたくさん。何とか違う話にしたいという願望が透けて見える。
本体は南京事件の犠牲者推定が事件発生時から大きくは変わらず、30万人を中位値とみなして特に問題がないことを簡潔に示した記事。
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嘘をつく、ごまかす、腹芸で事を収めようとする、本筋でない論点を持ち出す、間違った理解を改めず共通理解を避ける。ここ数日のそうした事例をいくつか。
従軍慰安婦証言を否定しても河野談話をゆるがすことはできないことが、検証報告書で明らかにされた - 法華狼の日記
報告書自体のバイアス。その政治的意図。
山本一郎氏の都議会セクハラ野次解説とは何なのか | 小林聖
山本氏だけじゃないが、論点ずらし、はぐらかしの指摘。構図を揶揄して差別を正当化する。陰険。
公明党、なんと卑劣な裏切り! 「自衛権行使『新3要件』公明が原案 自民案装い、落としどころ」(西日本新聞) - kojitakenの日記
自衛権行使「新3要件」公明が原案 自民案装い、落としどころ - 西日本新聞
いかにも公明党らしい話。権力へのこびへつらい、無原則な妥協という公明党の本質が強力な安倍政権下で露出している1件。それが建前と本音の調整の強化を要請し、そのために執行部の内通と隠ぺい、ガス抜きのプロセスがちょっと見えやすくなったという話。
しかしこの種のことはあらゆる組織で見え隠れする話だろう。自分もその立場に立てば、そのような卑劣なふるまいをしてしまうのではないかと危惧する。つまり、我々は、このような執行部的な立場に立てば、息をするように自然に嘘をついてしまうのだろうし、ごまかし、逃げ、足元を見、抱き込み、反対者の抗議をガス抜きが大変だとせせら笑う、そういう低劣な品性をさらけ出してしまう存在なのだろう。この自覚を持って自制することがおそらく決定的なのだ。
ヤジ都議認定へ声紋分析 辞職も要求へ - 政治ニュース : nikkansports.com
この問題の対応も全く典型的。
日本の戦争責任、北朝鮮がらみの差別、日の丸君が代の強制の問題を追及しようとする動きには、ありふれた反応ではあるけれど、きりがないので今回は取り上げない。
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