恥の上塗り…異様さを際立たせる愛国者の方々
昨日の記事の続きみたいな報道がありました。
国連人権委:ヘイトスピーチ懸念 日本政府に法整備促す - 毎日新聞(2014年07月17日 東京夕刊)
・人権委員から、ヘイトスピーチを禁止する「具体的な法律はないのか」と質問あり。
・日本政府、ヘイトスピーチ自体の規制は「表現の自由との関係から慎重に検討する必要がある」と答弁。
・委員は「被害者が提訴できない場合もあり、国が抑制するのが好ましい」と述べる。
・複数の委員が袴田事件に触れ、死刑制度や代用監獄の問題が指摘された
・特定秘密保護法がメディアを萎縮させるとの懸念も出た。
個人的に注目したのはここ。
従軍慰安婦を「性奴隷とするのは不適切」とした日本政府の見解に傍聴席から拍手が起き、委員長が苦言を呈する一幕もあった。
傍聴席で拍手をしたのは誰だったのでしょうか。
検索したらこんなのが出てきました。
国連を利用した「日本叩き」の流れを変える テキサス親父&山本優美子氏 - ライブドアニュース(ZAKZAK(夕刊フジ) 2014年07月10日17時12分)
ジュネーブに行った人。
「なでしこアクション」代表の山本優美子氏→「慰安婦の真実国民運動 対国連委員会調査団」の団長
「テキサス親父」こと米評論家トニー・マラーノ氏と、テキサス親父事務局
グレンデール市の慰安婦像撤去訴訟の原告、「歴史の真実を求める世界連合」(GAHT)の目良浩一代表
ほか、総勢11人。
慰安婦問題など日本の人権状況を審査 国連本部で(産経新聞) - goo ニュース(2014年7月15日(火)18:16)
今回は、「慰安婦は性奴隷ではない」と主張する団体「慰安婦の真実国民運動」のメンバーが日本の保守系団体として初めて現地入りし、委員に実情を訴えるとともに審査会を傍聴する。
で、この団体のブログ
対国連委員会 調査団 報告会 開催のお知らせ|「慰安婦の真実」国民運動のブログ
「従軍慰安婦は性奴隷であった」と認識している国連の委員は、それは嘘であったと言われて如何反応したか?だそうです。
政府の主張と一体化してますね…。政府がトンデモ化してます。
傍聴席のトンデモさんたちと同じ主張をする政府、それを聞いて拍手するトンデモさんたち……。人権委員の人たちは、何か異様なことが日本で起きていると感じたのではないでしょうか。
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追記(2014年7月19日)
なお、上記の山本氏は元々は在特会で事務局長をしていた人です。
日弁連の海渡弁護士による人権委員会の立ち会い報告が出てました。
国連人権委員会・日本政府第6回審査を終えて(海渡雄一)
→こちら経由で。後ろ弾の名手たち - Apes! Not Monkeys! はてな別館
議題、状況の全体概況が分かる報告ですが、このエントリで取り上げた人たちに関係する部分だけ抜粋。
●山本氏、トニー・マラーノ氏、目良氏などがしたこと
・NGOのブリーフィングに入れるかどうかでもめた
・セッションで慰安婦が性奴隷ではないとした政府代表発言に一斉に拍手した
・マジョディナ委員をセッションの終了後に取り囲んでつるし上げた
●委員会の様子
政府の回答
・強制連行の事実は確認できない
・「甘言、強圧による等、総じて本人たちの意思に反して」なされた
※あとで、議長が強制してないのに意志に反した行為があったとは矛盾と言われた。
・河野談話を継承する。(アジア女性基金を越える慰藉措置は示されず。)
・慰安婦を「性奴隷」と呼ぶことは相応しくない
マジョディナ委員の発言
性奴隷制という発言は1926年の奴隷廃止条約の定義に基づく
政府の反論
奴隷制度の定義について、条約上の検討をした上で、この制度は性奴隷制の問題ではない。その定義に当てはまるものとは理解していない。性奴隷制度は不適切な表現である
→慰安婦の存在を否定するグループの人たちが一斉に拍手
→ロドリー議長:このような行為(慰安婦を性奴隷ではないとする発言に拍手する)ことは、許されない行為であると言明。
●ロドリー議長の総括発言
このセッションでなされた拍手は適切なものではない。とりわけ人権侵害の被害者を辱めるような拍手は適切でない。
というわけですが、政府が「性奴隷ではない」とした主張の全容を知りたいですね。
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追記(2014年7月20日)
国連人権委員会のニュース記事が出ていました。とりあえずメモ。
DisplayNews: Human Rights Committee considers report of Japan, 16 July 2014
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