山谷さんへの外国特派員の質問が在特会に集中するのは当たり前
山谷えり子さんが安倍総理同様のウルトラ右翼であることに慣れすぎていて、
「まあ、こんなもんだろ」
と近頃の報道も素通りしていたのですが、やっぱり、告発していくことが大事ですねえ。
彼女のレイシストとのつながりを明確にすることで、安倍総理周辺の思想的問題が政治問題化していくことを期待します。
1. 田中龍作ジャーナル | 山谷えり子大臣ポロリ 「在特会のHPを引用したまで」
2. 「山谷えり子議員、在特会元幹部との写真問題・質問と回答」全文掲載 - 荻上チキ・Session-22
3. 「山谷えり子大臣 外国特派員協会 会見」質疑応答の全文掲載 - 荻上チキ・Session-22
山谷さんが上記の質問に回答されたのは立派だと思います。まともな回答にはなってないですが、黙殺するよりはずっと偉い。
荻上チキさん、TBSラジオの長谷川裕さん、組織内外の風当たりは相当強いものと推察します。こういう人たちの頑張りと勇気に感謝します。
山谷さんはどうしても在特会を切れないのですね…。拉致問題関係とか支持基盤に人脈的な影響が出るからなのか、自らの信条を裏切れないからなのか。彼女の逃げ口上を読むと、安倍総理の国会答弁―戦争責任問題への追及への国会答弁―を思い出してしまう。
4. 日本女性学研究会 - TBSラジオの荻上チキさんたちの番組から、山谷えり子・国家公安委員長に対する5つの質問とそれに対する回答です。リ...
こちらの指摘
「きょうの会見では『在特会の人とは知らなかった。』とお答えになっていますが、在特会の方とわかっていれば写真を撮らなかったということでしょうか?」という質問に対しては、なんら回答していません。
5. 山谷えり子大臣に「在特会」の質問集中――外国特派員協会の会見でどう答えたか?|弁護士ドットコムニュース
こちらでも一問一答が掲載されています。
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山谷さんは、週刊文春の記事について「週刊誌のやりとりは事実ではない」、「週刊誌の書きぶりは正しくない」と述べていますが、具体的にどこが間違っているのかは述べていません。在特会のことは承知していたということのようだけれど、それって余計にやばくないですかね…?
ところで、山谷さんの応答で気になったこと(引用は上記リンク3から)をメモ。
日本というのは和を持って尊しとする一人ひとりの人権を大切にしてきた国柄でございます。これは歴史的に誤りですね。それに、「和を持って尊しとする」と「一人ひとりの人権を大切にする」とを同格に置くことも間違いです。ていうか、この程度のひどい認識なんですよね…。
ヘイトスピーチをする人、そしてそれにまた反対する人々との間で暴力的な行為すら起きている。遺憾に思っております。ヘイトクライムを問題視して欲しいという質問への回答。ヘイト側に原因があるという認識は絶対に示さない。むしろヘイトを阻止する側にも一因があると言いたげ。暴力行為だけを問題視するこういう表面的な認識からは、ヘイトを言論の自由とみなす親和的な心情が透けて見えます。
私も元記者として真実が明らかになっていくことを望みます。「朝日新聞に政治的圧力をかけているのは問題ではないか」という質問に対して、「構わん、どんどんやれ」という回答。警察行政トップの発言ですよ?恐ろしいよなあ…。
拉致問題担当大臣としてのスピーチを頼まれて、きょうここに参りまして、拉致問題の質問をしていただきまして、ありがとうございます。NHKが唯一拉致問題について質問したときの第一声。「ありがとう」はないなあ…。ヘイトスピーチ対応に消極的というイメージが付くし、自分の弱みだと認識しているという印象も付く。NHKと癒着しているようにも聞こえて、安倍内閣のメディア操作という批判に正当性を加味するし。
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