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2014/10/04

恥の上塗りとNHKの従順

“従軍慰安婦”誤報で海外発信の方策検討へ NHKニュース

自民党の情報戦検討(笑)のメモ: 思いついたことをなんでも書いていくブログ
こちらで触れた話の続報。

・「虚偽の男性証言」→国連に影響→「日本の名誉回復に向け、党としても取り組む必要がある」
とのことで、「自民党内に特命委員会を設けることになった」とのこと。

まさに恥の上塗り。恥ずかしいですな。

さらにひどいのが、この人。いつものことですが…。

これに関連して安倍総理大臣は、「国ぐるみで女性を性奴隷にしたとの、いわれなき中傷が世界で行われている。誤報によって、そういう状況が生み出された」と指摘しました。
「いわれなき中傷」ってねえ…。「国ぐるみで女性を性奴隷にした」ってまさにその通りなんですけど。

こちらで報じられている詭弁もひどい。
吉田証言 根拠にせず/河野談話 菅官房長官認める
・吉田証言は河野談話の根拠ではない
と政府答弁ではしておくけれども、首相発言としては
・「吉田証言自体が『強制連行』の大きな根拠になっていたのは事実ではないか」
と述べる。さらに、
・「河野談話」自体は強制連行の事実を認めていないが、「河野官房長官が(当時の)記者会見の中でそれ(強制連行)を事実上、お認めになった」
とわけのわからないことを言う。

安倍氏はどうしても、何を持ってきても、日本の戦争犯罪を認められないんですよね…。

ところでこの自民党の特命委員会、「一連の男性証言に基づく報道が国際社会に与えた影響」を検証するそうですが、そんなものほとんど無に等しいでしょう。吉田氏の話がクマラスワミ報告でほとんど触れられていないのはよく知られている話ですし。「検証」がどういうものになるのか…。
最もひどいのは、元慰安婦の人たちへの思いやりも何もなく、ただニッポンの保身だけを言い立てていることですね。この姿勢を改めない限り、「国際社会」とやらは決して日本政府・自民党に共感してくれることはないでしょう。

NHKも、自民党の発表をそのまま報じることで、いかにも従軍慰安婦問題がデマであるかのようなニュースにしていますね。

いわゆる従軍慰安婦の問題を巡って、朝日新聞はことし8月、自社のこれまでの報道を検証する特集記事を掲載し「慰安婦を強制連行した」とする日本人男性の証言に基づく記事について、「証言は虚偽だと判断した」として記事を取り消しました。
吉田証言が虚偽だったことで、強制連行の証拠がなかったというように読めてしまう記述になっています。こういう消極的な国策協力が何を生み出してきたのか、私たちの社会は70年前にもよく体験してきたはずですし、今表れているヘイトクライムや元朝日新聞記者への攻撃を見てもよくわかるはずです。

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