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2014/10/17

地味にこういうのが気になる…ので偏屈と呼ばれる

NHKスペシャル|カラーでよみがえる東京 ~不死鳥都市の100年~

2020年のオリンピック・パラリンピックを招致するTOKYO。世界の巨大都市の中で、東京だけが経験してきた歴史がある。100年の間に震災と戦争によって2度焼け野原となり、そこから不死鳥のようによみがえった不屈の歩みだ。

1.東京の歴史の紹介という話に、むりやりオリンピックをくっつける適当さ。
  こうやって「オリンピック」を無意識下に刷り込むようなやり方が気に入らない。

2.「不死鳥」と東京をやたら特別扱いする発想。
  灰燼に帰した後、再度復活した都市はたくさんある。別に東京だけがすごいというわけではない。
  古い話だが、ローマなんか何度も侵略されている。
  ドレスデンとかドイツの都市の復活の話は有名。
  日本の諸都市も空襲で焼かれているし、広島長崎は言うまでもない。
  鹿児島市だって西南戦役と太平洋戦争の空襲で市街地を二度焼失している。
  静岡市は立て続けに大火と空襲に見舞われている。

「巨大都市で」「2度」という限定をつけてせこい話をしているが、そもそも、都市というものは集積力が働くので、復活する力を持っているものだ。逆に、巨大都市が成り立つ地理的・経済的条件を有しておきながら、一時的な損害から復活しない方がおかしいので、「不死鳥」とか「不屈の歩み」とかわざわざ持ち上げるほどのことではない。

東京が何度でも復興するのは、東京自体の力ではなく、東京を成り立たせている地理的・経済的条件によるものだ。それは復興に携わった人々の功績をいささかも損なうものではない。ただこうした諸力が作用しなければ巨大都市はそもそも成立しないというだけのことにすぎない。東京という都市が他の巨大都市と比べて何かずいぶんと立派な能力を持っているという話ではないのである。

しかし、それはそれとして、昔の映像を見られるのは楽しい。
自分としては、かつてのニュース映画などを元々の姿のまま延々と流し続ける番組をやってほしい。

参考
田中傑「中欧都市における戦災復興」(PDF掲載論文 | 市街地寺院研究会(まちでら研)

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