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2014/12/15

したたかで意外に地盤が強い橋下維新

赤旗政治記者・@akahataseiji: 【資料】維新の党・橋下徹共同代表が総選挙の敗北宣言を行った街頭演説の起こしはリンクの通りです。TwitLonger━When you talk too much for Twitter

確かに「敗北宣言」ではありますが、投票前の演説でこれはいかにも橋下氏らしいというか、したたかだなあ…という印象。
要するに、勝ち馬の尻に乗って自公の票のおこぼれを分けてくださいという話ですよね、これ。
自公は多少票を減らしてもほとんど損はないけれど、その自公にとってはわずかな票が、維新にとっては大きな意味を持つということで。巨象とアリとの対比でもって維新への投票を呼び掛けている。
しかも、多数を占めると思われる自公…というより安倍内閣…の政策に親和的な人たちに、維新に投票すれば、自公の政策をいっそう強化・純化させられると訴えている。要するに、自公じゃなくて維新に投票しても大丈夫ですよ、それどころかもっと尖鋭化できますよというわけです。

で、維新は41議席を取り、現有42議席をほぼ維持。退潮傾向が鮮明な党勢からすれば「勝利」と言ってよいでしょう。袂を分かった石原氏の次世代の党は、選挙前の19議席から小選挙区の2議席へ大きく議席を減らしたわけで、橋下維新の本隊はまるごと生き残っていると言っていいのではないかと思います。大阪市の比例得票では自民党を抑えて第1位だったとか。大阪の人たちは橋下維新の最大の犠牲者だろうと思うのですが、依然として根強い支持があるようです。

ところが、

衆院選:維新の橋下共同代表「結果が全て。惨敗だ」 - 毎日新聞(2014年12月14日 23時35分(最終更新 12月15日 01時07分))
維新・橋下代表「完敗です」 本拠地・大阪で苦戦 - 選挙:朝日新聞デジタル(2014年12月15日01時25分)

と言っているそうで、これもかなり意外な印象。上記朝日の記事によれば、

維新は本拠地・大阪で前回、12選挙区を制したが、今回は5選挙区どまり。ただ、7人は比例復活
とのことですから、小選挙区での敗北を指しているのかも。でも結局復活したようですが。
「ふわっとした民意」の底流にある既存政治不信やメシア願望、「状況を動かしてくれている」というカリスマ評価はやはり相当に強固で、それが維新への応援に結び付いているのではないでしょうか。国政では公明党よりもはるかにキャスティングボートを握る位置に立ちそうですし、民主党をけん制したり、台風の目になるかもしれません。こうした国政の展開が響けば、都構想の成り行きも含めてまだひと波乱ありそうです。

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追記(2014年12月17日)

橋下氏の総括では、擁立した候補者の約半数が落選→「負け」ということだという報道が出てますね。

橋下氏“ぶち切れ”「(衆院選意味ないと)言えよ!」 声荒らげ取材打ち切り - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)

比例票が大きく減ったという観測をどこかで見ました。減るのは予想通りなので、それ自体を「敗北」と称するのもどうかなとは思っていましたが、そういうことではなかったのかもしれません。

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衆院選:維新の橋下共同代表「結果が全て。惨敗だ」 - 毎日新聞2014年12月14日 23時35分(最終更新 12月15日 01時07分)

 「選挙は結果が全て。負けは負け。大阪の小選挙区が半減するとしたら惨敗だ」。退潮傾向となった維新の橋下徹共同代表(大阪市長)は午後9時前、大阪市内のホテルに設けた維新の開票センターで記者会見し、与党大勝を許した選挙戦を振り返った。一方、深夜に単独で会見した松井一郎幹事長(大阪府知事)は大阪府内の比例代表で第1党になる見通しになったとして「土俵際で残った。統一選でもう一勝負できる」と大阪都構想の実現へ強気の一面も見せた。

 橋下氏の会見には松井幹事長も同席し、予定を大幅に超えて1時間以上に及んだ。背後に置かれたボードには当選議員の名前はまばらなまま。2人とも終始、厳しい表情を崩さず、時折、ぶぜんとした様子も見せた。

 敗戦の原因について橋下氏は「地方議員の経験のないまま国会議員になった1年生議員の中には勘違いしている人もいる。政党としてのガバナンス(統治)をきかせていく」と党の立て直しに向けて危機感をのぞかせた。一方で、「(党の国会議員の)人間性や道徳性を高めるつもりはないが、もっと政策立案や与党を追及する能力を極めていくべきだ」「野党として(安倍政権との)けんかのやり方が最悪だ」などと持論を展開した。

 躍進した前回は民主政権や自民など既存政党を批判し、無党派層を指す「ふわっとした民意」をつかんだ。橋下氏は「前回選が異常で、根拠のない期待感があったが、党の実態が見え始めた面がある」と振り返る一方、「(前身の日本維新発足から)まだ2年しかたっておらず、地域に根差した組織もない我々がこれだけの票を得た」として影響力を維持したことを強調した。

 大阪都構想の実現を目指す維新にとっては、来春の統一地方選が正念場となる。前回選と打って変わって大阪府内の小選挙区で苦戦したことを受け、橋下氏は「府議会、市議会では自民、公明が対決姿勢を強めるだろう」としながらも「最後は住民投票で決めるので、比例票を考えれば(今回の選挙結果は)影響しない」と強気の姿勢を見せた。【熊谷豪、重石岳史、松井聡】

維新・橋下代表「完敗です」 本拠地・大阪で苦戦 - 選挙:朝日新聞デジタル2014年12月15日01時25分


 維新の党の橋下徹代表(大阪市長)は、14日午後8時45分すぎから大阪市内で記者会見し、「自民党、公明党を国民が支持したということ。選挙結果がすべて、負けは負け」と述べ、「完敗です」と語った。

 1時間以上に及んだ会見で橋下氏は「維新も民主党も過半数を擁立せず、政権選択選挙にならなかった」「(選挙戦で)維新はメッセージを統一できなかった。僕の責任だ」と敗戦の弁を並べた。

 一方で「前回と比べて風が変わったか」という質問に対しては、「前回が異常で、今回も普通以上に(有権者の)応援をもらっている。組織もないのに、ここまでの票を入れてもらっている」と強気に語った。今後の維新の体制については「国会議員団と協議する」と述べるにとどめた。

 維新は本拠地・大阪で前回、12選挙区を制したが、今回は5選挙区どまり。ただ、7人は比例復活し、松井一郎幹事長は「土俵際で残っている」と述べた。

 維新は「日本維新の会」として臨んだ前回衆院選で「第三極ブーム」を巻き起こし、54議席を獲得して第3党に躍進した。しかし今年5月、野党再編などをめぐって石原慎太郎氏のグループと対立し、分裂。9月に江田憲司氏率いる結いの党と合流し、今回の衆院選では84人を立てていた。


橋下氏“ぶち切れ”「(衆院選意味ないと)言えよ!」 声荒らげ取材打ち切り - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)(2014.12.16 14:54)
 維新の党共同代表の橋下徹氏(大阪市長)は16日、衆院選での維新の獲得議席が改選前から1減の41議席となったことについて、擁立した候補者の約半数が落選したとして「負けだ」と総括した。

 一方、過去最低の投票率23・59%を記録した自身の出直し市長選が批判的に報道されたにもかかわらず、戦後最低の投票率52・66%を記録した今回の衆院選が同様に批判されていないとして、激高。記者団に「(衆院選は意味がないと)言えよ」と声を荒らげるなどし、取材を打ち切った。

 橋下氏は衆院選後、初の登庁となり、記者団の取材に応じたが、序盤から「投票率のところの報道が弱い。メディアは過去最低の投票率だった出直し市長選を『意味がない』と散々批判したのだから、今回も、もっと批判するべきだ」と持論を展開。記者団とのやり取りでヒートアップしていき、「(衆院選は意味がないと)言えよ」と迫った。

 記者団から「出直し市長選について『意味がない』とは言っていない」との声が上がると、「じゃあ、出直し市長選について『意味がある』と断言しろよ」と怒りをあらわにしていた。

 やりとりをしていた記者が「(断言)しません」と返すと、橋下氏は「終わり」と取材を打ち切り、足早に立ち去った。(産経新聞)

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