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2015/02/26

政府が民間右翼団体と「緊密に連携を取って」セカンドレイプをし続けていること

下記の記事を読んで唖然としたのでNHKの報道記事を記録。
カリフォルニア州高等裁判所「慰安婦への人権侵害は「米下院議会決議だけでなく、日本政府も認めている」と述べ」たものの実は日本政府が乱訴の黒幕だったという冗談みたいな事実 - 誰かの妄想・はてな版(2015-02-26)

最近つとに思いますが、従軍慰安婦問題で(今月に入って南京事件の件も再燃しつつありますが)、本当に日本の政府も社会も、頭のねじが飛んだヒステリー状態に陥ってしまったようです。
というのは、もう全く、話が通じない、聞く耳も持たない状態が広がっているばかりでなく、植村氏への脅迫などに見られるような恫喝、朝日新聞への執拗な攻撃、そして今回の訴訟など、従軍慰安婦問題を取り上げる人たちへの攻撃がエスカレートし、そしてその容認が恒常化していると思うからです。魔女狩りやマッカーシズム、批林批孔運動を彷彿とさせる勢いです。

今回、上記の scopedog 氏が引用されたNHK記事を見て、ウソだろうと目を疑いましたが、NHKサイトに全く同じものがまだ残っていました。本当に唖然とするしかありません。
私が唖然とした点については 上記 scopedog氏の記事が詳細に意を尽くしていますので、そちらを見ていただければと思います。筋の悪い人たちに公的なお墨付きを付けて関係を深めるとは二重に筋が悪いと思いますが、しかしその筋の悪さがわからなくなってしまっているわけですね。

私には、日本の政治行政機構に何となく信頼感があったんです。日本政府は強力な官僚制のお陰でどんな馬鹿な政治家が政権を取ろうが変わらない、少々政治家が暴れても社会がぐらつくことはない、良くも悪くも、官僚支配の国ではないか、と。
ところが、近年になって、地方自治体の首長のトンデモがいとも簡単に行政機構や社会秩序を破壊してしまう例を多数目撃するようになり、その上に、ここ数年、民主党から政権を奪還した安倍自民党政権の下で、どんどん社会の雰囲気が悪くなっていく様子を目の当たりにして、ああ、日本も他の国同様に、mal-governance の効果が現れる普通の国だったのだなあ…と思い直しています。

「慰安婦像相いれず原告と連携」官房長官 NHKニュース(2月25日 13時30分)

菅官房長官は午前の記者会見で、アメリカに住む日本人らが、いわゆる従軍慰安婦の問題を象徴する銅像の撤去を裁判で求めていることについて、「像の設置はわが国の立場と相いれない」として、原告の関係者らと緊密に連携を取って対応していることを明らかにしました。

この中で、菅官房長官は、アメリカ・ロサンゼルス近郊の市に住む日本人らが、公園に設置された、いわゆる従軍慰安婦の問題を象徴する銅像を撤去するよう裁判で求めていることについて、「政府として個別具体的なコメントは控えるべきだと思うが、慰安婦像などの設置は、わが国政府の立場やこれまでの取り組みと全く相いれないものであり、極めて残念なことと受け止めている」と述べました。
そのうえで、菅官房長官は「アメリカは多様な民族、文化的バックグラウンドを持った住民が平和と調和のなかで共生する社会になっており、そういうなかで慰安婦を巡るような出身国によって意見の全く異なる案件を持ち込むことは適切でない。原告の関係者を含む在留邦人とは、わが国の総領事館幹部を通じて緊密に連携を取っている」と述べました。(下線強調部分は引用者)

あと、「産経」(新聞のような何か)は普段は目にしないようにしてるのですが、見てしまったので記録しておきます。

【歴史戦】米慰安婦像撤去訴訟「なぜ日本政府から同調する意見表明ないのか?」 審理で判事が疑問発言、結局は在米日本人側敗訴(1/2ページ) - 産経ニュース(2015.2.26 07:10)

 米カリフォルニア州グレンデール市に設置された慰安婦像などの撤去を求めた訴訟で、同州ロサンゼルスの州裁判所が在米日本人ら原告の訴えを事実上退けたことについて、菅義偉(すが・よしひで)官房長官は25日の記者会見で、「極めて残念なことと受け止めている」と遺憾の意を示した。一方、裁判の過程で、判事が原告側弁護人に対し、像などの設置が日本人の感情を傷つけたとの原告側の主張が事実であれば、「なぜ日本政府から同調する内容の意見陳述書の提出がないのか」と発言していたことが分かった。

 州裁判所は23日までに、原告と被告双方に判断の詳細を説明する文書を示しており、この中で「日本政府が慰安婦に対する恐ろしい犯罪に関与したことについて議論の余地はない。米下院、さらには日本政府自身さえ、慰安婦に対する暴力を認めている」と指摘。旧日本軍ではなく「日本政府」と明記して、政府の責任を強調した。

 慰安婦募集の強制性を認め、慰安婦への「お詫(わ)びと反省の気持ち」を盛り込んだ平成5年の河野洋平官房長官談話を踏まえた見解とみられる。河野談話は国連の場で「慰安婦20万人」などを事実上認定したクマラスワミ報告書にもつながっており、米下院が2007(平成19)年に採択した対日非難決議は同報告書を下敷きにしている。

 今回の訴訟で判事が示した見解は、中国と韓国などによる一方的な歴史認識が米国で定着し、覆すことが極めて難しい状況にあることを示したといえる。

 原告は上級審に提訴する方針。原告側弁護人は上級審でも日本政府から何らかの意見表明がなければ、同じ判断が出る可能性が高いとの見通しを示している。

 一方、菅官房長官は25日、訴訟について、民間人による外国でのものだとしつつも、「慰安婦像や碑の設置は日本政府の立場やこれまでの取り組みと全く相いれないものである。在留邦人の方も恐らく同じ思いで訴訟に踏み切られたんだろうと思う」と述べた。

 ただ、今回の訴訟に政府が関与すれば、民間人が外国で起こした訴訟に関与する前例を作ることになるだけでなく、日本国内の訴訟に外国政府が関与する余地を与えかねないとの懸念が政府内にある。

 原告の一人で米国在住の目良浩一氏は、「裁判で勝利するためには政府の大胆な動きが必須だ」として、河野談話の破棄と訴訟の積極支援を求めている。

【用語解説】米グレンデール市の慰安婦像撤去訴訟

 2013年7月、米カリフォルニア州グレンデール市の公用地に設置された慰安婦を象徴するブロンズの少女像などの撤去を求め、在米日本人らが市側を相手取って起こした訴訟。州裁判所と連邦裁判所の2つで係争中。

曲解が…(ため息)

記事中、
「今回の訴訟に政府が関与すれば、民間人が外国で起こした訴訟に関与する前例を作ることになるだけでなく、日本国内の訴訟に外国政府が関与する余地を与えかねないとの懸念が政府内にある。」
とありますが、上述のNHK報道によれば、菅氏自ら、政府が既に荷担しているということを公言したわけで、もう踏み込んでいるんですよね。
原告の目良氏は、さらに一歩進めて政府に前面に立ってほしいと言っているようです。産経(新聞のようなもの)も同じ意見なのでしょうか(たぶんそうでしょうけど。)


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