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2015/03/03

ニュースいろいろブクマ

以前からちょこちょこ読んでいたこのニュース。
佐賀県教委 高校授業用パソコンの「教科書」削除を指示 1年のライセンス契約 ― 当初の連絡は「口頭」、授業開始の2か月後|政治ニュース|HUNTER(ハンター)|ニュースサイト(2015年2月27日 10:05)
佐賀県立高授業用パソコン 春休み期間は利用不能 辞書・地図・問題集もアンインストールの理不尽|政治ニュース|HUNTER(ハンター)|ニュースサイト(2015年3月 3日 07:30)

……あまりに酷すぎてガセネタじゃないかというか目を疑うというか、にわかに信じられないわけですが。
以前から出ていたパソコンの不具合続出とか結局授業では使えないとかいう事態は、悲惨なことではありますが、まあ予想通りというか想定の範囲内なので、現場的に対応可能だなあ(…要するに上には使ったふりをして生徒にはあまり使わなくてすむように指導する形で)とは思っていたのです。

なんでも佐賀県では来年度の高校入学者も同じようにパソコンを買わされるそうです。
現場としては、さらに一層極力パソコンを使わないですむようにするしかないですね、こうした事態が続いているのであれば。こんな教材はとてもじゃないけど使わせられないですから。卒業後だって使い続けられる教材を与えたいじゃないですか。
現場的にはどうするかなあ。パソコンを使ったという名目を建てるには、結局、自作のプリントや資料類をせいぜいWordやExcelやPowerpointファイルで配って、それを溜めておかせるぐらいかなあ。
佐賀県の高校生の学力や進学実績が下がったら面白いなあ…と意地の悪い想像をしてみたり。

次は心理関係のブクマ数本。

老年期の性行動、認知機能を活発にする可能性も - WSJ(2015 年 3 月 3 日 10:59 JST)

 研究によれば、高齢の男女の中で、性的な関係に満足し、しかも性を高齢期の不可欠な要素の一つとみなしている人々は、性活動ならびにパートナーとの親密な関係を大切でないと感じている人々よりも認知機能テストが良かったという。
…中略…
 〔注意〕この研究は、深刻な認知上の障害を持つ被験者は含まなかった。また、性と認知機能の間の因果関係は特定できなかった。
順調な人間関係と認知機能との間には関係があるのかも?という結果だということでしょうか。家庭環境の安定が心身両面に好影響をもたらすという話かもしれないし、心身が健全な人は良好な人間関係を持ちやすいということかもしれません。というわけで、この調査結果自体は性行為が認知機能の活性化に寄与するという話だとは即断できなさそうですが、安定した肉体関係を維持しようとすること自体が認知機能の維持に役立つというようなことはあるのかもしれませんし、何か夫婦円満のネタづくりに役立てばいいですなあ…というような感じ。

次は、ここ数日ホットな色の錯覚に関する話題。
「白と金」それとも「青と黒」? ドレスの色が人によって違って見える(画像)(The Huffington Post 投稿日: 2015年02月27日 16時23分 JST 更新: 2015年02月28日 16時02分 JST)
まだドレスで混乱してるの? 青と黒とか白と金とか吹っ飛ぶ7つの画像(The Huffington Post 投稿日: 2015年03月01日 13時06分 JST 更新: 2015年03月01日 22時17分 JST)
詳しく解説している人の記事。
なぜドレスの色の錯覚はおきたか?-色の恒常性- - Sideswipe(2015-02-27)

もはや社会現象に。
「白と金」「青と黒」騒ぎであのドレスが激売れ 本物の「白と金」も発売へ - ITmedia ニュース(2015年03月02日 13時31分 更新)
・販売しているのは英国のアパレルメーカー「ROMAN」。1着50ポンドで、青と黒を含め4つのバリエーション。
・ドレスの販売は2月27日の時点で347%アップと激増。
・同社Webサイトはここぞとばかりにトップページで大々的に青と黒のドレスをアピール。
・大反響を受け、実際に「白と金」のドレスも発売する予定だとか。
・写真を取り上げた米BuzzFeedには記録的なアクセス
・「blueandblackdress.com」「goldandwhitedress.com」「whatcoloristhedress.com」といったドメインが速攻で登録された。
・LEGOが早速便乗してる。
この写真のいきさつも紹介されていて、

 発端となった写真はスコットランドの歌手、ケイトリン・マクニールさんが投稿。英BBCによると、マクニールさんの友人が結婚することになり、友人の母親が結婚式に着ていくドレスの写真を送ったところ、新婦は「青と黒」、新郎は「白と金」と見え方が違ったのだという。
とのこと。

件のドレス画像、私は日によって「青と黒だなあ」と認識したり、「白と金(というか黄土色っぽい)」と認識したりして見え方が変わります。
錯視が面白いなあと思うのは、「絶対間違いない!」と確信を持っている見え方が実は誤りだという衝撃が好きだからですね。自分の認識や信条の基礎が本当はあやふやで危ういものかもしれないという体験はとても刺激的です。自分の認識の枠の様子を手探りしているような楽しさがあります。

次は、政治信条や社会に対する意識の差は生理的要因に影響されているという話。

保守とリベラルで生理的反応が違っている - 忘却からの帰還(2015年02月28日(土) 21:04:11)
これの関連として
否定論・陰謀論を信じる理由 - 忘却からの帰還(2014年12月07日(日) 14:44:05)
印象的な一言。

少なくとも、保守とリベラルは同じ事実を同じには見ていないことは明瞭になっている。

「保守的」なるものがどういう心の動きと関連しているかを示唆する点がいくつか。

・保守的な人は、嫌なもの、不快なもの、脅威に敏感で、それに対抗・排除しようとする傾向が強いという指摘

University of Nebraska-Lincolnの政治学者で、この研究の共著者であるJohn Hibbingは「この結果は、保守な人々は、嫌悪する要素に対して、より敏感で、関心を持っていて、それらにより強く対抗する傾向があることを示しているかもしれない。これは進化論的に見ても理にかなっている。保守は、目に見える外敵からの脅威から社会を守る政策(防衛費増加を支持や移民反対)や内部の敵から社会を守る政策(伝統的価値や犯罪に断固対処うる)を支持する傾向があることと、今回の実験は整合している」と言う。

・思考を節約する傾向が保守主義につながるという指摘
政治的保守主主義が思考の節約の結果であることを示唆している。より思考努力および熟慮しないと、保守的イデオロギー支持が増加する。

・右翼的イデオロギーは認知能力が低い人にとって分かりやすく引きつけやすいという指摘。
右翼イデオロギーは世界の複雑さを最小化するので、低いメンタル能力の人々を惹き付けるというのが、彼らの理論である。右翼イデオロギーは、社会についての、よく構造化された、秩序だった見方、すなわち、伝統と規律を守る見方を提供する。なので、変化に脅かされ、不確実性と曖昧さを避けたい人々に魅力的である。逆に、スマートな人々は、ニュアンスや流動性や相対性の世界を把握する能力が高い。
この3番目の指摘については、地域統計に基づいて、例えば地域の学力水準と保守的傾向との相関を取ってみたら何か出てくるかもと思ったけれど、こういう測定は意味がなさそうだと気がついた。地域の学力水準の統計指標がかなり曖昧だし、保守的傾向にしても相当に曖昧な指標にしかならない。それに政治動向は経済事情など他の要因がたくさん関係しているだろうからそのコントロールが非常に難しいだろう。そもそもここでは「認知機能」を問題としていて「学力」とは概念が異なっているし。

気に留めておくべきなのは、我々、全ての人間は、ここでいう「リベラル」、「保守」の両方の心の動きを同時に持っている(ただし、その働き方とバランスは人によって異なるらしい)、つまり我々はみな多少は「リベラル」であり多少は「保守」なのだということは言えるのじゃないかなあ。


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