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2015/06/28

妄想が出ているようですね。

「百田さんにも言論の自由ある」 松井一郎・大阪府知事:朝日新聞デジタル

 松井一郎・大阪府知事(維新の党顧問)は26日、自民党議員の勉強会での百田尚樹氏の発言をめぐり「(メディアに)『圧力をかけよ』と言ったのは自民党。自民党をたたくのはいいが、講師として行った百田さんにも表現と言論の自由はある」と擁護した。さらに「ここぞとばかりに復讐(ふくしゅう)だな。朝日(新聞)と毎日(新聞)は、百田さんの表現と言論の自由を奪っているのではないか。圧力をかけて」などと、発言についての報道にも疑問を呈した。大阪府庁で記者団に語った。
元々駄目なおっさんだったがここまで来るともはや病膏肓に入る感がある。好きこのんで自爆しなくてもいいのにと思うが、彼のオトモダイ界隈と支持基盤ではこういう発言が好評価を受けるのだろう。

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百田氏「軽口、冗談のつもりだった」 沖縄紙つぶせ発言:朝日新聞デジタル(2015年6月26日20時38分)

 安倍晋三首相に近い自民党の若手議員による勉強会「文化芸術懇話会」(代表=木原稔・党青年局長)の25日の初会合で、講師役で首相と親しい作家の百田尚樹氏が、政権に批判的な沖縄の地元紙について「沖縄の二つの新聞社は絶対つぶさなあかん」などと発言していた。これについて百田氏が、朝日新聞の取材に応じた。

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 〈百田尚樹氏の話〉 報道されている発言内容は事実だが、講演で言ったのではなく、講演後の出席議員との雑談のなかでポロッと出た軽口だった。冗談のつもりで、本意ではない。出席者の誰かが「沖縄の人やメディアの意識はやっかいだ」と言ったので、それに答える形で「やっかいやなあ、(沖縄の二つの地元紙は)つぶさんとなあ」とは言った。地元紙はほとんど読まないし、自分の悪口ばっかり書くからきらいだが、本当に潰さないといけないとまで思っていない。出版社や新聞社はアンタッチャブルな領域で、権力によって圧力をかけられるべきではない、とも思っている。

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 百田尚樹氏は大阪府出身。放送作家として人気バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送)などを手がける。2006年に「永遠の0」で作家デビュー。同作はドラマや映画になるベストセラーになった。13年には「海賊とよばれた男」で本屋大賞を受賞。13年11月~15年2月、NHKの経営委員を務めた。12年の自民党総裁選前に「安倍首相を求める民間人有志による緊急声明」に発起人の1人として名を連ねるなど、安倍首相の支持者として知られ、首相との共著もある。

「本当に潰さないといけないとまで思っていない。出版社や新聞社はアンタッチャブルな領域で、権力によって圧力をかけられるべきではない」
……苦笑。

差別発言やハラスメント行為を批判された人が、弁解すればするほど火に油を注ぐケースがしばしばあるが、それと全く同じ状況になっている。この人は本当に何を批判されているのかが全く分かっていないのだろう。
意識の陥穽とはまさにこのようなもの。実に恐るべきである。


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