産経と同じネトウヨ脳を持つ毎日新聞
毎日新聞にもアレな方向へ歪んだ人たちがいる。
論説などで中国や韓国への僻みを書く人たちがいて、困ったものだと思っていた。
先日は、議論を呼んでいる『帝国の慰安婦』を書いた朴裕河氏が「第27回アジア・太平洋賞」を受賞した。これは毎日新聞社が主催している。
想像するに、彼らの認識は以下のようなものだ。すなわち、日中、日韓の関係が悪いのは、
1.偏狭・自己中心的で恨みを忘れない中国・韓国の精神
2.内政や外交に反日感情と歴史を政治利用する中国・韓国の政治指導層と社会構造
とが原因である。したがって、日本は
1.正しく、かつ日本と中韓が和解できる歴史認識を得られるよう冷静な話し合いを続けるべきだ
2.政治では地道な話し合いを、感情的対立は文化交流で相互理解を促進すべきだ
3.日本人は中韓の事情をよく理解して、感情的反応は避けるべきだ。
4.日本は過去の過ちに拘泥せず、被害者に許しを請う加害者という図式を脱して理非を説き、主張すべきは主張して、対等な関係を築くべきだ
ということになるし、中国・韓国に対しては、
1.いつまでも日本を責め続けず、加害者にもやむを得ぬ事情があったことを認める寛容さ持つべきだ
という主張をすることになる。
こうした姿勢は根本的に間違っている。その誤りが生む認識のゆがみの一つが、日本の戦争責任問題を中韓の外交宣伝の一手段だと矮小化してしまうことだ。次の「近事片々」はそれが端的に表れている例である。
近事片々:カルテットに平和賞 ジャスミンの香りとともに - 毎日新聞(2015年10月10日 14時45分)
新たな記憶遺産に「南京大虐殺資料」も。国連機関の「お墨付き」欲しさか。「『南京大虐殺』記憶遺産」この見出しがこの日(10月10日)の夕刊一面トップだった。その記事の論調が歪んでいることは昨日のエントリで触れた。
もはやネトウヨ脳症は日本社会全体に蔓延していると言わざるを得ない。小児化する世界認識は今後我々に何をもたらすのだろうか。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 日本大使館、正しい日本理解「日本は検閲の国」というイメージ広報に成功。(2019.11.06)
- 伊勢市教委、日本の戦争責任批判・犠牲者の鎮魂は許さないという姿勢を明瞭にする。(2019.10.31)
- 歴史修正主義の走狗となりアメリカで破廉恥な圧力を掛ける日本外務省(2019.10.30)
- 反天皇や日本の戦争責任を問う展示は中止、朝鮮人差別の展示は続行。(2019.10.28)
- 朝鮮学校の無償化訴訟、東京と大阪で敗訴が確定。(2019.09.03)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント