戯画的なニッポン:「愛国保守(笑)」化する外務省
また笑える事案が登場(ブラックユーモア的な意味で)。
記憶遺産の件といい、従軍慰安婦問題での暗躍ぶりといい、外務省の行動がますます狂信的になってきてますな。
外務省内の、この手のアレな人たちが発言力を増してきているのかなという気がする。
まあ、人権関係やタバコ関係、労働関係、捕鯨関係などでは、昔から世界を唖然とさせてきているわけだし、慰安婦問題でもクマラスワミ報告のときなど、恥ずかしいことはさんざんやってきているので、平常通りという気もする。
東京新聞:「供与物資に日の丸明示を」 外務省指導にNGO困惑:政治(TOKYO Web)(2015年11月8日 朝刊)
外務省の資金援助を受けた非政府組織(NGO)が機材や建物を外国に供与する場合、日本の国旗(日章旗)のシールや標識を付け、日本からの支援であることを明示するよう、外務省から指導されていることが七日、明らかになった。国際貢献をアピールする安倍政権の姿勢を反映しているが、NGOからは戸惑いの声も出ている。 (五味洋治)貧すれば鈍するとでもいうのか、次第に乏しくなるODAをますます恩着せがましく押しつけていては、ますます中国の大国ぶり(『国家の品格』(笑)とやら)を際立たせてしまいますなあ。
この援助は「無償資金協力事業」。日本のNGOが開発途上国などで行う経済や社会開発、緊急人道支援のプロジェクトに対し、外務省が審査のうえ、一千万円から一億円までの範囲で資金協力を行う。
政府開発援助(ODA)の枠を広げるため、二〇〇二年度から開始。計百三十七カ国と一地域に中古の車いすを送ったり、病院施設などを建設したりしている。
外務省はこれまで、現地に送った機材や物資、建築物に、日章旗か、日本独自の「ODAマーク」を付けるよう指導していた。ODAマークは一九九五年に外務省が一般公募して決めたもので、地球儀と日の丸をあしらっている。
外務省は昨年、この方針を変更した。ODAマークをやめ、日章旗マークか銘板を付けるよう要求。無償資金協力事業を受けるNGO向け説明書にも、その方針を明記した。外務省は理由についてNGO側にはっきりした説明をしていない。ODAを拡大する中国に対抗して日本の貢献を国際社会にアピールする狙いとみられる。
現地の国民感情や特殊事情がある場合は例外とされ、「どのマークを使うかは、NGO側が自主的に決める」(外務省民間援助連携室)と強制ではないとしている。だが、専門家からは「援助を受ける立場のNGOは、要請を断りにくい」との指摘が出ている。
NGO関係者は「日の丸を付けることで、NGOが受けるデメリットはあるが、昨年から急に方針が変わった。NGOを政府と一体化させ、日本の支援をアピールする狙いではないか」と話した。
◆活動に危険の恐れも
<内海愛子・恵泉女学園大学名誉教授の話> NGOの活動は、多国籍で行われていて、国境を越えるものだ。日本国籍の人だけで支えられているわけではない。日本政府によるODAの軍事化が問題とされている時、NGOを通した支援にまで日章旗を付けるように指導することは、NGOの中での分裂を招き、活動を危険にさらすことになりかねない。それが心配だ。
ホント、アレな方向へ頑張れば頑張るほど、日本の脇役ぶりというか雑魚キャラぶりというか小人物ぶりというか、小ずるくさもしい「国柄」が強調されて、「美しい国」がトリモロされていってご同慶の至りですな。
国際協力NGOの方々にとっては、ニッポンの「ご恩」宣伝部隊を演じないといけないわけで、同情に余りありますな。いっそのこと、日本のカネで建った施設や買った機械をことごとく紅白に塗り分けるODAでも現地のペンキ屋に発注してはどうだろうか。
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