時事通信社もだんだん国防色が強くなりますね。
時事ドットコム:「民主解党」岡田氏に要請へ=前原、細野、江田氏が一致(2015/11/11-22:57)
民主党の前原誠司元外相と細野豪志政調会長、維新の党の江田憲司前代表が11日夜、東京都内のホテルで会談し、野党再編に向けて民主党が「解党」を決断すべきだとの認識で一致した。自民党に対抗し得る野党勢力の結集を一気に進めるのが狙い。前原氏らは近く民主党の岡田克也代表に申し入れる見通しだ。このニュースを見て、「ああ、これで改憲は決定的になったな」と思ったわけですが、民主党がいずれ分裂することは数年前から予想されていたことでもあり、それが強い安倍政権下というひどいタイミングで起きるのだなあという感慨であるわけです。数年以内の改憲の発議はもはや避けられないでしょう。それが、一見「柔らかい」改憲であろうとも、軟性憲法化は自民・日本会議的には絶対譲れない線でしょうし、一旦タガが外れれば以降の本丸落城はさほど遠くなくなるでしょう。民主、維新両党は合流を視野に政策協議を進めているが、維新分裂の影響もあって停滞気味だ。維新の松野頼久代表は、民主、維新の双方が解党した上で合流すべきだと主張。これに対し、岡田氏ら民主党主流派は党の再建を優先し、解党に慎重な立場を崩していない。
民主党内でも若手を中心に解党論が出ているが、前原氏ら保守派が表立って解党を求めれば、党内の路線対立が深刻化し、岡田氏の求心力低下につながる可能性もある。
まあ、それはともかく、この記事の表示にくっついていた時事通信社の「おすすめニュース」見出しは以下の通り。
・現代の日本人「責任なし」=前原氏に全人代副委員長−中国
・「日本謝れ」だけでは駄目=武藤正敏前駐韓大使に聞く【戦後70年】
・韓国紙記者、出廷せず=産経前支局長の公判
・「反省なき民主」と批判=石破氏
・韓国、国連総長担えず=萩生田氏
・自衛隊機の緊急発進「停止を」=中国
見事なまでの、中国・韓国批判ばかり。
まあ時事らしいとも言えますが、産経などと見分けが付かなくなりつつあります。
時流におもねっているばかりではなく、もはや排外主義を積極的に煽る役割を担いつつありますね。
まあ、ほかの「保守系」メディアはどこも似たり寄ったりなので今更ではありますが。
ルワンダの悲劇を生んだ扇動的ラジオと同じことをしているわけです。
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