鹿児島に新風が吹くか?
鹿児島知事に三反園訓氏が当選確実 元テレ朝コメンテーター(投稿日: 2016年07月10日 21時20分 JST 更新: 2016年07月10日 21時20分 JST)
三反園氏は、知事のリコール運動にまで発展した、中国・上海との航空路線維持のために公費で県職員を派遣する計画(2013年)や、「高校教育で女子に(三角関数の)サイン、コサイン、タンジェントを教えて何になるのか」との発言(15年)など伊藤氏の政治姿勢を厳しく批判した。2年前ぐらいの雰囲気では伊藤氏は盤石かと感じていた。氏の強引な県政運営などへの批判が企業経営者などからちらほら聞こえるようになっていたようには思うけれども、伊藤氏続投だろうという感じだった。
三反園氏擁立の話は去年か一昨年かに聞いたことがあり、そのときは「へー」と思った程度だったのだが、支持者の話でも「大丈夫かなあ」というニュアンスが感じられたから、批判票を集めて県政の牽制になれば…ぐらいのことかと思っていた。その後の展開を全く知らなかったのでこのニュースは寝耳に水のような驚きである。そもそも保守王国鹿児島で自民を制することがあるとは。そんなことがあるんだなあ。
鹿児島知事に三反園氏 「原発いったん停止し再検査を」:朝日新聞デジタル(2016年7月10日21時52分)
鹿児島県知事選は10日投開票され、無所属新顔で元テレビ朝日コメンテーターの三反園訓氏(58)が無所属現職の伊藤祐一郎氏(68)を破り、初当選を確実にした。三反園氏は伊藤氏の4選阻止を訴え、民進、社民両党県組織や保守系地方議員の一部の支援を得て草の根の選挙戦を展開した。というわけで、焦点の一つが川内原発だが、鹿児島財界と九電、そして県議会、薩摩川内市の抵抗がどうなるか。反原発勢力が知事をどのようにもりたてていけるか。選挙事務所の内外に集まった支持者約200人の前に、三反園氏は午後8時24分に姿を見せた。「私は原発のない社会をつくろうと一貫して訴えている。熊本地震を受け、原発をいったん停止して再検査し、活断層の調査をすべきだ」と発言。安全性に問題が見つかった場合の対応を報道陣に尋ねられ、「安全性が確保されない原発は動かすわけにはいかない」と述べた。
鹿児島県で過去に4選した知事はおらず、伊藤氏の4選の是非が焦点の一つとなった。三反園氏は多選を批判するとともに、熊本地震の発生で九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の安全性に不安が広がると、反原発グループとも連携。「川内原発を停止し、点検するよう九電に申し入れる」との公約を掲げ、支持を広げた。一方で、選挙戦では反原発の主張を強調せず、保守層にも気を配った。
伊藤氏は自民、公明両党の支援を得て組織戦を展開したが、及ばなかった。
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