日本の排外主義ヒステリーは本当に異常
蓮舫氏、台湾籍認める=「記憶不正確」と謝罪 (時事通信) - Yahoo!ニュース(9月13日(火)10時45分配信)
はてなブックマーク - 蓮舫氏「台湾籍」認める=「混乱招きおわび」 (時事通信) - Yahoo!ニュース
時事の記事がすでに排外主義的。
蓮舫氏は旧民主党政権で、台湾籍が残ったまま閣僚を務めていたことになり、波紋が広がりそうだ。ただ、15日投開票の代表選を辞退する考えはないと強調した。とか、
同時に、二重国籍批判に関しては「これまで政治家としては日本人という立場以外で行動したことはない。日本人として日本のために働いてきたし、これからも働いていきたい」と釈明した。とか、日本人としての純粋性がなければ政治に携わるべきではないというような論調。気持ち悪すぎる。「グローバル人材が必要!」とかいう官製スローガン(グローバル人材!笑)があるような時代に何を言っているのだろうと時代錯誤ぶりに頭がくらくらする。
だが、この類いの論調は時事通信だけにとどまらない。どうやら一般にもそういう空気が横溢しているらしい。はてブの大多数が蓮舫氏を何らかの理由でとがめている。今回、蓮舫氏が咎められる理由は何もないし、国籍や出自などでさんざん差別的に扱われている被害者である。にもかかわらず、彼女を擁護するコメントはほとんど見られない。国籍は問題ではないという人も、彼女の言動が良くないなどと言っている。レイプ被害者を「あなたの言動が良くない」と咎めるのと何が違うのだろうか。こういうのをセカンドレイプと言う。そしてセカンドレイプはマイノリティやセックスなど、それ自体がスティグマとされる属性に絡んで行われる。蓮舫氏をセカンドレイプしている人々は心の奥で日本人の純潔性(笑)を信奉し、外国人が政治参加すると自分が蹂躙されるかのような恐怖を感じているのだろう。
民族性やアイデンティティは国籍などという単純な形式で到底識別できるものではないということはさんざん明らかにされてきたと思うのだが、我が国では国家と国民は一心同体であるという観念が未だに強く信じられているようだ。
ニュース本文
民進党代表選に立候補している蓮舫代表代行は13日午前、記者会見し、父親の出身地である台湾(中華民国)籍が残っていたことを明らかにした。蓮舫氏の会見要旨
台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)から12日夕に確認の連絡を受けたという。蓮舫氏は「記憶の不正確さから混乱を招き、おわびする」と謝罪した。
蓮舫氏は旧民主党政権で、台湾籍が残ったまま閣僚を務めていたことになり、波紋が広がりそうだ。ただ、15日投開票の代表選を辞退する考えはないと強調した。
蓮舫氏はこれまで、日本と台湾のいわゆる「二重国籍」を否定。17歳だった1985年に日本国籍を取得した際、父親とともに代表処へ出向き、台湾籍放棄の手続きを取ったと説明していた。しかし、手続きが済んでいたかは「確認中」として、6日に改めて台湾籍放棄の手続きを申請した。
蓮舫氏は会見で「(台湾籍放棄)手続きが完了すれば、籍に関することは最終的に確定する」と述べ、手続きが終わるまでなお時間を要するとの認識を示した。
同時に、二重国籍批判に関しては「これまで政治家としては日本人という立場以外で行動したことはない。日本人として日本のために働いてきたし、これからも働いていきたい」と釈明した。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 日本大使館、正しい日本理解「日本は検閲の国」というイメージ広報に成功。(2019.11.06)
- 伊勢市教委、日本の戦争責任批判・犠牲者の鎮魂は許さないという姿勢を明瞭にする。(2019.10.31)
- 歴史修正主義の走狗となりアメリカで破廉恥な圧力を掛ける日本外務省(2019.10.30)
- 反天皇や日本の戦争責任を問う展示は中止、朝鮮人差別の展示は続行。(2019.10.28)
- 朝鮮学校の無償化訴訟、東京と大阪で敗訴が確定。(2019.09.03)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント