「政務研究会―京都政務セミナー」と宮崎健介氏のリンク
twitterでちょっと話題になっていた。簡単な検索記録。
元衆議院議員の宮崎健介氏が京都市の下鴨神社で講師を務めるセミナーが開催される。
ポスター画像(【魚拓】, その2)
セミナー名は「政務調査・政務活動 京都政務セミナー」。平成29年9月5日、6日の2日間計4回の日程。参加費は各回1万5千円、4回通しだと4万8千円。
このポスターは素人の手作り感がある。
講座タイトルが「前衆議院議員特別講座 今の時代に求めらている議員像」と大きな誤植がある。「29年9月5日」と年号を付けない、など。
主催団体は「政務研究会―京都政務セミナー」というらしい。
ウェブサイト→政務研究会 -京都政務セミナー-
「今の時代に求められている議員像 in KYOTO」という見出しが大きい。スマートフォン用にデザインされているようだ。
ウェブサイトは非常に簡素で、セミナー案内以外にほとんど内容がない。団体の概要紹介もなく、誰が主催者なのかも分からないし、いつから行われているセミナーなのかも分からない。
宮崎氏以外には、次の「公演」(「講演」ではなく)が予定されている。
11月:神道扶桑教現管長、元小池百合子秘書官の宍野史生氏
12月:衆議院議員金子めぐみ氏
※12月の金子氏は宮崎氏の妻である。
ところで、宮崎氏のセミナー案内には次のように氏のプロフィールが紹介されている。
8infinity株式会社 代表取締役。(神社仏閣の経営支援及びプロデュース)その後辞職し、新会社を設立したことには触れていない。
1981年 東京都新宿区生まれ。1999年 早稲田大学高等学院卒業。2003年 早稲田大学商学部卒業。同年 日本生命保険に入社。2004年 人材派遣会社のインテリジェンス(現・パーソナルキャリア)に転職。2005年 ITベンチャーのドリコムに転職。2007年 株式会社ネオトラディションを創業。2012年 第46回衆議院議員総選挙で京都3区から出馬し初当選。2014年 第47回衆議院議員総選挙で2回目の当選。
氏の会社である「8infinity」のサイト:8infinity株式会社
会社概要は以下のように記載されている。
運営者:8infinity株式会社そして、こちらのウェブサイトもほとんど内容がない。「サービス内容」というページは白紙状態だ。
住所:京都市伏見区竹田真幡木町64番地
電話番号:0120-55-1175
URL:https://www.8infi.co.jp/
Email:8infinity株式会社
事業内容:神社仏閣の総合経営支援及びプロデュース
プログラミング教室事業
宿坊事業
研修事業
資本金:10,000,000円
ところで、この「8infinity」のサイトと上記の「政務研究会」のサイトは、同じ人or事務所が作っているような気がする。なんとなく似ているのだ。
宮崎氏のこの事業については週刊現代の記事がある。
不倫で辞任・宮崎謙介元議員は新会社を設立して「実業家になる」(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社
妻がテレビで「ネタ」を解禁する一方で…こちらの記事には、「神社仏閣の経営支援及びプロデュース」とか「8infinity株式会社では、神社仏閣の総合経営支援及びプロデュース業を柱とし」とかの、神道・仏教系の事業には言及がない。代わりに「メインは子供たちにコンピュータのプログラミングを教えるプロジェクトだ」という話が出ている。どちらが「メイン」なのだろう。あるいは事業内容が変わってきているのだろうか。事業内容の筆頭には「神社仏閣の総合経営支援及びプロデュース」が挙がっているのだが……。宮崎氏本人に聞いた
「そこそこ仲良くやってますよ」
日曜朝の情報番組『サンデー・ジャポン』(TBS系・4月9日放送)に出演した金子恵美衆議院議員(39歳)は、夫婦仲を聞かれると、そう即答。
「ビジネスカップルでしょ?」「好感度のため?」と突っ込まれても、「そんなことないですよ」と笑顔でかわしていた。
夫である宮崎謙介元衆議院議員(36歳)は、育休をとりたいと宣言していながら、妻の妊娠中に女性タレントと不倫していたことが発覚。昨年2月に議員辞職し、離婚はなんとか免れたものの反省の日々を過ごしている。
「1歳になる長男と家族3人で、議員宿舎で暮らしています。夫婦仲について、宮崎さんは『家族として仲良くしている』と言っていました。
なんとなく今の状態が分かりますね。宮崎さんは、金子さんの事務所に出入りして政治活動をサポートしながら育児をしていましたが、昨年末に知人と新しい企業法人を立ち上げて頑張っていますよ」(自民党関係者)
その会社名は『8infinity』。宮崎氏が代表取締役を務め、役員はほかにいない。いったいどんな会社なのか?宮崎氏本人に聞いた。
――設立した会社について教えてください。
「個人事業をメインでやっています。(業務内容は)特に公表しているものではなく、他に関係者もいるので、お話しできないんです。すみません」
――近況についてお話を聞きたいのですが。
「取材は一律でお断りをしています。(夫婦仲については)それは妻が言っている通りでございますので。私が特にコメントする立場ではありません。わざわざありがとうございます。失礼します」
終始丁寧な受け答えだったが、新会社については口を濁した。
代わって宮崎氏の親しい知人はこう語る。
「教育関連の事業を行っています。メインは子供たちにコンピュータのプログラミングを教えるプロジェクトだと聞いています。
いずれはスポンサーをみつけて事業を大きくしたい気持ちが彼にはある。もともと宮崎さんは議員じゃなくて商売人に向いているんですよ。いまはイキイキと仕事しています」
金子議員の父で、月潟村(現新潟市)の元村長・金子由征氏はこう語る。
「会社について報告はありました。これからの生活のこともあるわけだから頑張って、と伝えましたよ。私たち夫婦も月の半分以上は上京して、子育てを手伝っています。(宮崎氏には)子供の面倒を見ながら仕事も頑張ってくれという気持ちです。
また議員の不倫のニュースがありましたけど、ウチのほうは夫婦仲良く、一生懸命家族で頑張っていますので、もう大丈夫ですから。過去は過去で、これからしっかりやってもらいたいですね」
実業家として成功し、「ゲス不倫」の汚名を晴らすことができるか。
「週刊現代」2017年5月6日・13日合併号より
もう一つ、宮崎氏は東京の議員宿舎でお子さんと生活されているとのことだが、この会社は京都市伏見区に所在地があり、そして今回の「セミナ-」も京都市で行われる。伏見区は確かに元の選挙区だった京都府第3区に含まれているのだが……。
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