AV出演強要:路上スカウトの手口など
AVスカウトが無くならない理由 最もグレーな存在が回す「業界の闇」 - withnews(ウィズニュース)(2018年03月02日)
の要約。
路上スカウト
ダミーの芸能事務所
「AVとはひと言も言わず」
18歳から数年前まで、ほぼ毎日、街頭でスカウト行為
デリヘルなど風俗、キャバクラなど水商売、AV出演
声をかける時は「これから仕事ですか?」など「ナンパみたいにした」。摘発逃れの面も。
紹介料:女性収入の10~15%。
月収:平均50~60万円、月100万円を超えたことも4、5回、最高で月120万円。
※かなり高利(暴利と言ってもいいかも)。これを鵜呑みにして単純に考えると、女性の稼ぎは月に600万円ぐらいだから、毎月10人前後からは集金していたことになるか。出入りもあるはずなので、すると毎月何人ぐらい「スカウト」が成功していたのだろうか。あと、集金の方法も気になる。
新宿、池袋、渋谷、六本木、「スカウト通り」、池袋駅西口にあるファッションビル
しっかりお店で稼ぎ、自分にもお金を運んでくる女性
「稼げるお店にあわせ、ターゲットを狙い
新宿駅東口の決まったエリア
AVスカウトの成功報酬:企画→2万円、企画単体→5~12万円、単体→数十万円
芸能プロダクションのスカウトを偽装→「夢を見させるだけ見させた」
風俗店へのスカウトの場合:
連絡先を知った翌日にメールを送り、毎月末に必ず追加のメールを送ってフォロー
AVスカウトの場合
路上で声かけ・名刺渡し→女性からの連絡を待つ
芸能活動に強い夢を持つ人を手に入れる→芸能活動を少しだけさせる→ダメだからAVという流れ
例:女性をスカウト→1、2年後にAVデビュー
組織的にだます。
「単体クラスの女性にAVやりませんかと声を掛けても乗ってくる訳がない。芸能で全部通すしかない」
所属先のスカウト全員が同じ手口
プロダクション「AVと言わず、芸能事務所だと言って連れてきてくれ」と指示
スカウトの代表的な手口:芸能界とのつながりをアピール
「有名なモデルを育てた」「芸能人と親しい」などとうそを織り交ぜ、芸能界に興味のある若者に近づく
出演を拒否した場合→撮影の準備費用や違約金を盾に強迫。「自分の顔を立ててもらわないと困る」「サポートするから一緒に頑張ろう」などとしつこく説得
プロダクションの建前「スカウトがどんな勧誘をしているのかは知らない」→本当は組織的に女性をだましているケースも。
スカウトはウソがうまく、非常に巧みに芸能界に通じているように演じてくる。アイドルや俳優、歌手に夢を持つ若い女性につけ込むのがうまい
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全くその気がない人をだまし、時間を掛けて型にはめ、経済的・物理的・心理的に身動きが取れないようにして、嫌なことをやらせるという手法。
こういう手口はきっと古今東西にあって、そして日本でも性暴力の現場では昔からあり続けた手口であっただろう。だけれども、性暴力・性的搾取の被害者・犠牲者に対して「自己責任」とか「契約」だとか言って、強要・利用した側を免責する人が後を絶たない。
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